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通勤服を10着で着回したら人生が豊かになった話|時短×オシャレ=ご機嫌社畜ハック

「毎月の通勤服を10着で着回す」と決めて早5年。

朝のコーディネートに悩む時間を減らし、ファッションを効率化した私の10着ルール。毎日の通勤服選びを失敗なくストレスフリーにするだけでなく、人生を豊かにしてくれたので紹介するね🫶




慌てて家を出たら残念コーデになる社畜

社会人になってから、「朝、通勤コーデを考える時間がない…!」と感じることが多かった。私は朝が弱い。その上、計画性もない。通勤コーデを前日に考えることもなければ、毎朝早く起きてコーデを考える丁寧に余裕もなく。

天気予報で雨が降るのかと気温だけを聞き、天候に合わせてクローゼットに並んだ服をエイッと引っ掴む。通勤コーデガチャを毎朝回していた。

ふと、通勤中にビルの窓に反射した自分の姿を見る。通勤コーデガチャ大成功の日はウキウキ。「今日の私、いい感じ!」と気分が上がる。こんな日もある。

が、通勤コーデガチャ大失敗の日。服の組み合わせのチグハグさや似合ってなさに愕然とする。「思ってるんと違う!」「こんなはずでは!」とガッカリ。会社に着く前にテンションが下がる。

そんな「やっちまった日」に限って急な飲み会のお誘いが。飲み会では「私の服を見ないで!」と縮こまってしまう。私のことは気にせず、唐揚げに添えられたレモンのことでも考えておいて!レモンは勝手にかけずに「レモンありますね」が正解だから!ミゾミゾする!(カルテット脳)

🙈🙈🙈

10着ルールの誕生

5年ほど前、ちょうどコロナ禍に入った頃。不要不急はアカン!というご時世柄、お出かけや遊びに行けなくなる。……暇である。それまでケアできていなかった家の中や日々着る服に興味が向いた。

ある冬の日、クローゼットと向き合った。服がパンパンに詰まったクローゼット。大量の服の中から、ごく一部の服ばかりを選んでいるのに気づいた。

「最近この服しか着てなくない??」

シンプルで組み合わせやすく事故らない、自分によく似合う服だけがヘビロテされている。

ヘビロテ服を数えてみるとトップス5着、ボトムス5着。

たくさんの服が並んでるから悩む。けど、結局着る服はごく一部。

ヘビロテ服だけを選択肢にすればよくない?
☁️👼天啓👼☁️

こうして始めたのが「10着で着回す通勤服のマイルール」。


「10着で着回す通勤服のマイルール」

私の通勤服のマイルールは
一、トップス+ボトムス10着を1ヶ月間着回す
二、毎月10着の通勤服を衣替えする

これだけ!

もちろん、アウターとか小物は別にある。

「仕方なく同じ服ばかり着てしまう」のと、「お気に入りの服だからたくさん着る」のは、服を繰り返し着ている事実は同じでも、全く気分が違う。

10着ルールを始めてから服選びがグッと楽になったし、コーデに失敗することも無くなった。楽しく通勤服が着られるようになった。


▶︎なぜ10着か

着回す通勤服はトップス5着、ボトムス5着の合計10着。

これは私が平日にオシャレが洗濯する余裕のない社畜だから。

暑くてあまりにも汗をかいたり、焼肉でとんでもない匂いが付いたりしたら平日でも洗う。が、基本的には「週末にまとめて洗えるし」という心の余裕を保つために、月〜金の5日間分は持っておきたい。

だから、10着は必要。

トップス5着×ボトムス5着があれば、単純計算で25通りのコーディネートができる。1ヶ月の通勤日は20日ほど。お気に入りの服やコーデは何度着ても気分がよく、全然飽きない。

だから、10着あれば十分。


10着を選ぶ基準

▶︎大前提と三つの条件

大前提は心地よくいられる服。私にとっての心地いい服とは、「健やかに過ごせる気候に合った服」「通勤で浮かないけど、自分らしくいられる服」。

そのうえで、
1. 組み合わせやすいもの
2. 着心地がいいもの
3. 洗濯が楽なもの
この3つを意識して選んでいる。

特に「組み合わせのしやすさ」は色と形が鍵。

ベーシックカラーを決めて買う色を絞ることで、どれを組み合わせても統一感が出る。私のベーシックカラーは黒・白・ベージュ。逆にネイビーは買わない。好きな色だけど、黒との合わせが難しいので。

黒×ネイビー、雑誌で見ると可愛いのに、私が自分でやるとうまくいかない😇

形は、組み合わせが限られる個性的なものは避け、自分にとっての定番の形ばかりを選ぶ。

自分のベーシックカラー×自分の定番の形の服ばかり選ぶと、同じような服ばかりが集まってくる。これは詰まらないことではなく「自分のスタイルがある」ってこと。似たような服上等である!



▶︎本当に必要な服を見つける

「お気に入りを揃える」ためには、妥協しないことも大事。

服がセールになっているとつい欲しくなる。セールになっている時点でサイズや色の選択肢が減っているので、色がちょっと使いにくそうとか、サイズがちょっと合っていないとか、セール品にはそういう違和感がありがち。「でも、安くなってるし欲しい!」と少しの違和感には目を瞑って買ってしまいたくなる。が、そういう物欲はグッと我慢。

セール品はお得。だけど、何度も着る通勤服。毎回「色が合わないな…」「サイズがちょっと…」とモヤりながら着るのは服にも悪い。

「買う理由が値段なら買うな。買わない理由が値段なら買え」とは偉大なる先人のお買い物名言。(この名言に盲目的に従うと、高くても欲しけりゃ買えることになるので、破産する諸刃の剣でもある。)

セールの魔力に負けず、本当に自分にとって心地いい服を探すのも、楽しみのひとつ😌


10着ルール、5年目のアップデート

10着の通勤服を毎月衣替えすることで最適な服で過ごせるーーそんなルールでやってきた。が、5年もやってみると「おや?」と違和感を感じることも。社畜として培った改善力を発揮して、ルールをパワーアップさせたよ。


▶︎年中着る「クローゼットの軸の服」

通勤服は季節ごとにガッツリ入れ替えていた。けど、季節を問わず活躍するアイテムがあるのに気づいた。

例えば、去年から着ているニットタイトスカート。適度な厚みの生地だから、夏でも冬でもOK。夏は普通に履けばよく、真冬はヒートテックのハイソックスを合わせれば寒さも問題ない。思い切って年中着ることにした。

季節を問わず着られる服があれば、それがクローゼットの軸になる。

もちろん季節ごとのファッションは楽しみたい。けど、年中着られる軸になる服があると、自分のスタイルを保ちやすい。どの季節の服も、軸の服との組み合わせを目安に選べばいいから。


▶︎衣替えの頻度の最適化

冬服・夏服の期間、殆ど通勤服が変わらないな…?と薄々気づいていた。

試しに何をいつ入れ替えているのか、過去数年分の通勤服を振り返ってみるとこんな感じ。

どうやら、冬の間と夏の間は服の入れ替えがほぼない。

思い切って、1・2月と7・8月は衣替えしないことに。これで衣替えの手間が減って、よりストレスフリーに。

「やらなくていいこと」を増やすのは時間と余裕を生み出すコツ。

一度決めたルールを守ることには固執しない。ルールを決めるのは快適に過ごすためであって、守るためではない。

ルールは自分に合わせてしなやかにアップデートするのが大事。実践と調整を繰り返しながら、本質を見失わずに自分に最適なスタイルを磨いていきたいな😌


ファッションの効率化で、人生が豊かになった

この4年間で、通勤服のルールは単なる「時短術」ではなく、日々の幸福度を高めるものに進化。

通勤服のルールを決めたことで、ファッションにかける時間が減った。朝コーデに悩む時間はもちろん、通勤服の買い替えも「10着の中の1着がダメになったら入れ替える」形で自動化。結果として、日頃服について考える時間がどんどん減った。

10着ルールを始める前は、ZOZOTOWNやアイルミネのランキングを見ながら、毎日何時間も服選びに費やしていた。服は好きだから服を見るのは楽しいけど、悩み続けるのはちょっとしんどい。

今は、「お気に入りだけを揃える」という考え方にシフトしたことで、服に使う時間が減った。その分、アート鑑賞・読書・映画・旅行など、自分を豊かにすることに時間を使えるように

通勤服を絞ったことによって、人生の選択肢が広がった。

もちろん服は好きだからウィンドウショッピングはめちゃめちゃするけど、「着る服がない!何か買わなきゃ!」という焦りはない。「可愛いものを見るって幸せ〜!」というハッピーな気持ちで眺めている。着る服はもう大体足りているから。


これからのファッションとの向き合い方

服の数を減らしたことで、お気に入りのものを何度も使う幸福感を覚えた。

「少しずつ、自分の宝物と思えるアイテムを揃えたい」という気持ちも生まれ。節目節目の自分へのプレゼントとして、バッグやジュエリーを細々と集めている。

ハイブランドのバッグは一生使えるかというと、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、数万円のバッグをいくつも持つより、本当に気に入ったものを大切にして、長く持つほうが私は満足できると気づいた。

私は二十代の頃はハイブランドへの興味があまりなかったし、知識なんて全くなかった。あの頃買っておけば今の半額以下だったのに!と思うアイテムが沢山ある。CHANELとかカルティエとかロエベとか。どこも値上げが著しい。私が本気で買おうと思うほど興味が出た時には、おいそれと買える価格ではなくなっていた。買い逃した。

が、出遅れた〜!と焦って「良い物」を揃えはしない。というかお財布的に無理。

いいものは「経済的な余裕があり、人生の記念となるタイミング」で購入するスタンス。いいものは私の人生を潤すもので合って欲しい。買うために生活を苦しくしたり我慢したりするのは私には合っていない。

「頑張った証のトロフィーとして」「大切な節目のモニュメントとして」。思い出をのせて選んだアイテムだからこそ、長く愛せる。ファッションを効率化したからこそ見えてきた、新しい価値観である。


まとめ ルールに縛られすぎず、それぞれの快適ハッピーライフを!

これから「朝のコーデ選びを楽にしたい」と考えている人へ

「10着で着回す通勤服」は時間がなくてもおしゃれを楽しみたい私にぴったりなスタイル。心地よくいられるお気に入りの通勤服を揃えると、朝の準備が本当に楽になる。

だけど、10着である必要も、私が選んだ服を真似する必要も全くない。

大切なのは、「心地よくいられる服を自分の必要な数用意して、それだけを通勤服の選択肢にすること」。

「絶対にこれを着る」と決めたら、数が少なくても意外とそれで満足できるもの。

興味がある人はぜひ試してみてね😌🫶

おわり!


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過去の通勤服記事たち

5年前に10着ルールを初めて投稿したnote。

毎月の10着で着回す通勤服マガジン

2021〜2022年のファッション強化期間に、色んなファッション本を読んで勉強したシリーズ。


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気づけば129本書いていたファッション記事まとめ

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根尾ねおり
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