布に呼ばれるままに
今日は誰もいない日曜日。
別に居たからといって特別変わらないけれど、
やっぱり1人の時間はウキウキする。
何しよう〜
何に充てよう〜この時間。
けど何か普段と変わったことをするでもなく、
引き続き好きなミシンの時間に。
布合わせ、パーチワークの時間は
脳が活性化しているように感じる。
大好きな布を組み合わせて、
並び順を決めたり幅を調節したり、
洋服のシルエットによって変わる
そんな微妙な組み合わせの時間は
途中途中で試着したりと、イメージして
足したり引いたり。
引くという作業はとても大事で
好きなものてんこ盛りは目が忙しく、
どこにポイントを置いていいのかわからない
ごちゃごちゃとした感じになってしまうことを、
生活の中でも感じる。
引き算って大事。
どこが見せ場なのか、
何を組み合わせて仕上がるのか。
服作りは
私が着たいと思うもの、
そしてあのシャツと組み合わせよう。
あのバッグ、靴と合うなぁ。
そんなふうに日常の風景を思い浮かべながら。
そこには
私が送りたい日常が定まっていないと描けない
イメージ映像があり、
だからやはりここでも、
私の好きなスタイルが重要になってくるのだ。
作るもの、
ミシンを踏むひと針ひと針の隙間に
見えない空気のような拘りが
佇んでいるように感じる。