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JALグループのロゴ“鶴丸”の歴史&込められた思いを振り返る
2011年4月から採用されている、現在のJALグループの“鶴丸”。今となってはすっかりJALのブランドマークとしておなじみです。
JALの客室乗務員を経験するまで私自身も知らなかったのですが、“鶴”はJAL設立当初は存在しておらず、航空機をモチーフにしたデザインだったそうです。
/#JALアーカイブズ 特集✈️
— JAPAN AIRLINES【JAL】 (@JAL_Official_jp) October 14, 2021
~JALロゴ編~
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今年創立70年ということで…
さまざまなアーカイブズを投稿して
歴史を振り返っていきます!( • ̀ω•́ )っ✧
今日は #JAL の歴代ロゴを
置いていきます✨
な…懐かしい…‼️#JAL70周年 pic.twitter.com/Dfj9ftK2C8
(※ JAL公式Xを引用させていただきました。)
その後、1959年に鶴丸が誕生し、2002年の日本エアシステム(JAS)との経営統合までJALのシンボルとして愛されました。
JASとの統合後、一時期は消滅していた鶴丸ですが、2010年JALの経営破綻後に“再生”のシンボルとして、多くのお客様の声に後押しされ、復活します。
ロゴマークの「鶴」は、大空に美しく舞う鶴の姿をモチーフにしており、また、古くより日本人の気高い精神性やきめ細やかな情緒を表現したもので、日本が世界に誇れるJAPANブランドの源泉と考えています。
(中略)
今般採用した新しいロゴマーク「鶴丸」は、創業当時の精神に立ち返り、挑戦する精神・決意、すなわちJALの原点・初心をあらわしています。
そして、こちらが社内での議論を重ね、完成したブランドマーク。現在、私たちがよく目にするJALグループの鶴丸ですね。
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1959年〜2002年までのデザインと一見同じように見えますが、
翼の切れ込みを大きくしたり、
クチバシを少し上に向けたり、
頭部をより鋭く前向きにしたりなど、
細部に手を加えて完成されたそうです。
1959年と現在の鶴丸を重ねて比べてみました。
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たしかに翼が開き、切れ込みは深くなり、頭部が鋭くなっているなど、違いがわかりますね。
「原点回帰」を表現し、JAL全社員の気持ちが込められた現在の鶴丸。
「変革へ向けての強い意志」 と「未来へ の希望」 を、 頭部を鋭く前向きにして 「前進」 へのスピード感を表現した。新しい 「鶴」 には、 創業時の姿勢に戻り、 日本の翼として再び海を渡るのだという全社員の心が、 込められている。
“新ロゴ”採用から10年以上が経ち、今後この鶴丸がどのような歴史を歩んでいくのか、期待している方も多いのではないでしょうか。
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最後までご覧いただきありがとうございます。最後に、JALの記事をまとめたマガジンをご紹介したします。
JALのCAを目指す方向けです。元JALCAが経験を元に執筆した客室乗務員に関する記事をまとめています。