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落語とJAZZ - 正面から身を委ねる(恋愛か!) 特にビジネスとかに役立たないnoteです。

いつからでしょうかね。こんな生活になったのは。

今日も気がついたら寄席にいたんですよ。新宿で。

目的は映画、「わたしは光をにぎっている」を見に行って、美味しいラーメンでも食べて・・・。

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(キャプション - はい。松本穂香さん可愛い)

ついでに引っ越し先の新居に飾る何かしらの何か。

(つまりはそれは何か物品です。)

でも見つかればいいなぁと思っていただけなんですよね。

でも、気がついたら僕は寄席にいたんですよ。夕方。新宿三丁目の末廣亭に。初めてだったんですよね。末廣亭。

寄席によく行くと行っても、僕が主に行くのは上野の鈴本演芸場です。

理由は立地が自宅から近く。行動範囲にあるというのも大きいんですけど「椅子」と「トイレに行きやすい」から。

本当にそれだけの理由で、鈴本通いなのです。大事ですよね。楽しむためにはトイレのプレッシャーないほうがいいに決まっているので。

その後、なんとなーく池袋演芸場に11月行き、その規模の濃密さの中で芸を堪能することに心が痺れ、というか、慣れてきて。

(小ささではなくそれはつまり<濃さ>ってことなんですよね。宇宙の密度みたいなものですよ。)

鈴本が改装中の間は毎日のように池袋演芸場に通っていたんですけど、まぁ、今日は新宿にいたので末廣亭に行ってみたんですよ。

思い立ったらとりあえずやってしまうので、下調べもなく入ってみたんですけど。これもまた個性的ですなぁと。

左右に座布団のサイド席みたいなものがあって、そこの座敷席でテーブルに肘をついてぼーっと見ることができる体験。新鮮!

そう、この「ぼーっと見る」が良かった。なんか、最初落語って想像力が大切で、1人の噺家さんが複数の登場人物を演じ、さらに効果音まで出しながら、

遠く江戸の街にタイムスリップするんですよ。それ、想像力がないと追いつかなかったんですね。もう、最初のキャラクター紹介をスルーしてしまった時点で、

その物語は自分ではなく、誰かの昔話になってしまう。

だから、難しく構えていたんですよ。聞かなきゃ!覚えなきゃ!って。

時々言われるんです。「落語、勉強しなきゃ」って。当初はそうでしたよ。ストーリーが想像しやすい新作以外、つまりは古典落語は上記の理由でスルーした瞬間に終了していたので。

でも冷静に考えたら、それは僕は落語を楽しんでいなかった。構えてしまっていたんですよね。理解したいがために。

相手を理解したい時には、こちらから向き合って心を開かないと通じ合えない、人間関係でありますよ。割と。一方的な恋は切ないじゃないですか。

かと行って、割り切って50/50ばかりだと心の中まで入り込めないんで少し切ない。

カルチャーとセフレになるなんてなんか勿体無いし、作り手や演じる方にも失礼だなぁと思って。

だから、構えずに接してみたんですよ。ふわっと話の中に身を任せてみて。

最初はわからんでしたよ。でも、繰り返すうちに、見えてきたんですよね。江戸の街。

令和元年も終わりそうな時期に「江戸の街が見えてきた」だなんて、「お前、なんかやってんだろ」とクラバーを揶揄する<アレ>言われそうですが、そういうんじゃなくて、

向き合い、飛び込み、泳ぎだしているうちに体が覚えてきたというか・・・はっつぁんもくまさんも、ご主人もおかみさんも奉公の人もお侍さんも自分の心の中の登場人物になってくれたんですね。

そしたら、噺家の方がまくらを終えて、するっと演目に入る船にスムーズに乗り込むことができたんですよ。

あ、何もキメていないわけじゃないですよ。ほうじ茶キメてます。TOPですね。和です。

単にコーヒーよりもお茶が好きなだけなんですけど。

この飛び込み方から好きになるって何かに似ているなぁと思ったら、ジャズだったんですよねぇ。

ジャズも「難しそう」だとか「勉強する」だとか「全部同じ」だとか言われたりするし、なんかジャズが好きだって言うと謎のオシャレ感で構えられたりもするのですけど、

これも慣れと自分から構えなければ身体に入るんですよ。

自然と、ニューヨークやパリをイメージできるようにカルテットのメンバーの個性的な演奏があってそこを想像して見ると、コルトレーンもマイルスも脳裏に浮かんでくるんです。もちろん、グラスパーもね!

同じ同じ。

と言うか、そんな娯楽に構えんな。自然と好きなものをただ、楽しませればいいだけなんですなぁ。

笑って気持ちよくて楽しくて明日から何かしてみようかなーなんて思えれば200点!!!

で、帰りに古典全集的なCD・・・40枚組みたいなものを買ってしまったのは、内緒な。あと、本も。じっくり読もうな。師走。

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気が向いたら聴こう。

でも、寄席で生で見るのが一番だから、時間の許す限り、その空間を楽しんじゃおうって気分の師走です。

で、映画なんですけど、良かったです。

銭湯を舞台にした「魔女の宅急便」

この表現、最高やな。

舞台となる立石の街がどうなるとかのノスタルジーよりも、純粋に生活している人たちの未来って開発とか行政とか資本で勝手に決めていいのかなぁと考えちゃいそうだったんですけど、

1人の女性の人生を見つけて行く過程が救ってくれました。

成功するかしないかとかどうでもよくて、単に「生きてるじゃんー今日も」で良かったねぇ。って話です。

そんな僕も映画をみに行き、ジムにまで行き、noteまで書いてみちゃったりして、「生きてんじゃーん」って感じでした。

なんかさー、必死と頑張るは違うので、ラフに。真面目に優しく、ふわっと。

僕は勝手にそうしますね。自分とレースしよう。しよう。

師走ですしー。

まぁ、空いている時間は寄席と舞台とライブとクラブに身を任せますかね。

師走ですしー。

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増田ダイスケ
新しいzine作るか、旅行行きます。

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