御茶ノ水自己形成時代白書 - あと積ん読悪くないよ案外。カルチャーと街の付き合い方とアジカン。

神田御茶ノ水神保町 - 自分を形作る「発見」の街。

どうしても冬になると思い出して、何度でも行きたくなる街。

昔から御茶ノ水には縁深い。理由は単に、高校時代にギターを始めるときに、「楽器街があるらしいぜ」と噂に聴いて、

進学祝いにもらったお金でギターを買いに行ったからだ。

それからと言うものの、楽器を買う時、神保町で大好きな覆麺でラーメンを食べる時、ディスクユニオンでレコードを買う時と2日に1度は通っているのではないのではないかと言うくらいに行く。

最寄駅から電車で10分足らずという立地も影響しているかもしれない。

大学が多い。一番最初の記憶は、明治大学があるという記憶。そして神保町では専修大学という出口があるから・・・である。

あいも変わらず僕は立ち寄る。そして、レコードを買ったり、短歌教室に通ったり、ラーメンを食べたり、本を買うために御茶ノ水の誘惑に負ける。

まずは楽器街だ。ギターを嗜む自分としては、大人になった今、憧れのグレッチのギターも、「今ならローンで買うことのできるのでは・・・」との淡い誘惑にかられそうになる。もちろん、そんな余裕は今、あるわけではない。富豪じゃないから。

こんな店頭をみてしまったら、もしかしたら月々いくらでグレッチのギターが。なんて誘惑に負けそうになる。でも、勝つことにしている。なぜなら、暮らせなくなるからだ。暮らしたい。でも、グレッチを弾いて、曽我部恵一みたいになりたい。この葛藤を抱えた今の自分ってどうよって思われるんだけど、みんなに言いたい。「素直になりなよ」そう！それは自己肯定感。

ジャニス。どんなCDでもレンタルがあると言われていたお店。ここで借りたCDは自分の音楽生活にどれくらい影響を与えてきたんだろう。

もちろん、欲しいレコードはDJをするために買うんだけど、何かしらの情報源がないと知ることはできないわけで。そういう時のオフライン時代の最強の味方がジャニスなんですね。

書店。世界でも類を見ないほどの古書店がある。そして、もちろんのこと素敵なセレクトでの新刊書も手に入る。

積ん読でもいいので、買ってします。本って不思議なんですよ。「その本を買った瞬間に賢くなるという錯覚」に襲われる。でも、僕はそれでもいいと思っていて、

・その本を買ったモチベーション

・索引として利用して深い知識を得たいときに辞書のように開く。

・そもそもその時の興味があるものをジャンルを横断して買うので、「今の自分の思想が色濃く現れる。」

だから。「積ん読」って別にネガティブな出来事でもなんでもないと思うんですよね。

「その瞬間に必要なもの」だから、ざっと読むだけでも今考えていることの足しにはなり、別に損はしない。もちろん、全部熟読すべきなんだろうけど、「今、聴きたい音楽を選んで再生する」ことと同じように、自宅の本棚が索引として機能していれば、思い出した時に予想もしていなかった発見があるんだよなぁ。積ん読、悪くないよ。本棚のリストを見るだけで、今は必要なかった情報も手に入ってしまう。だから、僕は積ん読は推奨します。出会い頭に買え！と言いたい。

だから、出会った時に買うことのしている。それは昔から変わらない。

すごく東京らしい街だと思います。

いわゆる外国人が見ている東京カルチャーでは少し違うんだけど、僕にとって雑多に横横断で情報を得られるものが手に入る場所としてこの神保町エリアは「知識のきっかけ」を喪せてくれる発見ときっかけの場所だったりしているんですね。

好きだな、このエリア。

高校時代から自己形成に大いに役立つ御茶ノ水。

きっと、昔の自分と同じ気持ちで通うんだろうなとおも思う。

ある意味、ホームタウンだよね。

アジカンではないですが！

そうそう、今年、アジカンのライブって7回くらい見ているんですよ。でね、ホームタウンツアーがとにかくよくて。もはやソルファとかの幻影にもないナウなバンドなんですよ。新譜が最高だって素晴らしいことだよなと思うのです。だから、「今年のベストアルバム、アジカンだから！」と言いまくっていたら発売日は去年の12月。なんやそれ。ツアーが今年だったので、もう今年の発売でいいです。自分的にはそれでいいです。こんなバンド、国内でそれなりのセールスを持っているなんて幸せじゃない？僕たちのoasis。

大好きな街。そこを歩くと過去の自己形成の思い出や、これからの新しい文化との出会いにワクワクする街。

僕にとっての東京は、そんな感じで存在してくれているんだ今日も。

冬の思い出！？スキーショップがたくさんあって道具、買ったなぁ。

ありがとう。御茶ノ水。神保町。