客室乗務員になったら目指すチーフパーサーの仕事は?何年目でなれる?ANAとJAL違いは?【質問】
受講生からこのようなご質問を頂きました。
チーフパーサーとは、キャビン全体を統括する責任者のこと。
航空会社によって呼び方が若干異なりますが、JALでは「チーフパーサー」、ANAでは「CP(シーピー)」と呼ぶのが一般的。
コックピットクルーとの連携
客室責任者として他の客室乗務員への指示や指導
など、客室全体の責任者としてサービス面だけではなく、安全面でもフライトを統括します。
サービス要員として決定権があるだけではなく、保安要員としての指揮権が高くなるのも特徴です。
通常の客室常務員の仕事に加え、細かい仕事、責任のある仕事が増え、視野が広くなければ務まりません。
チーフパーサーになるには、日々初対面の人や異なるクルーで乗務するフライトの中で、お客さまだけではなく、クルーにとっても居心地が良く働きやすい環境を作ることが求められますね。
その他にも、
人材育成能力
臨機応変に対応できる柔軟性
咄嗟の事態に備える判断力や決断力
など、さまざまな能力が必要とされています。
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航空会社により異なりますが、チーフパーサーになるまでの道のりは長く、多くの場合、さまざまなステップを乗り越えなければいけません。
国内線・国際線の乗務経験
国際線でのファーストクラス経験
中堅CAとしての役職経験
国内線の・国際線のクラス別パーサー資格取得
などを経て、チーフパーサー資格を取得する権利を会社から与えられます。
「誰でも自動的にチーフパーサーになれる!」というわけではなく、さまざまなプロセスを経て、適性を判断されたうえで、ようやく資格をとることができます。
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JALとANAを比較し感じたことは、ANAの方が断然早くチーフパーサーになれるということです。
JALでは、本当に大ベテランの何十年勤務クラスの方がチーフパーサーをされています。
JALのチーフパーサーが来ておられる、通称「白ジャケ」こと白いジャケット。品とオーラがあり、かっこいいですよね。
一方、ANAでは、10年以内にチーフパーサーになれる場合が多いです。
適性を見て、おおよそ入社後7年目くらいにCPになるという流れが一般的。
「早く責任感のある仕事を任されたい!」と感じる方にはANAのシステムが嬉しいですね。