汗の中から知恵を出せ(名言から考える)
今日は、仕事に関する名言などを挙げて、それらについて僕の持論を最後に書こうと思います。
まずは、超有名なコレ↓↓
「知恵を出せ、それが出来ぬ者は汗をかけ、それが出来ぬ者は去れ!」
by 土光敏夫
この言葉を聞いた、かの松下幸之助はこう言った!
「そうか、その社長さんは、そう考えてはるんか。けどな、そういう考えでは、経営は行き詰まる。その会社は、きっと潰れるで」
「あんなぁ、きみ、知恵を出せと言っても、だから、机の上で、ああのこうのと考えていても、生きた知恵は出てこんわ。どんな優秀な人でも、頭で考え、知恵を出しても限度がある。実際に役に立つ知恵はな、
一生懸命、動いて、汗を流して、経験して、そうしているうちに、出てくる、生まれてくる、そういうもんや。
それを汗も流さんと、最初から、知恵を出そうと、机の上で考えておっても、無駄だわね。わしなら、まず汗を出せ。汗のなかから知恵を出せ。それが出来ない者は去れ、と、こういうな
かなり有名な話で、いくつかネットの記事にもなっておるようですが、これは僕のように、経験も行動も何も無い所から知恵やアイディアを出すということが無謀だ、と松下幸之助は言いたいのだろう。
確かに、「机上の空論」とか、類語には「取らぬ狸の皮算用」「絵に描いた餅」「畳の上の水練」など言いますよね。ちょっと揚げ足取ってやった、なんて意図も見受けられますが…。
しかし、あらゆるビジネスのスタート地点が、まず考えて行動し、実際に顧客と契約を結んで、いつ、いくらお金が貰えるかが決まって、はじめてビジネスと言える、という意見を父から頂きました。
もちろん、先見性のある構想などはほぼほぼ、実績があったり、その業種の経験者であったり、その業界の人脈に優れている傾向はある。ウチの母は、そういう意味で下積みが必要だと、私に諭しました。
自分一人でビジネスを始めるのならば、知恵も汗も出さねばならないが、もし仲間がいるなら、知恵を出すのが得意なヤツや、行動して汗をかいて仕事などを足で稼ぐのが得意なヤツなど、
分業化できるのではないかと思います。
もちろん、その中で強いリーダーシップを発揮するには、万能的な能力が求められる、もしくは苦手でもそれらに誰よりも率先して取り組む姿勢が重要視されるのではないだろうか。
でも現実、そんな完璧なサイヤ人みたいな人って中々いないですよね。だからこそ、それぞれの分野に特化した仲間たちと助け合える会社、そういう会社が理想的ですね。
だが、ネガティブな人はこういうだろう。誰かに頼れると期待をするなと。
確かに、そういう考えの人の元に本気でその人を助けようとする人はあまり現れないだろう。
なぜなら、ネガティブな雰囲気、悲壮感などが漂っているからだ。でも、助けてあげる!って言ってくれたからと言って、その人が優秀かどうかは別とするが。
だが、ポジティブな人を見てみると、っていうかうまくいってる会社の社長さんなんかを見ていると、ほぼほぼポジティブなエネルギーに満ちた雰囲気をしている。
そんな人柄に惹かれて、今では大企業となっている会社さんの草創期のメンバーは集まったんじゃないかな?と思います。
結局のところ、ポジティブにせよネガティブにせよ、一長一短なので、どちらが良いか、なんてことはそれこそ机上の空論ですね。
と、痛烈に自分を皮肉って今回の記事は締めくくらせていただきます。
最後に、この名言だけ。
Stay hungry. Stay foolish.
ハングリーであれ。愚か者であれ。
by スティーブ・ジョブズ
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