元エミレーツCA・ドバイ移住で驚いたことは?《エアライン就活相談室》
こんにちは。元エミレーツクルーのリサです✈🇦🇪
今回いただいた質問は、下記のようなものです。
ドバイに引っ越して「最初に驚いた経験」とのことで、色々と思い返してみたのですが…ドバイでの生活で驚いたことについては、やはりイスラム文化に関することが多かったように思います。「驚いた」との言葉が必ずしもしっくりくるわけではないのですが、ここではドバイに引っ越した翌日のお話を中心に書かせていただきますね。
ドバイで迎えた初めての朝、早朝からアザーンを聞いたときのことは、まるで昨日のことのように今でも鮮明に覚えています。そして「私はほんとうにドバイに来たのか!」と少し実感が湧きました。
アザーンとは、イスラム教の礼拝(サラート)への呼びかけのこと。1日5回(シーア派は1日3回)、礼拝の時間になると街のあらゆるところにあるモスクからアザーンと呼ばれるお祈りの言葉が大音量で流れてきます。日本に住んでいると経験できないイスラム教ならではの光景です。
ちなみに、エミレーツ機内でもお祈りをするお客様の姿を目にするのは日常茶飯事です。訓練のときから「機内でお祈りを希望するお客様にはスペースのある場所をご案内するように」と指導教官から教えてもらっていました。今思えばエミレーツ航空に限ったことではなくイスラム教のお客様が搭乗している機内であれば、礼拝するお客様を目にすることは特別なことではないように感じますが、私自身は日本でそのような光景を見たことがありませんでした。
ドバイではアザーンがテレビから流れてくることもありますし、ドバイモールやドバイ国際空港でもアザーンが流れてくることもあり、ドバイで暮らしているとどこにいても日常的に流れています。ちなみにアザーンはYouTubeにもあがっているので、気になる方は検索してみてください。
最近では、日本でも空港やモールなどに礼拝室が設置されていたり、ハラールミールを提供しているお店もあったりと、私がドバイに移り住んだ頃に比べると随分身近なものになったように感じます。
それから、これは余談なのですが…ドバイで驚いたことといえば、砂嵐。笑
ドバイの砂ってめちゃくちゃ細かくて、窓の隙間から部屋の中に入ってきます。写真のような砂嵐が起こったあと、窓辺には砂がたまります。コンタクトの方は砂から目を守るためにサングラス必須です!ここまで酷いと、建物の中に逃げますが、ドバイに着陸する機内からもドバイの街を包む砂嵐を度々見ていましたし、ほんとうに酷いときは飛行機も離着陸できません…
映画『ミッション・インポッシブル』でトム・クルーズが砂嵐から逃げるシーンがありましたが、現実は映画のように「走って逃げる!」のようにはいかないです。笑
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます☺︎
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