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きっと天国でジミヘンも嫉妬してる - 2019年の自分的ベストアルバム。

師走ですなぁ。

相変わらずレコードを買う毎日なんですけど、そろそろ、今年の総括をしてもいいんじゃないかってことで思い出しつつピップアップしてみました。

単純に、自分が好きなものなんですよ。難しい評論抜きにいいオンg買うがあれば最高じゃないかって思うんですよ。

そもそもね、興味があればバックグラウンドなんて調べるし。

でも一番大切なのは「好きであること」それ意外なんでもないんですね。

その前提がなくって「わかっている感」出す意味、あります?

僕は人生の大半を一緒に生きている音楽について義務なんて思いたくないな。

なぜなら、別に好きなことを義務に感じることないし。好きならそれでいいじゃないかっていうことでしてね。

ということでピックアップ!

順番は関係ないですよ。


▼2019年ベストアルバム

Rex Orange County/Pony

サウスロンドンのシンガーの2ndアルバム。

とにかく曲がいいのですよ・・・。

SAULT /5   SAULT/7

60'sサイケデリックサウンドと、ACID JAZZを同時に鳴らす謎の新人アーティスト。


TOM OF ENGLAND /SEX MONK BLUES

90'sやオルタナグランジの再確認の波が終わり、もしかしたら2000年代がくるのでは説などが唱えられていた少しだけ前の日々。

実際にきてしまった。というよりもそもそも令和元年は2019年。

00年代からすでに19年だよ。それは回るよ回る。

と、音楽的にというよりも人。L.I.E.Sというレーベルがあります。正確な名称は、「Long Island Electrical Systems」。ニューヨークはブルックリンで活動する電子音楽(つまりエレクトロニック)のレーベル。ハードなテクノからとっても「音楽」として音を楽しめないようなレコードまで子気味良いセンスを取り揃えております。そのTシャツはDover Street Marketでも買えるくらいに。まぁ、アートワークも含めてイケているのです。

そんなレーベルから00年代に君は覚えているか、ARE WEAPONS。センスの塊でしかない当時から「わかる人には超わかる男」Thomas BullockことTOM OF ENGLANDがL.I.E.Sからリリースしたアルバムなのです。まぁ、百聞は一聴に叶いませんと昔から良く言うものでして。

UKのニューウェーブを令和時代の位置で鳴らすと言うとてもできそうで万人にはできないハイセンスな音なのです。

Tシャツもいちいちかっこいいぞ。

PELADA/MOVIMIENTO PARA CAMBIO

カナダモントリオールで活動するエレクトロユニットのデビューアルバム。

アシッド感満載なベースラインにパーカッションの音色がトッピングされた他にあまりない他要素が融合された音はまるで人間の身体に無意識に眠っている鼓動を呼び起こされるかのような鳴り響き。アンダーグラウンドなレイヴ感満載の「今、鳴っている」クラブミュージック。

Deaton Chris Anthony / BO Y

LA拠点に活動するアーティストの TriathalonやClairoとのコラボレーション曲を含む2019年1stアルバム。ラップでもR&Bでもレイブでもないナウな人間のための新世代ファンクアルバム。

Queen Of Jeans/If You’re not afraid, I’m not afraid

アメリカフィラデルフィアのインディバンドのセカンドアルバム。60'sガールズポップと、2010'sオルタナティブの交差点的な1枚。こんなにもポップで跳ねているのに鬱屈なのですもの。

「All the Same」名曲。


BRAINSTORY/BUCK

ネオソウルなレーベル、BIg Crownからリリース。リフォルニアのトリオバンドによる1stアルバム。ポールウェラーになりたいマックデマルコに恋をしたシティボーイになりきれない男子たちの必死の鳴らし。感涙。涙。ものすごくモテてほしい。

The National / I Am Easy to Find

完璧なバンドの完璧な8枚目のアルバム。アメリカのRadioheadとも、次のR.E.Mとも言われるグラミーバンドなのだけど、もう、ナショナルはナショナルでしかないのですよ。

徹底して無駄をそぎ落とされたミニマリズムなサウンドなのだけど、湧き上がるような感情の全てが彩りを与えていて、

完全なる唯一無二。特別なことを何もせず、純粋な計算高き構築力で紡がれているサウンドがむしろ新しい。

とにかく立っているだけで背中で語る世界最高のバンドの1つ。

DUCKTAILS/WATERCOLORS

元Real EstateのメンバーであるMatt Mondanileによるプロジェクトの7枚目のスタジオアルバム。ポップスの2010年代解釈を更新し続けていた彼、しかし昨今の女性に関する彼自身の問題から表舞台からはもう上がってこれないのかもしれないけれど、純粋に作品だけは最高を更新し続ける。

今鳴っているシティポップアルバム。

Liss/Second

デンマークから彗星の如く登場したバンド、Lissの3年ぶりとなるEP。初回でハードルを上げすぎたがために恐らくアルバムを出せなかったのかもしれないと想像してしまう彼ら。

しかし、その分予想をはるかに超えた出来。アメリカやイギリスでは鳴らないR&Bバンドサウンド。来年こそはフルアルバムを。

Kevin Abstract/Arizona Baby

全米No1ヒップホップクルー、というか、シンガー、DJ、フォトグラファー、エンジニア、プロデューサー、グラフィック・デザイナー、ツアーマネージャーまでからなるクリエイティブボーイズグループ、

BROCKHAMPTONのリーダーによる3枚目のソロアルバム。自分自身とアメリカ社会をテーマにした1つの「社会」を表現した豊かな音色のアルバム。

Barrie/Happy to Be Here

デビューシングルが100万回の再生回数を記録したNYのバンドのデビューアルバム。プロデューサーはSolange、Snail Mailなどを手がけるJake Aron。ネオシティAORサウンド。才能だけしかない。

Steve Lacy/Apollo XXI

The Internetのメンバーにして若干ハタチの天才がソロデビューアルバムを出したら大変なことに。自身のグループではギタリスト。ケンドリックラマーへの楽曲提供、Solange、Dirty Projectorsのプロデュースと活躍の幅はとどまることを知らず。

(Sandy) Alex G / House of Sugar

学生時代から数々の楽曲、アルバムを発表し続け、26歳にしてすでに9作目。その才能と創作数はとどまることを知らず。

フォーク、サイケでリア、オーケストラ、宇宙、カントリー、原風景。複雑で優雅で壊れそうで包み込んでくる。

前作Rocketでその立ち位置を決定的にしながらも、その位置を余裕で超えてくる音の塊。文句なしの今年のベスト。

Giant Swan / S.T

UK・ブリストルのデュオ、Giant Swanのデビューアルバム。My Bloody ValentineやLightning Boltからのの影響を受けたダンスミュージックの新概念は、各所のクラブを熱狂の渦に巻き込んでいる模様。Nina Kravitzをはじめとするクラブミュージックとインダストリアルの融合。

ただただかっこいい。

FUR/ Nothing

UKブライトンのニューカマーバンド。アルバムは未発売だけど、Vampire Weekend以降のインディロックバンドの1つの指標になりそうな気がする。

50's、60'sのテイスト満載なんだけど、僕にはビーチ・ボーイズのエッセンスが感じられる。

とにかく爆発的に売れてほしいバンドの1つ。

jaakko eino kalevi / Dissolution

フィランドのヘルシンキで元々路面電車の運転手だった彼の作詞作曲、演奏、プロデュースまですべて自分で行うマルチな才能を存分に発揮した1枚。

ミラパラメータ / Phantasmagoria

ソロアーティストミラパラメータの最新シングル。

Answer to Remember / S.t

日本のジャズドラマー、石若駿による最新プロジェクト。ジャズの可能性をアヴァンギャルドからポップ・ミュージックにまで昇華させた日本のFlying Lotus的な存在。この作品をきっかけにジャズという概念を切り開いって欲しい。


と、まぁ色々と並べてみました。

僕にとってはどれもこれから大事にしたいレコードです。

音楽、最高じゃないですか。

ま、来年も楽しみにしましょう!


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増田ダイスケ
新しいzine作るか、旅行行きます。

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