タクシー運転手から学ぶ会話の盛り上げ方
先日タクシーを利用したとき、ある場所についてちょっとした質問をした時のこと。
一つだけ聞いただけだったのに「あそこに入っている〇〇って店はわざわざ銀座から引き抜きで誘致した」とか「〇〇ってワインバーは遠方から来る人もいるくらい人気」「あそこは国土交通省の管轄だから・・・」などなど1つ聞いただけなのに100も答えてくれる勢いだった。
最初は「なんだかすごいおしゃべりな人だなぁ」と引き気味だったのですが、気がついたら最終的には「そうそう、じゃアレはどうなんですか?」と超がつくほど前のめりで会話を楽しんでいる自分がいました笑
これまでにもおしゃべりなタクシーの運転手さんにお会いしたことはあるけれど、会話にのりきれず運転手さんとの会話がストレスに感じることが多かったのですが。
この運転手さんと話していて、「初対面の人を楽しませるためには相手に必要な情報を確実に伝えることが必要なんだ」と思い知らされました。
知りたい情報を教えてくれる人には好意を持つ
これまでもおしゃべりな運転手さんには何人もお会いしたことがありますが、決定的に今回の方が違うのは「相手の必要な情報を察知している」ことです。
相手が必要な情報とは
相手が話す内容から、
何が知りたいのか
どんなことに興味があるのか
どういう思いをもって話しているかを徹底的に探ったうえでの情報です。
自分が知りたいことにビンゴした情報だと「なになに?もっと聞きたい!」ってなりますよね。そうなるとうれしくなって会話は盛り上がっていきます。
別に知りたくもない情報と超知りたい!と思う情報はちがう。
人やその時の状況によって、何がヒットするのかをリサーチしながら伝えることって大切です。
相手の話から知りたい情報を整理する
「僕は前職にこんなことをしていてね。○年前はこうでああで・・・」
「うちにも孫がいてね、この前もこんなことがあったり、あんなことがあったり・・」
というような話を延々と話すタクシーの運転手さんにお会いしたことがあります。
おそらく場を和ませたい、という思いで話をされたのかと思いますが、こういったひとりよがりな情報は、相手にとってストレスになりますよね。疲れていたりするときは特にその時間が拷問になります、、、
「ああ、なにか話さなければ」と焦ってしまったりすると自分の話ばかりになりがちな気がします。
自己中心的な話にならないようにするためには、相手の話をよく聞くこと。
相手の話す内容を聞いて、相手を理解することって大切です。
恋愛下手なひとってこういうタイプが多い気がします。
引き出しを多くすると会話が盛り上がる
タクシーの運転手さんって、いろんなことを知っているベテランとそうではないことが多い新人さんとでは大きな差があると思っています。
相手の話を聞いて、相手が欲している情報がなにか整理できても、そのことについて自分が伝えられる量が少なかったら、会話が続かなくなったりして会話は盛り上がらないものですよね。
すこしでも人と関わる仕事であれば、それに付随する情報をたくさん持っている人が相手との会話を弾ませます。知っている情報が多ければ多いほど、その中から相手にあった情報を伝えられて好感をもたれたり、評価されることにつながるものだと思う。
仕事でも恋愛でも言えることかもしれません。
自分が増やすべき引き出しは何なのかを見極めて、その守備範囲での引きだしをパンパンにしていくことがポイントだと思います。
初対面の人に「なにか話さなきゃ」と焦ってしまったときに思い出して見てください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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