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SS 田中は少し悩んだ note3

田中は少し悩んだ の前回の話はこちらから 

三田恵子は水泳部のマネージャーをしている

趣味で所属している部活もあるので掛け持ち


親しい人には

ミケさんとか、ミケとかよばれている

アルバイト先が新宿の母という、別に新宿にあるわけでは

ないのだけれど中央駅の大通りを少しはいったところにある

占いの館でうらないをしている


占いをしているといっても、ようするになにか悩みのある人の

話を聞いてというのが主なないようになる


それでも新宿の母という系列の店舗には様々な

占い師が所属しているので長く勤めていると

それなりにコツというのもつかめてくるというもの

ミケは占いはほとんど興味がないので仕事として

できているのかもしれない


占いについては情熱はない

ただ人間は興味ぶかい

水晶玉の人

占星術の人

手相読みの人

顔相をよむひと

声相を読む人

その中でミケが取り扱いやすいのはルーン占いだった

ここでその内容を話してしまったら商売にならないので

詳しいことは省くが

要するにそういうことだ


自慢じゃないがミケは男子が寄ってくるという時期があった
お友達ができるかなと気軽に話かけてくれる
とおもっていたのだけれど


でも、それが自分の胸が大きいからということを
男子が話しているのをきいてびっくりした

女子と話したぜとか、身体のことをいろいろと言われていて
そういうのがとてもショックだった
服はちゃんと着ているのに、、


中学の時からかよっている美容師さんにに半べそになって
こんなことがあったといってみたけど
まあそんなのはありがちよねと
そんなに深刻なことでもないわということだった


年特有の興味のゆえということも

理解はできたけれどなんだかショックだった


それからは男子というものはあまり近づきたくない
存在としてある


それに新宿の母で働くうちに人間の

裏の心というものにも触れるようになり

ますます男性とか女性というものが

あるからこそ発生する闇

というものを先輩占い師から

聞くようになり

人間との関りには慎重になった


だからといって年相応の恋愛に

興味はないかといわれれば

嘘になる

でも正直なところ胸以外に目が行く

男子なんて今のところ男子は

一人ぐらいしかいない


しかもその男子はすでに意中の女の子がいて

ようするに相談役のポジション

新宿の母で占い師だしね(笑)

そしてその男子はたぶん前世では近しい人だった

可能性がたかく、でもそういうのもあんまり関係ないかな


人間の裏だとか表だとかあったとしても

もういいわと思えるのでなんだか

いいのだ

ミケは胸を見るのが趣味な人だったとしても
自分からこの人ええな~という人が
現れたときにわかるように恋愛というものについて
の人間修行に毎日励むのであった


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