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ドリッパー・フィルターの種類と使い方

久々に珈琲器具について書いてみたいと思います。

このところあまり珈琲に関する発信をしてなかったので、何をネタにするか考えていたんですが、やっぱり、ネットショップをオープンするために珈琲の焙煎や試飲をすることが多かったので、その時に感じたドリッパーのことやペーパーフィルターのことを書くのがいいんじゃないかなって思いました。なので、ドリッパーやペーパーフィルターに対して感じたことなどを書きたいと思います。


ドリッパーの種類

ドリッパーの種類(基本的なモノ)は

  • 円すい

HARIO V60 02
  • 扇形(台形)

ニトリ 2つ穴扇形ドリッパー
  • ウェーブ

kalita WDG-185

があります。

一般的に使われることが多いのは、

  • 円すい

  • 3つ穴扇形

が多いような気がします。

扇形ドリッパーは、穴の数が1つのモノから4つのモノまであります。

ウェーブドリッパーは基本3つ穴なのです。ですが、Blue Bottle Coffeeさんのドリッパーは、見た目カリタのウェーブドリッパーと似た形をしているのですが、穴の数は1つです。

変わり種としては、ORIGAMIドリッパーというのがあります。

ORIGAMIドリッパー

このORIGAMIドリッパーは、見た目は円すいっぽい感じです。ですが、画像を見ていただくと大きな穴が1つあるのと、独特な形状なのでペーパーフィルタは何を使うのがいいのかって迷うかもしれません。

ORIGAMIドリッパーは、円すい、ウェーブフィルターのどちらのペパーフィルターも使えるのが特徴です。

また、変わり種ということでいうとマーナのドリッパーもちょっと変わった形をしています。

マーナ ドリッパー

このマーナのドリッパーは、円すい寄りな感じなんですが、よ~く観察してもらうと、珈琲抽出用の穴が小さく2つあるのです。また、見たままなのですが、使うペーパーフィルターは円すいドリッパーと同じものを使います。

珈琲系YouTuber、YouTube動画を投稿する珈琲業界関係者の間で話題になったのが、ダイソーのおこのみドリッパーです。

ダイソー おこのみドリッパー

通常ドリッパーというと、抽出速度で分けると

  • 遅い

  • 早い

のどちらかに分類されるます。ですが、このお好みドリッパーは、抽出速度を変えることができるのです。なんと、ドリッパーのしたの方に、抽出スピードを変えるための調節つまみのようなものがついているのです。このつまみによって、味のコントロールをお湯を注ぐスピード以外で行ってしまおうと、いうのが画期的じゃないかなって思います。

ちなみに、お好みドリッパーなんですが、マーナのドリッパーと同じで、円すいドリッパーの特徴である大きな穴がありません。なんですが、使うペーパーフィルターは、円すい形のモノを使います。

ドリッパーの素材

ドリッパーの素材は、

  • 樹脂製

  • 陶磁器製

  • 金属製

  • ガラス製

  • セラミック製

の5種類です。

各素材のドリッパーの特徴には、以下のようなものがあります。

樹脂製

ニトリ 2つ穴扇形ドリッパー
  • 季節や環境に合わせずに使える

  • お湯で温めなくても使える

  • 軽い

陶器製

ニトリ 陶器製ドリッパー
  • 保温性がいい

  • 重い

  • 見た目の高級感

  • 変形、変色に強い

  • 穴の大きさに個体差がある

  • 予熱が必要

<金属製>

kalita ウェーブドリッパー 155 S
  • 熱伝導率が高い

  • 抽出時の温度を一定に保ちやすい

  • 劣化しにくい

  • 落としても割れにくい高い耐久性

  • シンプルで光沢のある見た目がクール

  • ペーパーフィルターを必要としないモノもある

ガラス製

kalita WDG-185(ガラス製)
  • 見た目が美しい

  • 抽出過程を楽しめる

  • 熱伝導率がやや高い

  • 予熱が重要

  • 抽出後半の甘味や質感が強調されやすい

セラミック製

セラミック製ドリッパー
  • 数ミクロンの穴が無数にある多孔質

  • 遠赤外線効果とセラミックの力で水のカルキ臭や不純物を取り除ける

  • 目には見えない細かい網目で不純物を取り除くことができる

  • 雑味やえぐみを抑え、まろやかな珈琲が楽しめまる

  • ペーパーフィルターが必要ない

フィルターの素材

フィルターの素材は、

  • ネル

ネルフィルター
  • リネン

リネンフィルター

になります。

紙のフィルターは、ペーパーフィルターと言われていて、ドリッパーの形状に合わせて、

  • 円すい

  • 扇形

  • ウェーブ

と、あります。

ペーパーフィルターに関しては、淹れたての珈琲を提供してくれるお店で使われている、有名なメーカであれば、大概ドリッパーに合わせたモノを販売しています。

ペーパーフィルターには、

  •  漂白したもの(白色)

円すい形フィルター(漂白)
扇形フィルター(漂白)
ウェーブドリッパー(漂白)
  • 漂白していないもの(茶色)

円すいフィルター(みざらし)
扇形フィルター(みざらし)
ウェーブドリッパー(みざらし)

の2種類があります。

ペーパーフィルターは、材質が紙であるので、漂白有無に関係なくそれなりの匂いがあります。なので、ペーパーフィルターを使う場合に匂いをできるだけ避けるために、ペーパーリンス(ペーパーフィルターの湯通し)を行ってもらった方がいいと思います。

特に某メーカーのウェーブフィルター関して珈琲愛好家などの界隈では、

  • 紙の匂いが気になる

  • 珈琲の味に影響がある

なんて話が出ていたりします。

なので、ペーパーフィルターではなく、ネル、リネンのフィルターを使う人もいるくらいです。

ただ、ネルフィルターに関しては、保管方法が洗浄後タッパーなどに入れた水に浸けて保管するか、洗浄後タッパーなどに入れて冷凍保管することになるので、ひと手間だという人もいたり、いなかったりという感じです。

リネンフィルターは何度も使えて手軽なんですが、使い始めの時にリネン特有の匂いが気になるといったことがあるかもしれません。
そして、使用に関しては50回くらいは使えます。それに併せて、保管も水で洗浄して乾かしておくだけなので使いやすいとは思います。
(実際に使っていたのでよくわかります。)

まとめ

ドリッパーはおうちコーヒーを始められる初心者の人だと、樹脂素材のモノをお買いになるのがいいかと思います。

それに併せてフィルターは、多くのバリスタ、焙煎士がおすすめしているのは、漂白してある白色のペーパーフィルターです。
かくいう僕もペーパーフィルターは白の漂白済みのモノをおすすめします。

慣れてきたところで、ネルやリネンに変えるのもありかなって思います。

ドリッパーに関しては、おうちコーヒーを始める、始めたばかりの人であれば、円すい形を選んでもらうのがいいかなって思います。

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