円錐ドリッパーと台形ドリッパーでのコーヒー抽出の違いとは
今日も楽しいコーヒーライフをお過ごしでしょうか。
今回のテーマは
円錐ドリッパーと台形ドリッパーでのコーヒー抽出の違い
です。
皆さんは、コーヒーをハンドドリップでコーヒーを淹れる際にどんなドリッパーを使っているでしょうか。
僕は、大体が台形ドリッパーを使っています。円錐ドリッパーを持っていないわけではないのですが、どちらかというと台形ドリッパーを使うことが多いです。
それでは早速それぞれの特徴などを違いを見ていきましょう。
円錐ドリッパーはどこの会社が製造・販売しているの?
円錐ドリッパーは主に
コーヒーサイフォン株式会社
HARIO株式会社
株式会社三洋産業
が製造、販売を行っています。
コーヒーサイフォン株式会社の円錐ドリッパーの特徴は、リブが低い位置にしか入っていないところです。
それに対して、HARIO株式会社の円錐ドリッパーは、リブが高い位置まで入っていて、世界中で愛用されているといったところでしょうか。
また、株式会社三洋産業のフラワードリッパーは、その名の通り、内側のリブを見ると花びらの感じになっているのです。
円錐ドリッパーの製造、販売を行っているメーカとして代表的なメーカーはこの3社になります。
最近では、珈琲考具さんでも円錐型のワイヤードリッパーを製造、販売していたりします。
台形ドリッパーはどこの会社が製造・販売しているの?
台形ドリッパーは日本では主に
メリタジャパン株式会社
カリタ株式会社
が製造、販売を行っています。
メリタの台形ドリッパーの特徴は、1つ穴で浸漬式のコーヒー抽出方法を採用しているという点です。
カリタの台形ドリッパーの特徴は、3つ穴で透過式のコーヒー抽出方法を採用している点です。
台形ドリッパーというと、皆さんのご実家なんかにもあったりして、ご家族の誰かがコーヒーを淹れるのに使っていたなんてケースもあるのではないでしょうか。
最近では、100均の
ダイソー
セリア
CanDo
などでも台形ドリッパーを安く販売されています。
ダイソーやセリアなどで販売されているものは、台形ドリッパーの中でも4つ穴であるのでカリタさんと違って抽出スピードが速いという特徴があります。
また、台形ドリッパーには2つ穴のドリッパーがあったりします。 気になった方は、ネットで調べていただくとイイかもしれません。
円錐ドリッパーの特徴ってどうなっているの?
円錐ドリッパーは、陶器、磁器、樹脂で作られています。
皆さんが使われている円錐ドリッパーで多いのが樹脂製のものではないでしょうか。
円錐ドリッパーのとがっている部分を切り落とした感じで、大きな穴が1つある見た目になっています。
リブについては、メーカーごとに違っています。
コーヒーサイフォンの円錐ドリッパー
KONO式円錐ドリッパー コーヒーサイフォンの円錐ドリッパーは、社長さんのお名前が河野さんということもあり、KONO式と呼ばれています。このKONO式の円錐ドリッパーの特徴は、
シンプルな円錐型
大きな1つ穴
内側のリブが低い位置にしか入っていない
なので、HARIOさんのドリッパーと比較されることも多く、少しテクニックが必要かもしれません。
HARIOの円錐ドリッパー
ハリオ式珈琲V60 Dripper HARIOの円錐ドリッパーは、円錐ドリッパーの標準になっていたりします。特徴は、
シンプルな円錐型
大きな1つ穴
内側のリブが高い位置まで入っている
なので、3分以内に抽出ができれば、美味しいコーヒーが淹れられるようになっています。
三洋産業の円錐ドリッパー
有田焼円すいフラワードリッパー(ホワイト) cup4〈2~4杯用〉 三洋産業の円錐ドリッパーのはフラワードリッパーという名前がついています。このフラワードリッパーの特徴は、
大きな1つ穴
リブの形状が花びらの形をしている
リブの花びら形状により、ネルのようなふくらみを実現できる
有田焼円すいフラワードリッパー リブ画像 なので、なめらかでコクのある珈琲が抽出できるようになっています。 といった感じなっています。
台形ドリッパーの構造ってどうなっているの?
台形ドリッパーも円錐ドリッパー同様、陶器、磁器、樹脂で作られています。
また、メーカーごとに穴の数が違っていたりします。
メリタの台形ドリッパー
メリタ式1つ穴台形ドリッパー メリタのドリッパーの特徴は、
シンプルな台形型
小さな一つ穴
低めの位置に入っているリブ
ドリッパーの側面に杯数分の目盛りが付いている
1杯用、2杯用、4杯用でドリッパーに表示目盛りの数が違う
ドリッパーなのに抽出方法が浸漬式である
なので、その目盛り通りに入れれば、後はお湯を継ぎ足したりといったことをしなくても美味しい浸漬式のコーヒー抽出ができるようになっています。
カリタの台形ドリッパー
カリタ式磁器製(波佐見焼)台形ドリッパー カリタの台形ドリッパーの特徴は、
シンプルな台形型
小さい3つ穴
1杯用と2杯~4杯用でドリッパーの大きさが違う
「の」の字を書いてお湯を注ぐ
なので、メリタのドリッパーを使うよりかは、テクニックが必要かもしれません。
円錐ドリッパーでのコーヒーの淹れ方どうやるの?
円錐ドリッパーでのコーヒーの淹れ方は、
コーヒー豆を中挽きにする
湯温を90℃前後にする
お湯をコーヒー粉にかけて蒸らす
抽出したいコーヒーの量に合わせて、何回かに分けてお湯を注ぐ
これで、美味しいコーヒーが淹れれます。
ですが、湯温を90℃前後したのは、コーヒー豆の焙煎度合いによって湯温が変わってくるからです。
湯温に関しては、好みになるのでいろんな温度帯でコーヒーを淹れてみて、ご自身の美味しいと思った温度帯にすることをオススメします。
代表的なHARIOのドリッパーを使った淹れ方(HARIOの公式)の動画をあげておきます。
台形ドリッパーでのコーヒーの淹れ方はどうやるの?
台形ドリッパー(カリタのドリッパーの場合)でのコーヒーの淹れ方は、
コーヒー豆を中挽きにする
湯温を90℃前後にする
お湯をコーヒー粉にかけて蒸らす
抽出したいコーヒーの量に合わせて、何回かに分けて(3回~4回を目安に)お湯を注ぐ
カリタの公式の淹れ方では、落としきりにはなっていません。
淹れたいコーヒー量がサーバーに淹れれた時点でドリッパーをあげるようになっています。 カリタ公式のコーヒーの淹れ方動画をあげておきます。
台形ドリッパー(メリタのドリッパーの場合)でのコーヒーの淹れ方は、
コーヒー豆を中挽きにする
お湯を沸騰させ一呼吸おく
お湯をコーヒー粉にかけて蒸らす
お湯を入れたいカップ数の目盛りお湯を注ぐ
メリタの公式の淹れ方は、落としきりになっています。
なので、様子を見ながらコーヒーがサーバーにはいった時点で終了となります。
メリタ公式の淹れ方動画をあげておきます。
まとめ
メリタ以外の台形ドリッパー、円錐ドリッパーは、大体コーヒーの抽出方法が似ています。
ちょっとした違い、ちょっとしたテクニックでコーヒーの味が変わってくるのは変わりません。
なので、最初に選ぶのはどちらでも構いません。
ですが、台形ドリッパーは、ドリッパー自体がコーヒー抽出の速度をコントロールしてくれるのに対し、円錐ドリッパーは、コーヒーを抽出するあなたご自身が抽出の速度をコントロールしなければいけないので、コツがいるかもしれせん。
僕個人としては、初心者の方には、台形ドリッパーでおうちでコーヒーを淹れる楽しさ、美味しさを楽しんでもらった上で、円錐ドリッパーを使い始めてもらった方が良いかなって思っています。
ダイソーであれば、
コーヒーミル
ドリッパー
ペーパーフィルター
サーバー
などが1,000円以内で揃えられるので、楽しいおうちコーヒーを始めてもらえたらと思います。
僕自身もダイソーのコーヒー器具を使っておうちコーヒーデビューをしたので、初めてにはもってこいです。
それでは、楽しいコーヒーライフをお過ごし下さい。