就活「服装自由」のうそほんと?
就活の服装は、リクルートスーツが定番!な時代は終わりました。企業のインターンシップや面接では「自由な服装で」「自分らしい服装で」来てください、とわざわざ書いてあるところが多くなっています。
服装自由って、どういうこと?という方のために真相を書きます。
自由の定義を間違うな
服装自由って聞いたら、何を身に着けますか?
「自由なんだから仮にパジャマでもいいってことでしょ」
「自分らしく、好きなブランドで固めて気分あげよ」
「自由って言ってもキレイ目がいいんじゃない?」
「そうはいっても絶対スーツの方がいいでしょ」
大学生にアンケートを取ると、人によって「自由」の捉え方が違うことがわかりました。
自由の定義って幅広いですが、個人の価値観が服装にでることになるので、成功する人と失敗する人に分かれる気がします。
自由って言っているのに、自由じゃないなんておかしい、という声も聞こえてきそうですが、何を基準にした自由か?について考えてみるとよさそうです。
自由の基準は相手視点
では、何を基準にした自由なのか?について考えてみましょう。
相手に好印象を持ってもらうことが必然的なので、自由の基準を「相手の視点」にすることです。相手の視点にするというのは、自分が思う自由の基準ではなく、相手が考える自由の基準に合わせるということです。つまり、いくら自由といわれても自分の服装が「自由すぎでしょ」と相手に思われたらだめだよね、って話です。
電車で乗り合わせる人に対して、自分の服装が気にいられる必要はありません。でも、就活は相手に「良さそうな人材だ」と評価されることが必然なので、相手の基準を知るということが大切なんですよね。では、相手の基準とは何かというと、社会人として求められる常識の枠組みの中の「自由」です。基準の目安として、社会人は当たり前の常識として「TPO」の意識が求められます。
※「TPO」とは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)の頭文字を取った略語であり、時と場所、場合に合わせて行動や言動をわきまえることの意味で、ビジネスマンとして身につけておきたい概念
例えば、ある商品を売る営業の仕事で、スウェットにサンダル履きの服装をして「この商品はこんなに素晴らしい」と真面目に力説しても、誰にも信用されません。なぜなら、信用たる人間に「見た目」が映らないので聞く耳も持ってもらえないから。(よく、オレオレ詐欺で捕まる犯人も、体に合っていないスーツを着ていて不審がられ通報されて逮捕につながった、などありますよね、それと同じ!)
特に就活のOccasion(場面)はどういったことでしょうか?
就活って、いわば短かれ長かれ企業と「契約」する前提のオフィシャルな場面なんですよね。なので「くだけすぎた自由」を感じさせる服装は絶対に避けるべきです。
相手はどんな服を着ているだろうか?
企業の採用担当者はどんな服装をしているでしょうか?自由な社風な企業であっても、スウェット上下なところはないでしょう。それはオフィシャルな契約が前提の場だからです。ですので、遊びに行くわけではない「自由」「自分らしさ」であることを踏まえた服装をしていくべきですね。
例えば、相手が襟付きのシャツを着ているのなら、自分も襟付きにする、といった合わせ方が正解だと心得るといいです。
避けた方が絶対に良い服装
この記事を読んでいる方には、ぜひ服装で失敗してほしくないので、避けた方が絶対にいい!と私が考える服装についてかきます。
スウェット、デニム、パーカー、オーバーサイズの服、腰履きのパンツ。夏は、Tシャツ一枚だけとか、ショートパンツを選ばないこと。膝が全部見えるスカート、床につきそうなくらいのロングスカート、ヒラヒラとしすぎるフレアスカートも避けましょう。
普段、着ていることが多いこれらのファッションは、就活には適さないので注意です。特に、最近はやりの、丈が長すぎる、手が袖で隠れる、などオーバーサイズのデザインは「ダラッと感」が出てしまい、マイナスな印象につながりやすいので避けるのがおすすめです。
様々な企業の採用者と話をする機会がありますが、実は服装のレベル感は企業のカラーによって千差万別です。アパレル系なら、扱っている商品を身に着けるなど自由なセンスが好まれますが、一般的な業種では自分の好きなファッションで身を固めると失敗します。
何着ればいい?
あれもダメこれもダメと言ってばかりですが、では何を着ればよいかというと、オフィスカジュアルと呼ばれる服装を選ぶといいです。雑誌などで仕事着として紹介されているものはどんな服装かを見てみるとよいです。
検索してみればわかると思いますが、共通して必要なのは「キチンと感」です。人として「きちんと」見られたいですよね。色は派手過ぎず、柄ものではないもの、流行にとらわれないBASICなスタイルを選んでいくと失敗しません。
高い服を買う必要はないです。安いシャツを着るとしても、自分の体のサイズにあっていて、丁寧にアイロンをかけるだけで印象は変わります。
簡単に就活の服装についてまとめてみました!
参考になればうれしいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?