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「フランクリン効果」を使いこなして人間関係を改善させる《CAの教訓》

こんにちは。《CA.jp》編集担当スタッフです。

客室乗務員のお仕事は多くの場合、初めてお会いするクルー同士でフライトします。

会社によっては顔見知りのクルーとご一緒することが多い場合もありますが、基本的に組織が大きくなればなるほど何年飛んでも「はじめまして」が当たり前の世界です。

私は周囲の反応や人からどう思われているのかを気にしがちな性格ということもあり、「もしかして相手からよく思われていないかも」「嫌われているかも」と一度考え始めてしまうと止まらなくなることもありました。

客室乗務員のお仕事に限ったことではなく、人付き合いの中で「よく思われていないかも」「あまり好かれてないかも」と相手に対して感じてしまうのはつらいです。

実際に相手が自分に対して敵意があるかどうかはさておき、お仕事を一緒にする相手とはうまくやりたい、仲良くなりたい!と思うのはごく自然なことかと思います。

そんなときに私が知ったのが「フランクリン効果」。新人CA時代にお世話になっていた先輩から教えてもらった心理学にもとづいた手法です。

フランクリン効果とは、相手にお願いごとをして好感を持ってもらう手法のことで、「もう少し距離を縮めたい」「好かれたい」「味方になってもらいたい」という相手に対して、この効果を使うことができるそう。

人に何か助けを求めると迷惑がかかってしまうと思ってしまい中々お願いごとをするのは抵抗があった私ですが、心理学的にはむしろ逆だそうです。

何か「軽めなお願い」をすることが重要なようで、例えばペンを忘れてしまい「少しお借りできますか?」とお願いしてみるなど簡単なお願いごとであれば、お願いごとをされた相手は「迷惑」と捉えるどころか「苦手だと思っていたけど、(自分は)親切に頼みごとをきいてあげたくらいなのだから、本当はそんなに嫌いではないのかもしれない」と錯覚するそうです。

苦手だと思う相手からお願いごとをされる

頼みごとをきく

感情とは矛盾した行動

「本当はそんなに苦手じゃないかも?」と錯覚する

私のように誰かに何かを頼むことに慣れていないと、中々お願いすることに抵抗があるかもしれませんが、「頼む=迷惑をかける」ではないです。

どう接してよいのか迷う、思うように距離をつめられない…という相手に対してはこのフランクリン効果を活用してみると関係改善に効果的ですよ。

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