カフェ経営って儲かるの?客席15席ほどの小さなカフェの場合
こんにちは。現役Cafeファイターです!
Cafeファイターとは、カフェ経営で戦う人すなわち、
カフェ経営者のことです。(私が作った造語です)
私のカフェは客席15~18席ほどの小さいカフェです。
個人でカフェを開くなら、大体これくらいの規模ではないかと思います。
まず、この記事に辿りついた方は、カフェ経営が儲かるのかどうか、
そこを知りたいんですよね!
それは、はっきりと答えがあります。
経営センスと、やり方による!!!!
答えは本当にこれしかないです。
経営センスがあれば、儲けることは(だいぶ確率は低いですが)可能です。
でも、そういう答えが聞きたいのではない!?
具体的に!?
では具体的に答えていきます。
一体いくら儲かるの?その具体例を公開
まず、前提としては客席15席前後の小さな個人カフェの話です。
大手の大きなカフェは全く違いますので、個人カフェを経営したいという方のご参考になればと思います。
儲かってるかどうかは、売り上げで判断できない
その前に、売り上げと利益についてはご存じですか?儲かってるかどうかの判断は利益で見るものになります
売り上げから全ての経費(原料や、人件費、光熱費などその他カフェ運営に必要なお金)を引いて、手元に残ったものが自分の取り分となります。
自分の取り分をいくら残せるかによって儲かってるかどうかを判断できます。では、15席くらいのカフェの場合どのくらいの利益なら可能かご説明します。
月100万の利益は可能か?
絶対不可能とは言えませんが、ほぼ無理です。おおよそ無理です。
100万円の利益を残そうと思ったら、それなりの売り上げが必要ですが、
それなりの売り上げを上げるためには従業員もたくさん必要で、
人件費もかさみます。
また、100万円の利益を出すためには、長い営業時間も必要ですが、カフェとう特徴上、夜の集客はほぼ見込めません。
そういった関係からも、15席のスペースで自分が100万円を持って帰るということは不可能だと思った方がいいです。
月50万なら可能か?
難しいですし、一握りのカフェかもしれないですが、15席ほどの規模のカフェで、オーナーが月50万円持ってかえることは可能と言えます。
実際に私もできるときがあります。
でもできない時の方がほとんどです。
しかし私のお店の場合は、モーニングもない、日曜日も営業をしていないという、カフェにとっては儲けどきを営業していません。
(子供がいるため、今は子供優先と割り切っています)
その時間もしっかりと営業されているお店は多いと思いますし、
1%くらいの確率では50万を持って帰れるオーナーになることはできるのではないでしょうか?
決して不可能ではありません。(でも1%!!!!)
しかしかなりの経営センスが必要と言えます。
月25万なら可能か
このラインが一番知りたい現実的なラインではないでしょうか?
こちらは一握りではなく、健全に経営をできていれば十分可能です。
25万をコンスタントに持って帰れるオーナーさんも普通にいると思います。
正直、保険料を払ったり、開業時に借り入れがある場合は、これより低いと生活できるレベルではないので、ここがカフェを続けていくギリギリのラインとも言えます。
カフェの廃業率は、5年以内には約70%です。
とういことは30%のカフェ経営者は利益を出せているということになります。
ただ、大手も含まれた統計と言えますので、個人のカフェが5年以上生き残ってる確率は20%にも満たないと予想されます。
(どんどん増えているチェーン店などは、もちろん5年以上生き残る方にほぼ含まれると思いますので..)
その20%弱の個人カフェ経営者の中でも、元々お店の持ち主であったり、趣味でできるくらいの資産や退職金があるという富裕層も多くいらっしゃいます。(利益がなくても存続できる)
ということはゼロからのスタートで5年以上生き延びている個人カフェ経営者は10%程度だと思います。(予想の数字ですが、遠からずだと思います。)
周りを見ていただいても、個人の小さなカフェで10年以上続いているお店を想像することはなかなか難しいのではないでしょうか?
さて、その10%の中で、25万円を持って帰れるのはいったいどのくらいいらっしゃると思いますか?
すみません。公式に発表された数字が見つからないので、私もにもわかりません。
でもここまで絞れば、見えてきますよね。
ゼロから個人カフェを初めて、5年以上続けて手取り25万を持って帰れるのは、5%以内なのだと思います。
月15万円なら可能か
はい、それは十分可能です。ただ、生活はできません。
まず保険料だけで、手取りがもう12万ほどになってしまいます。
この手取りで生活できるという人は、もはやカフェに住む?くらいになってしまいます。
家賃を払っていたらもうすでにだいぶ厳しい生活なので、廃業という流れになってしまいます。
ただ、別に大黒柱がいて(例えば、夫がいる場合の妻や、父がいる場合の若い方など)、自分のお小遣い程度に利益を残せばいいのであれば15万円の利益でも続けていけると言えます。
カフェ経営は儲かるかの答え
以上、目安を出してみましたがいかがでしたでしょうか?
しかも以上の目安が、単発ではなく、永久的に続くということはとっても難しいことです。
私のカフェの場合も、いい時もあれば、悪い時もやってきて、波がなくなる時はありません。
少し油断すれば、もって帰るどころかマイナスの時もあります。
それが現実です。
とにかく、ずっとコンスタントに儲け続けるということはほんの一握りの方しかできないので、よっぽどのプランがない場合は、個人のカフェで儲けることはできないと思っておいた方がいいです。
「カフェ経営でかなり儲けることができるか」の答えは、1%以内の限られた人だけと言えます。
ただ、「カフェ経営は儲けるためではなく、生活していくための手段」と捉えること。
これが私の8年間カフェを経営してきた答えです。
自分に必要な、生活していくためのお金を稼ぐことなら1割くらいの方ならできるのではないでしょうか?
儲けることが目的なら、カフェ経営は選ばない方がいいです。
とにかく利益が薄いです。
儲けたいから、カフェ経営をするというのはほぼ間違いです。
一部のセンスのある方なら、小さいカフェでも大成功できると思います。
でも、実際そんな方は一握りです。
センスのある方というのは、自分でカフェの情景が描ける方だと思います。
他のお店にはない、
特徴的なものを提供して、
まあまあ高値でも売ることができて、
お客様を呼ぶことができる。
その自信がある方です。
逆にカフェをオープンした時、
素敵な空間を作って、
普通にケーキや、コーヒーを出して、
コーヒーをこだわって、、、、
そこくらいしか考えが及ばない方は、センスはないと言えます。
カフェを開業を検討されている方の指標になれば幸いです。
これからカフェを開業する場合はフランチャイズもひとつの選択肢に
私のカフェでは、個人で始められるフランチャイズを募集しております。
一人で始めるよりも、リスクを大幅に軽減することができます。
一人で始めるのが不安な方は、是非一度、こちらも読んでみてください。
カフェ開業を迷ってる方はチェック
果たして自分にカフェ経営の適性があるのかチェックできます。
「やりたい!」と「向いている」はまた別の話です。
まずはこちらの記事から、「個人カフェ経営者の適性」をチェックしてみてくださいね!