SS 美奈子は小さなおじさんに遭遇する～須磨海

ワンワンワン

ワンワンワン

あれ、、あの白い犬の飼い主さんどこいったんやろう

犬の鳴き声もなんか不安になっている気がする

美奈子は犬などの動物が好きなので小さい時によく図鑑などを眺めていたことがある

それであの犬の種類が「スコセッシシェリア」だということがわかった

小型の犬種で毛が長いけれどもなでなでしたときに手触りがシェリーなため

スコセッシというのは＝小さい、若い　といったような意味がある

シェリー　というのは＝白ワイン　愛しい　などといった意味がある

夜のコンビニでアルバイトしてるときに、たまに犬を連れてきて

そんで、駐車場の車止めに犬を待たせてるってよくあるでしょあれ、

そうだ

わんわん翻訳機を使ってみよう

プライベートの須磨海の使用は店内では利用が禁止になっている

し、美奈子はまだ須磨海をもっていなくて急用のときはお店に備えつけの

緑の電話旧式のをつかったり店長の時宗さんに借りたりしていた。

どうしようかな、

そうだ昨日の須磨海なら使っていいかも忘れ物のところにあるやつ

とてもきれいな色合いの須磨海である、触り心地もひんやりとしてとても

心地が良くてきっと買ったら高いんねんやろなと心の中で思いながら

ワンさんのところへいって、須磨海にうつしてみた

・・・・・

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ワンさんの顔が須磨海にうつっているけれど

ワンさんがなかへん

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しっぽふりっふりしてうちのこと見てくんのやけど

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しっぽふりふりしているのはなんか楽しいときやろ

ワンさん語翻訳したろうとおもっててんけどな

ワン！

須磨海がやっとなんか動けるわってなぐあいに

くるくると中が回転しはじめて

『美奈子さん』

という音をひびかせた

「！」

なんでこのワンさんうちの名前しってるのやろ

ワン！

須磨海：

『私の飼い主さんどこ？』

え、それは私もしりたいことだけど

須真美：

『ワンワンワン（それは私もしりたいことだけど）』

ワンさんの耳としっぽが劇的に下がった