【開催報告】10/17 生きてる図書館@代々木公園を開催しました
10/17(木)に生きてる図書館@代々木公園を開催しました。
生きてる図書館は生きた人間が『本』となり、『読者』に貸し出すデンマーク発祥のイベントです。
前回の第一回は西新宿の一軒家れもんハウスで開催、今回は公園でやってみました。
前回れもんハウスで開催した時の様子はこちら↓
https://note.com/cabochamikan/n/nc44556fd50fb
当日は3冊の『本』をご用意。夕方、夜合わせて15名の『読者』に入館いただきました。
当日の流れはこんな感じ↓
夕方読む!(16:00〜17:30)
16:00〜16:30 受付、読みたい『本』を選ぶ
16:30〜17:00 読書の時間
17:00〜17:30 休憩(そのまま読書を続けたり、感想を書いたり)
夜読む!(19:00〜20:30)
19:00〜19:30 受付、読みたい『本』を選ぶ
19:30〜20:00 読書の時間
20:00〜12:30 休憩(そのまま読書を続けたり、感想を書いたり)
懇親会(21:00〜23:00)
夕方読む!(16:00-17:30)
16:00に入館開始。受付で来てくれた『読者』にハロウインにちなんでお菓子をお渡ししました。
と言いたいところですが準備間に合わず、16:00から来てくれた方数名に手伝ってもらってお菓子の袋詰め。
最初に利用同意書の確認をしてもらいます。
意図的に『本』を傷つけるような言動はしない、という内容。今回は『読者』は何を聞いてもいい、ということも同時に強調しました。
受付の30分間で読みたい『本』を選んでもらいます。
今回は、本を作りました!実際に手に取って本の表紙や裏表紙のあらすじを見てもらいます。
いよいよ読書開始!夕方はnanaとみかん2冊の『本』。
『読者』は読みたい『本』がいるブルーシートへ移動します。
夜読む!(19:00-20:30)
夜は19:00に受付開始。夕方と同じ場所ですが雰囲気が全然違います。
夜はnana、はるぴ、みかん3冊の『本』。
nanaはブルーシートに座り、はるぴはブルーシートに寝っ転がり、みかんは歩く『本』となりました。
3冊の『本』と『読者』の感想
今回は夕方、夜の2部制でそれぞれの時間帯に1冊読めるようにしました。今回は来れなかった方、他の『本』も気になるという来てくれた方に向けて、『本』の大まかな内容と『読者』からいただいた感想を共有します。
Book No.1 「自分を生きて人を守る」
nana(お暇中/悲しみを原動力に進む人)さんは「自分を生きて人を守る」というタイトルで『本』になってくれました。ブルーシートに座り、『読者』は名前とこの本の前で立ち止まった理由をお話して、物語が始まります。
『読者』からの感想
「nanaさんが質問に答えて、トピックごとにお話を聞く形式。謎が解けていく感じで面白かったです。」
「その時々で考えた思いが伝わってきて良かったです!」
「本のnanaさんが子ども時代のことから時系列で話を進めながら読者と対話する形で読書が進んだので、人生を振り返るリフレクションのようでした。読書を通じて、nanaさんがこれまでの人生で起きた様々なイベントにその都度真剣に向き合って選択をしてきたことが分かって、その選択の尊さを感じました。」
Book No.2 「一周回って、まあいっか。はるぴだし。」
パーソナリティ プリンセス・はるぴさんは「一周回って、まあいっか。はるぴだし。」というタイトルで『本』になってくれました。はるぴさんは「ラジオを聴くように、気軽に聴いてほしい」と事前に話していて、当日はブルーシートに寝っ転がった状態で読書が行われました。(寝っ転がりラジオ)
『読者』からの感想
「本を読む中で、自分自身のことも知れた気がします。」
「『何があっても何とかなる』というの言葉の意味を理解できた気がします。」
「人間力は、自分が関わる相手をリスペクトする大切さを理解したことから生まれているのではないかと想像しました。」
Book No.3 「マッチングアプリでの出会いが変えた私の世界」
みかん(無職)
私、みかん(無職)は「マッチングアプリでの出会いが変えた私の世界」というタイトルで『本』になりました。
夕方はブルーシートで粘土をこねながら、
夜は『読者』と一緒に歩きながら読書を進めました。
『本』が数年前に実際に歩いた道を『読者』3名と一緒に、それぞれのペースで歩きながらお話します。
途中で『本』が数年前に実際に座ったベンチに座りました。
あっという間に30分以上が経っていて急いで最初にいた芝生エリアに戻ります。
『読者』からの感想
「30分という短い時間に詰め込まれたみかんさんの選択と出会いと気付きの起点を聞かせて頂きました。 共感出来たところ、自分が忘れてしまっていた気持ち、夜の散歩から爽やかに暖かく思い出せた気がします。」
「みかんさんの幼少期から、学生時代、社会人、そして意思を持って無職になった今、までどんなことを考えて生きてきたのか聞かせていただきました。れもんハウスに辿り着いた経緯、今なぜヒューマンライブラリーを開いているのかもストーリーが繋がってみえて、お話聞けてとても良かったです。」
「(実際に過去にみかんさんが歩いた場所を一緒に歩き)聖地巡礼できて嬉しかったです。」
「本の思い出の場所で、思い出とともに歩きながらを読むというコンセプトフルな読書体験に感動しました。 そして、今のみかんさんでは想像できないような幼少期の体験を借りて読むことができて感謝の気持ちが生まれました。」
懇親会@ハラカド
終了後『読者』と『本』で代々木公園からハラカドのフードコートに移動して懇親会。なぜここ(生きてる図書館)に来たのかと感想を簡単にシェアしてもらいました。(簡単にシェアのつもりが結構盛り上がり閉店ギリギリ、終電ギリギリになってしましました!)
みんなの感想(一部)
「屋外でできるのがいいなと思いました。夜はキャンドルがあるおかげで顔が見えすぎず居心地が良かったです。」
「紙媒体でなくても読書に浸る時間は贅沢。」
「ブックカバー自体にデザインセンスを感じ、雑誌や本の立体になっていることにも素敵感を覚えました。」
「最初はどのような流れになっているのかとか、どう過ごすのがいいのか分からなかった。参加してみて、特に難しい決まりはなく自由に過ごせばいいのだと分かった。」
最後に
今回初めて屋外でやってみて思った以上に開放的で、前回以上に『本』も『読者』も自由にのびのび過ごすことができた気がしました。
この日の代々木公園はランニングしている人、ヨガっぽいことをしている人、演奏している人、のんびり月を見ている人と様々な過ごし方をしている人がいました。生きてる図書館の『本』は自身が話しやすい方法(寝っ転がったり、歩いたり座ったり)で自らの話をし、『読者』もまた真剣に目を見て聴いたり、粘土いじりに集中してみたり、少し距離をとって歩いてみたり。『本』と『読者』それぞれが(『本』や他の『読者』、そして自身との)心地よい距離感を探りながら読書できたのかなと思っています。
改めて、ゆるさ、気軽さは大事にしてやっていきたいと思いました。
次回は11/23 (土)午後開催します。
次回は11/23(土)午後〜都内近郊のカフェで開催予定です。
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