私が鬱・パニック障害を克服するまでの道のり…前へ3

2024,9.30

1.治らない病気に悩む私の選択

その頃の私は大病院でも治らない病気はもう黒魔術的な世界しかないと思っていて、気功に託したのですが…今振り返るとカウンセリングというものが今は多く出回っていて、そこもその類いだったんだぁと思いました。
でも、その時話だけして帰るということを何度も繰り返し、ちっともよくならない。ぼったくりか!と何度も思いました。

2.鎖が外れる瞬間

通い続けて3ヶ月経ったときに、先生は椅子を左右対称に2つ置き、「こちらがポジティブの椅子、こちらがネガティブの椅子、ポジの椅子に座ったらポジティブしか言わない。ネガの椅子に座った時はネガティブしか言わない。どうして一日中気分悪くて辛いのか話してみて」
と言われた。一人演じてるようで恥ずかしい。でもそうも言ってられない。自分の世界にとにかく浸るしかない。

それを繰り返していったある場面で、つわりの時の辛かった記憶が蘇ったのです。これか!わかった途端、パラパラと縛られた鎖が外れていく感覚でした。と同時に、幼少期の父親の虐待に怯えていた時の感覚も思い出しました。そのころはぜか夜8時になると良いしれぬ恐怖感で辛かったのです。

夜8時になると恐怖感で辛かったのは、子供の頃、父が仕事から帰ってくる時間でした。足音が聞こえると、またブタれる。どこで怒って暴れるかわからない。そんな子供時代。この感覚を思い出すだけで、スッと楽になれました。

鬱、パニック障害が瞬時に消えました。
…ここから15年間近く何事もなく、平和で幸せな毎回を過ごしていました。

3.カウンセリングの限界ー本当の宝物との向き合い方

ところがその先生のカウンセリングは、まだ私の本当の大事な宝物まで到達できてなかったのです。
先生は分かっていました。

カウンセリングには落とし穴があったのです。



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