【香川・愛媛1人旅】敢えて遠征するぽこぴーの回覧板
はじめに
私が注目しているVTbuerコンビ「ぽこピー」のイベント「ぽこぴーの回覧板」が香川県で開催されるということで、二泊三日の旅行を計画しました。せっかく四国に行くならと、通算で四国の4県すべてを制覇できることもあり、香川県の後に愛媛県を巡るプランを立てました。
1日目:高松観光と「ぽこぴーの回覧板」
高松到着後、まず向かったのは「うどんバカ一代」です。12時少し前で、店はかなり混んでいましたが、回転率が非常に良く、10~20分で席に着くことができました。「釜バターうどん」を食べてきました。罪の味がします。今度からうどんにはバターも入れようと思いました。
次に向かったのは屋島です。屋島は小高い山になっています。源平合戦で那須与一が扇の的を射抜いた場所があり、またアニメ「エヴァンゲリオン」のヤシマ作戦の「ヤシマ」もここから来ています。屋島からの景色は絶景で、市街地や瀬戸内海の島々、そして「鬼ヶ島」とも呼ばれる女木島も望めました。「かわらけ投げ」という願掛けもできます。屋島寺には駒狸もいます。四国は狸の話が多いように感じます。
屋島には「やしまーる」という施設があり、現代的な建築が面白そうだったので見に行きました。近くの「れいがん茶屋」では、窓際の席で絶景を眺めながらカフェラテを楽しむことができ、心地良い時間を過ごしました。本当はやしまーる内にある「やしまーるカフェ」で「太三郎たぬきのケーキ」を食べれるのですが、「れいがん茶屋」と混同してしまい、取り扱いが終了したのだろうかと勘違いしてスルーしてしまいました。後で、やしまーるカフェと、ケーキの供給元であるボルドー洋菓子店の両方に電話してみたのですが、どちらも売り切れていました。人気みたいです。
その後、高松市内に戻り「ホテル川六エルステージ高松」にチェックイン。付近にレンタサイクルのHELLO CYCLINGがあったので自転車を借りて商店街を巡りつつ、早めの夕食に骨付鳥を食べようと有名店「一鶴」に向かいましたが、開店前から長蛇の列で断念。代わりにサンポートの海辺で美しい夕日を眺めたり、灯台までサイクリングして、頭が空っぽになるような時間を過ごせました。
夜はお待ちかねの「ぽこぴーの回覧板」に参加。2024年4月から始まったイベントツアーも通算6回目の公演となり、これまでよりもさらにパワーアップしていて、アップテンポな楽曲「TwinTurbo」に合わせて香川県にちなんでうどん踏みをしたり、参加者がピーナッツくんの相棒である「チャンチョ」にお悩み相談できるコーナーがあったりして盛り上がりました。朗読劇のようなパートでは、開催地にちなんだ話題から話を広げようとするのですが、うどんに引きずられ過ぎて話が広がりそうで広がらない感じもおかしかったです。運よく前方の座席に当たり、間近でパフォーマンスを楽しむことができて嬉しかったです。
終了後、再び街を散策しましたが、遅い時間帯だったため開いているお店が少なく、最終的には京風のお店「おばんざい やいち」で遅めの夕食をとりました。期待していたおでんは売り切れていましたが、美味しいおばんざいと炒飯をいただけました。ホテルに戻ってからはサウナと無料のマッサージチェアで疲れを癒しました。
2日目:愛媛へ移動と道後温泉
朝食はホテルのバイキングで、おでんやその場で作ってくれるオムレツなどを堪能。出発してすぐに、前日に叶わなかった「太三郎たぬきのケーキ」を求めて「ボルドー洋菓子店」へ。ひと昔前にたぬきのケーキが流行ったらしく、レトロなものとして置いているそうです。この見た目で食べてしまうのはなかなかの背徳感があります。
その後、回覧板に出てきた、観覧車のある本屋さん「宮脇書店」と「ヤドン公園」へ。公園にはヤドンだけでなくシェルダーのオブジェもありました。そういえばヤドンの進化系はシェルダーに噛みつかれた姿なのでした…。
本当は天空の鳥居で有名な「高屋神社」に行く予定でしたが、雨が強く断念。代わりに「観音寺」というカステラ生地に白あんが入ったお菓子が美味しいと聞き、老舗の和菓子店「白栄堂」へ。しっとりとしていて食べやすかったです(写真は撮り忘れ)。
お昼は中華のローカルチェーン「チャイナハウスすけろく」が経路沿いにあったのでそこで食事をと考えていましたが、目当てのお店は臨時休業。仕方なくコンビニの軽食で済ませて道後温泉へ直行しました。「ホテルパティオ・ドウゴ」にチェックイン後、「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」へ。待ち時間もほとんどなく、1階は内湯だけでなく露天風呂やベンチもあってゆっくりできました。2階の座敷で過ごせるチケットを選び、湯上りにお茶と茶菓子をいただきました。
温泉の後は、「丸水」の鯛めしで天然と養殖の真鯛を食べ比べました。商店街を散策中、蛇口からみかんジュースを注いで楽しめるお店「愛媛の食卓1970」を発見。蛇口が多数並んでいる様子は圧巻です。バイキング形式でみかんジュースの飲み比べができ、風味の違いを楽しみました。その後は「道後ミルクチーズケエキ」のまるごとみかん入りのチーズケーキを食べたり、「坊っちゃんカラクリ時計」のライトアップに遭遇したり、「だがし家ちゃりんこ」で全種類の8割くらい置いてあったうまい棒を買い漁りました。
3日目:下灘駅と松山観光
早朝に起きて、道後温泉本館へ。こちらの1階は内湯のみでシンプルでした。歴史ある建物の中でプロジェクションマッピングを用いて床に案内が表示されているところに新旧の調和を感じました。ホテルの浴衣を着て外を歩くのも風情がありました。入浴後は朝食をとり、散策にでかけ、「圓満寺」や「湯神社」、そしてまた商店街を巡りました。
チェックアウト後は、「霧の森菓子工房」で「霧の森大福」を購入。抹茶の風味が濃厚でした。その後、「パンメゾン」という塩パン発祥のお店へ。焼きたての塩パンは口当たりが軽くほのかな甘みがあり、思わずおかわりしたくなる美味しさでした(2~3個買っておけばよかった…!!)。
次に、「道の駅 ふたみ」で電動アシスト付の自転車を借り、絶景スポットである「下灘駅」と「三島神社」へサイクリング。海沿いの道を走るのはとても気持ちよく、天気にも恵まれ最高の時間を過ごせました。自転車で20分ほどで到着した下灘駅では、駅のホームのベンチから海が一望できるというのがまず「こんな風に電車を待つ高校生活がありえたのかもしれない」などと想像するとエモいです。駅のホームと地続きで畑があるのもエモポイントです。駅前の移動式カフェでカフェラテをいただき、たまたま出張販売していたお菓子屋さんでイタリアのクッキーも購入しました。「魔女の指」というクッキーが呪術廻戦に出てくる宿儺の指みたいで面白いです(シナモン風味の固めのクッキーです)。
三島神社へは急な階段を登る必要がありましたが、中腹からの海の眺めは絶景でした。せっかくなので頂上まで行き、お祈りしました。
時間に余裕があったので、松山市内に戻り、「いよてつ髙島屋」の屋上にある観覧車に乗りました。外装がすべて透明なシースルーゴンドラは全方位が見やすいのでおすすめです。下を見ても骨組みがあるだけなので怖くないです。最後に、地下フロアで「三津浜焼き」を見つけたのでいただき、旅の締めくくりとしました。
おわりに
当初は瀬戸内の島々を横断する「しまなみ海道」まで足を伸ばすことも考えましたが、移動時間を考慮して今回は断念。その代わりに下灘周辺でゆっくりと過ごすことができました。道後温泉での滞在は、早めにチェックインして温泉や街歩きを楽しむという、目的地を次々に巡る弾丸旅行とは一味違う時間の流れを感じられ、とてもリフレッシュできました。