見出し画像

岩盤浴で流すものは

夏休みのエンドレスご飯事情は前回綴った通りだけれど、
ある時、子ども二人とも「いってらっしゃい!」して突然訪れる、そわそわ…。
だってそれは、つかの間の一人時間。

そう、一人時間!!

だらだらとアマプラ、ゆっくり本を読むのもいい。
気になるあの棚の整頓や、旦那担当の洗濯物のなど、優しさ見せてしたほうがいい家事もある。なんなら、休み中にしようとしていた仕事もある。

だけど、今日は最後の夏休み(私の)だった。
なので、夏休みにしたいことリスト(脳内)に入れていたけど後回しにしていた岩盤浴に行くことに決めた。ソファーでごろんせず、岩の上でしよう。

お気に入りの岩盤浴だが、今年度初か。
お久しぶりですと一礼するつもりで入館。

1時間半コース。平日昼間でガラガラ。うん、いい。
ごろんしている間に仕事の本を読もうと小さい本を持参。
罪悪感を捨てきれていない私も、また私。
でも、眠くなったら眠るもんねと強気で。

猛暑に岩盤浴て。外で寝ればとも思うけど。「岩」がいいんです。
ひたすら冷房の中で生活していたからね。暑さが心地いい。
うつぶせ寝で内臓あっためて、あおむけで背筋あっためて。

1巡目終えてクーラー部屋で麦茶、水、あったかいお茶を飲む。塩飴も。
2巡目も余裕。なんなら頭もさえて仕事の本も読めるぅ。
途中でやめてた本だけど、これ読んどいてよかったという収穫もあり。
クーラー部屋で水分とって、こんどは冷蔵庫のゆで卵。めんつゆにつけてるのが冷やしてあってこれが楽しみで来てるところもある。
3巡目。途中岩盤部屋にてまさかの一人時間。足パカパカ体操したりストレッチしたりする。本もラストスパート。だけど、無理やり本を閉じて目も閉じる。
眠らなきゃ。脳を休めなきゃ。リラックスしなきゃ。
結局眠れなかったんだけど、ここ3か月を振り返っていた。
慣れない環境も、誰が味方か敵かわからない同僚も、気付かないふりをする上司も、どうにもならない日々も、自分らしさを抑えた苦しさも、
勝手にこぼれてくる涙も、悔しくて流した涙も。
ちゃんと戦って乗り越えたし、この夏休みに、会いたい人に会って笑いにして話せた。
汗と一緒に流れてゆけ。

滝のようにというけれど、全皮膚が汗で覆われているように出た。
シャワーをあび、洗面所でも一人だったからシートマスクして、
上等なドライヤー借りて。

「岩盤浴にいく」を、やることリストで残しておいてよかった。
流した分、また明日から入れていける気がする。

さ、帰って米研ごう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?