客室乗務員(CA)不採用だったあなたへどうか届いてほしい
学生であれば、学業、アルバイト、就職先に悩みながら臨む客室乗務員の採用試験。
社会人であれば、毎日のお仕事をこなしながら、必死でスケジュール調整をして臨む客室乗務員の採用試験。
人生をかけて向き合ったにもかかわらず、不採用の通知を受け取ったときには、つらく悔しく悲しいですよね…。
心に大きな穴があいてしまったような気持ちにもなり、周囲の言動にも一喜一憂し、塞ぎ込んでしまい、心も不安定に。
私自身もズルズルと立ち直るのには時間がかかってしまうタイプなので、
「自分のここがダメだった」
「自分のここが足りていなかった」
「私には客室乗務員は向いていない」
などと、自分をどんどん責めてしまうのもほんとうによくわかります。
周囲の内定者さんたちが羨ましくて仕方ない、心から「おめでとう」と思ってあげることができない…だけどそんな感情を抱いてしまう自分がまた嫌になる…。
そんなループから抜け出せないこともありますよね。
でも、今はそんな気持ちを抱えていても大丈夫。
それらを無理に抑えようとがんばらずに、そんな自分もしっかりと受け止めてあげましょう。
感受性豊かなことだって客室乗務員というお仕事には必要なんですよ。
感情的になってもいい。
泣いたっていい。
気持ちがついていかなくてもいい。
弱音を吐き出したっていい。
泣き言をぶつけたっていい。
その感情にきちんと向き合うことが、あなたが前に進むことなのです。
ただ、覚えておいてほしいことがあります。
不採用の結果は決してあなたの人間性を否定するものや、あなたの価値をはかるものではありません。自分の全てを否定されてしまったような気持ちになることもあるかと思いますが、決してそんなことはありません。
どうかそんな気持ちにはならないでほしいです。
今抱いているネガティブな感情はすべて、エアライン受験に対してあなたが真摯に向き合い、精一杯努力してきたからこそ持っているもの。
だから大丈夫。今はじっくりその感情と向き合いましょうね。
不採用の通知はむしろ、次の扉へのチャンスだと私は思います。
「今の自分」が不採用の通知を受け取っただけであって、これから前に進む自分にはまた大きなチャンスが待っています。
心が落ち着いたら、自己分析をしてなぜ「過去の自分」は力を存分に発揮できなかったのか、どうすればもっと想いを伝えることができたのか、冷静に振り返っていきましょう。
そうはいっても、全て完璧にできたはず、全て力は出し切った…と思える場合もあります。
そんなときは、「今の自分」にはタイミングが合わずご縁がなかっただけ、ということも知っておくと気持ちが少し楽になるかもしれません。
今はエアライン業界では航空会社や職種など様々な選択肢があります。
自分が何を「軸」にしているのかを考えながらも、他の選択肢に目を向けてみるのもまた1つかもしれません。そうすることで自分に合ったエアラインに出会えることもよくありますよ。
道は閉ざされたわけではなく、ここから何を学んでどう行動していくのか、それがあなたの成長につながっていきます。
何より、挑戦に失敗はつきもの。
思い詰めすぎず、ストレス発散しながらも、諦めないで少しずつでも挑戦し続ければ、あなたが納得いく道がひらけるはず。
今日も精一杯がんばるあなたに心からエールを送っています!