ライブゲームおまけ集1
あらすじ(1~4話分)
小学5年生の三島光輝は、ある土曜日、謎の光線によって、一緒に遊んでいた友人をはじめ、周囲の人々が消されていく光景を目の当たりにする。白昼夢に思われたそれは、毎週土曜日に行われる、人類の存続を賭けた「ゲーム」の記憶だった。
クリア者として挑んだ「水害の日」。複数回クリア者の荒垣の庇護を受けながら生き残ることを目標に、ゲームの基本について学んでいく。
おまけ(1~4話分)
三島光輝が所属するクラスの担任が書いたメモ
話し方や行動は年相応だが、知っている雑学や会話の節々で使う言葉が妙に小学生離れしている。そういう子は集団から孤立しがちだが、本人のコミュニケーション能力が高く、クラスの中ではむしろ友達が多い方。勉強面は優秀で数学に関しては県統一テストでB問題で満点を取るなど、応用力が高い。一方、A問題では88点と基礎で抜けているところやケアレスミスが多い傾向。国語はA,B共に学校内で3番以内の成績。心情読解の記述問題以外はミスが見られなかった。クラスからの信頼も厚く、4年次に引き続き学級委員に推薦される声もあったが、本人にその気がまるでなく、同じく推薦の声が多かった青柳君になった。この件のみならず、授業中も当てるとほとんどのことを答えられるのに、自分から手を挙げて答えることがないなど積極性に欠ける一面が見られる。
空井朱莉が所属するクラスの担任が書いたメモ
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