【今日、"乾いてる"?】第8節・SDエイバル戦|10/31(土)5:00キックオフ
Buenas(ブエナス)!
カディス・ジャパンのマッチプレビュー担当、のぐてぃえれすです。
※「何者」なのか、自己紹介はコチラにあります
■エイバルについて
今シーズン、新たな日本人選手である武藤嘉紀選手が加入して俄然我が国からの注目度が高まっているエイバルとの一戦です。
乾貴士選手は2015/2016シーズンに加入後、ベティスとアラベスへの移籍を経て2019/2020シーズンからは再びエイバルに復帰して5シーズン目を迎えています。
エイバルは1940年にクラブ創立以降、2014/2015シーズンに初めてプリメーラ(=トップリーグ)に昇格を果たし、トップレベルのリーグでの挑戦を続けています。
決して規模も財政的にもビッグクラブとは言えないエイバルですが、プリメーラ昇格以降は戦力の拡充のみならず、積極的にマーケティング戦略を行い乾貴士選手を獲得後、2017年には当時のGD(ジェネラル・ディレクター)が日本市場開拓の為に来日していました。
そういう意味では、カディスも運営や戦略面などで非常に参考になるプリメーラにおける先輩的なチームと感じています。
■エイバルの注目選手
エイバルでの注目選手はやはり日本人で最もラ・リーガのプリメーラで出場数を誇る乾貴士選手を挙げたいです。
日本でも屈指のテクニシャンであり、世界でも有数のテクニカルなラ・リーガでもその存在は光っています。
加えて、チームに求められる攻守への献身性も、長くリーグに身を置く中で磨きが掛かり、確実に貢献を果たしています。
今シーズンは開幕から今まで7試合連続スタメンを続けており、カディス戦でも活躍が予想されます。
乾選手はシーズンオフ、帰国時の毎夏をセレッソ大阪の練習場でコンディション調整を行っておりますが、その時期になると一部のセレッソ大阪サポーターの方々から「乾いてる」とのツイートが散見されます。
最初、夏だから何かが「かわいてる」という意味かなと思っていたのですが、関西弁で「乾選手がいる=いぬいいてる」という意味だと分かりました。
カディス・ジャパンが関西弁でにわかに注目を集める遥か前から、本家本元のセレッソ大阪サポーターの間で、乾選手に纏わる関西弁エピソードを見ていました。
試合中、カディス・ジャパンからどんな関西弁飛び出すかも、注意深く見守りたいと思います。
■エイバルの注目選手(もう一人!)
同じくエイバルのペドロ・レオン選手も注目選手の1人です。
レアル・ムルシアの下部組織出身でレバンテ、バジャドリー、ヘタフェを経て2010/2011シーズンにはレアル・マドリーに在籍していました。
不運にも当時の監督であるモウリーニョと馬が合わず、わずか1シーズンでヘタフェに復帰する形になりましたが、その後のヘタフェでは再び活躍を続け、2016/2017シーズンからエイバルに加入しました。
右サイドアタッカーとして若かりし頃から比べるとスピードは落ちましたが、ベテランらしく円熟味が増したプレーでチームのを支えています。
個人的なエピソードとしてもペドロ・レオンとの思い出がありまして、ヘタフェ在籍時代に練習場で彼に会った際、サインを貰った時に誤って彼の乗るフェラーリのシートの隙間にサインペンの蓋を落としてしまったのですが、笑いながらシートをずらし、蓋を一緒に探して貰ったことがありました。
彼の優しさに触れたひと時でした。
皆さんもペンの蓋の取り扱いにはご注意ください!
■今節のカディス注目選手
今節のカディスの注目選手はCBのファン・カラ選手です。
セビージャの下部組織出身で、2013/2014シーズンにはヨーロッパ・リーグ制覇を経験。
リーガの各チームを渡り歩き、AEKアテネ、カーディフ・シティ、河南建業など海外チームでのプレーも経験。
2019/2020シーズンからカディスに加入しました。
背番号16番の選手は185㎝と決して長身ではないですが、フィジカルと鋭い読みを武器に堅守を誇っています。
走力は決してトップレベルにはありませんが、チーム戦術的にもゴール前を密集して守るチームスタイルの中でうまく対応しています。
左サイドバックのパチャ・エスピノ選手が上下を繰り返す中で空いたスペースのケアにも注意を払い、チームの危機の芽を摘み取っています。
どうしても守備の時間が長いチームの中で忍耐強くボールを跳ね返し、ここまでのカディスの躍進の立役者の1人です。
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