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バブル時代のウェイティングバー?!

こんにちは。お局CAのH.N.です。私は今CAを辞めてフリーランスで仕事をしています。よく仕事で一緒する若い世代に、H.N.さんの若い頃のバブル経験を教えてください~なんて言われるんですが、何がバブルだったのか当事者はよくわかってません。

ところが、最近20代後半~30代後半の知人ととあるレストランに行った時に、ウェイティングバーについて、そうか~今の時代は知らないのか~と感じたときのお話です。

バブル時代はウェイティングバーがよくあった気がする

その店は全員が集合するまでウェイティングバーで待たせてくれます。今の時代、このようにバーのスペースを確保できるレストランはあまり多くなく、直接席でお相手やメンバーを待つお店が主流かもしれません。

CA時代、いわゆるバブルと言われた時代には、このようなお店が結構あったように思います。私が最初にウェイティングバーを知ったのは、ANAに入社してすぐに配属された班で催されたお食事会の時です。場所は四谷のオテル・ドゥ・ミクニでのお食事会でした。先輩たちは素敵な出で立ちで集まったのですが、まだ初任給をもらっていない22歳の私は、先輩たちの華やかさに度肝を抜かされ自分の姿にうろたえたのを覚えています。

ウェイティングバーでの「相手目線の」飲み物選び

ウェイティングバーでオーダーする飲み物はいわゆる食前酒ということになります。食前酒は食事までの胃の準備運動も兼ねていますので、食欲増進を目的にしています。食欲増進の意味ではスパークリングやソーダ割などの炭酸だと間違いないと言われますが、人によってはお腹がいっぱいになる人もいますね。

リキュールなどのアルコール度の高いものは食後に是非お召し上がりください。お好きなら何を飲んでも良いと思いますが、サービス側の目線から伝えると、この方は食前酒をご存じないのかな~と最初に思ってしまう可能性もあり、それは何だか残念な気がします。

ウェイティングバーに慣れてくると、飲み物選びも相手目線になります。最初は自分の飲みたいものをオーダーしていましたが、相手が現れてからお食事に進むまでのストーリーをイメージしてオーダーするとその日のお食事は終始楽しく進みます。

相手があまりお酒を飲まない人なら、自分はお酒好きだとアピールするようなベルモット系(マティーニ、マンハッタンなど)は避けて、ジンベースやワインベースの軽いカクテルを飲んで可愛らしく待っていたりしました。席に案内されてもそのまま食前酒を続けたり、ワインでスタートするだろうと思う場合はシャンパンかスパークリングワインにしておいたり。

相手がこの場所に来てからどんな風に食事までお飲み物を進めて行くのかをイメージしながら、ウェイティンバーでオーダーして相手を待つのは、楽しいものですよ。

ウェイティングバーを知らないと残念なことが・・・

さて話を戻して、今回ディナーを一緒したメンバーとのお話です。彼らがウェイティングバーを知らなかったというのがこのnoteを投稿するきっかけでした。バブル時代のこと教えてくださいって言われた時には気付かなかったけれど、こういうことを教えてあげればいいんだ~!と思った次第です。そして知らないと分かっていたら、色々先に教えてあげればよかったな~と反省の気持ちもあります。

今回メンバーが集まるまでウェイティングバーで数名で待っていると「お飲み物はいかがいたしますか?」と聞かれました。私は皆の予算感も聞いていたので、「結構です。お食事と一緒にいただきます」と答えたのですが、一人が「シャンパンが飲みたい」と言い出し、結果全員でグラスのシャンパンを飲むことに。。。一般的にシャンパンはスパークリングよりも高いので、大丈夫かしら・・・と思う気持ちと、好きなドリンクを飲んだ方が良いのではという気持ちとの葛藤があり、結果黙っていました。

そして、「何かここって空いてますね~」と言い出す人もいました。もしかしたらココがレストランだと思ちゃったかな~と思いつつも、ウェイティングバーが空いてると思っただけかもと思い、これまた黙っていました。

全員が揃っていざレストランに通されると、「わ!ここがレストランだったんですね~」と驚く様子をみて、やっぱりレストランとウェイティングバーを勘違いしていたのかと思いつつ、まあ今分かれば良いでしょうと、言葉を飲み込みました。

そして最後のお会計の時がやってきました。予約の時に飲み物も見込んで予定していた金額より3000円ほど高い請求でした。彼らが不審な様子でお会計を見ているので、私が「ウェイティングバーのシャンパンが思ったより高かったかもね~」と伝えました。すると、「え!ウェイティングバーってお金とられるんですか!」と驚いています。スパークリングよりシャンパンが高いという話ではなく、そもそも課金されていたのかということに驚いていて、あ~そこからか~!と私も少し驚きました。

そして知らなかったことは今回の件で学びになったので良かったとして、(本当はよくないです。私が最初に言ってあげればこうならなかったので、、、お許しください。)彼らがこれまで知る機会がなかったことに驚いたとともに、バブルからの時代の流れを感じました。

世代間で教えあいましょう~!

何だか、遠慮しすぎて逆に最後にガックリさせてしまったと思い、彼らへ伝えられなかったことを、このnoteで皆さんに知っていただけたらと思い、筆をとりました。自分の時代はこうだったっていうのは若者に敬遠されるとも聞きますし、こうやって広く読んでいただくのがいいのかな~と思いました。今の時代は伝えるツールが沢山あって便利ですね!そして、私の知らない便利ツールは若者に教えてもらいます!!

持ちつ持たれつでよろしくお願いします~。



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