初絶で絶オメガに挑戦せし機工士
絶オメガおわった〜〜〜〜!!! 長かった…。
3ヶ月くらいかかるかと思ってたんですけど、他の方々がみんなはちゃめちゃに上手いヒカセンだったので、約1ヶ月半で終わりました。
一生フェーズ2で床を舐めているへっぽこ機工士を見放さずに最後までご一緒してくださった固定のメンバーの皆さまには、感謝しかありません。
攻略については今更私が語ることもないので、参考にさせていただいた記事の紹介に留めさせていただきます。なので、このnoteでは攻略情報ではなく、初めての絶に挑んだ感想や、攻略中に記録していたデータ、自分なりに工夫した点について書き留めておきます。
「初絶ってどれくらい時間がかかるの?」「初絶でいきなり絶オメガに行って大丈夫なの?」「どれくらいの実力があれば絶に挑戦してもいい?」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
1. はじめに
1-1. 自己紹介
まず私自身のヒカセン歴について簡単にご紹介します。
FF14を始めたのはパッチ5.4の頃でした。そのため、現行の高難易度レイドに挑戦したのは、パンデモニウム辺獄零式からです。零式攻略は友人との半固定メインで、早期攻略というわけでもなく、いつもパッチ内(7、8週目)クリアという感じでした。
絶オメガに挑戦する頃には、ヒカセン歴約2年半、プレイ時間約5000時間になっていました。
プレイ環境はPS5+純正ゲームパッドです。マウスやキーボードも接続していますが、戦闘中には基本的に使っていません。
1-2. YOUはどうして絶オメガに?
率直に言うと、単純に無謀で慢心しがちな性格をしていただけです。
三つのパンデモニウム零式を終え、(辺獄や煉獄の不遇の時期と比べると)機工士もやたらと強化され、D3がかなり楽なポジションであることにも気付いていました。残念なイキリ機工士が生まれていたわけです。
プライベートの忙しさ的にも、絶攻略に挑戦するなら今の時期しかないだろうと思い、最初で最後の絶のつもりで募集を探し始めました。
どうせ一度しかやらないなら、どのみち100時間くらいの時間を掛けて取り組むなら、武器が一番カッコよくて、難易度も一番高い(であろう)最新の絶に挑戦するしかないだろうと思いました。その後の苦労も知らずに……。
1-3. 大変お世話になった攻略記事
・Ashushu Tis「6.4 機工士のスキル回し 絶オメガでのスキル回し」
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/28853956/blog/5223097/
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/28853956/blog/5231072/
スキル回しについては、基本はAshushu Tisさんの記事で解説していただいている通りです。
ただし、自分が挑戦したのはパッチ6.45のMW強化が来た後だったため、全体的に火力が過剰になることが多かったです。そのため、実際は記事の内容よりもリソースを多めに持ち越しています。(例:P3検知バーストのWFをP4開幕にずらす、P5とP6はゲージをフルで持っていく…など)
2. 事前準備
2-1. Loadstoneでの固定探し
天獄零式が終わり、大変だった攻略の記憶も薄れてきた頃――不意に身体が闘争を求め始めました。それから毎日ぼんやりとLoadstoneを眺めました。
初絶だし、零式を早期クリアしているわけでもないし、D3機工士しかできないしで、まず条件を満たしているところが少なかったです(当たり前体操)
でも「駄目元で応募してみよう!」と初絶OKの固定に申し込んでみたら、やる気を買っていただけて、案外すんなりと固定は決まりました。
2-2. 最適装備集め
パッチ6.5が来る前だったので、煉獄零式の最終装備が必要だったのですが、なんと全部処分していました(どうして……)。
でも幸い装備箱やら断章やら古銭が残っていたので、もう一度零式に行く必要はなく、運が良かったです。そして今後は行くつもりがなくても絶に使える装備はとりあえず残しておこう、と固く誓ったのでした……。
2-3. 予習フェーズ
とにかくこれが一番時間がかかりました。動画を見てはノートにまとめ、カンペをつくり……の繰り返しですが、零式とは段違いに予習が大変でした。
最終的に、予習3:実践6:復習1くらいの時間配分だった気がします。復習をないがしろにしたとかそういう訳ではなく、尋常でなく予習をしました。
3. 絶オメガ挑戦の記録
攻略にあたり、毎日データを記録していたので、その一部をご紹介します。
まず重要な前提として、「P5オメガからの補充募集(進捗不問)」に入っています。そのため、P5シグマまでについては、他の方は既に練度が上がった状態でしたので、私自身がギミックに慣れていくまでの時間がかなりダイレクトに現れています。
参考までに、固定の編成は「暗ナ白学侍リ機召」でした。8人中、私も含めて4人が初絶の固定です。
コールやマーカー付与は全て他の方にお任せしていたので、D3である私は本当にぴょんぴょん跳ねて殴りながらギミックを処理する以外のことは何もしていません。完全に姫レンジでした。トリガーハッピーhimechanです。
3-1. フェーズごとの攻略時間
まず、クリアまでにかかった時間は「82時間」でした。
上記のグラフは、その内訳になります。前述の通り、P5シグマまでは他の方は練度が上がった状況でしたので、ありがたいことに約27時間でP5オメガにたどり着けました。
最終フェーズに突入したらクリアはそろそろか……!? と浮かれ始めましたが、そこから更に31時間(期間にして約3週間)かかりました。
最終フェーズ(28回目)でついにクリアできたので、本当に最終フェーズを甘く見てはいけないな……というのが印象的でした。ギミック自体は圧倒的に簡単なんですが、「一人の1ミスでそれまでの15分が吹き飛ぶ緊張感」「ダメージがあまりに痛すぎる上に、軽減を入れるタイミングがシビア」「全フェーズ通して最も厳しいDPSチェック」などなど……。絶の洗礼を受けました。
3-2. フェーズごとのミスの回数
基本的に、攻略中のミスは全て記録して、ミスの原因と再発防止策については徹底的に分析しました。
攻略当初からのミスをカウントすると、P1やP2のミス数がとんでもない数になって分かりづらいと思うので、自分がP5オメガに到達してからのミスのみカウントしています。こうやってプロットしてみると、自分が苦手な部分や得意な部分というのがよく分かりますね……。
私のフェーズ2のミス、多すぎ……?(本当に申し訳ありませんでした)
一体何回ブレードコンボのAOEを踏んで、プレステの散開を間違えたら済むんだ、という感じでしたが、結局一番最後まで最も苦手なギミックとして残りました。ここは最後の最後までピクミンしていました。まあ、人それぞれ不得手な部分が違うので、そういうギミックもある(諦念)。
3-3. 周回フェーズにおけるクリア回数
周回フェーズについて書いてある記事をあまり見かけなかったので、余談がてらにデータを残しておきます。
周回は8日間でできるだけ、という形になりました。日によってプレイ時間が違うので、厳密にはあまり参考にならないのですが、周回数は上のような状況でした。基本的には1日2時間ですが、1日目は3時間、7日目は3時間半のトライです。
全員クリア済みとは言え、2時間やっても一度もクリアできない日も半分くらいはありました。クリアしてから初めて気付くワイプ要素もあったりと、周回もコーヒークッキーのようにサクサクとはいきませんでしたが、まあ半数以上のジョブ分のトーテムは集まったので十分でしょう!
4. 初絶挑戦にあたっての工夫
舐め腐ったような精神で始めた絶オメガ攻略でしたが、とにかく固定のメンバーにご迷惑をお掛けしないように、できる限りのことはやりました。
これから初めて絶に挑戦される方に向けて、何か一つでも参考になればと思い、書き残しておきます。
4-1. とにかく予習!!!
FF14の高難易度攻略で最も大切なものは、「予習とイメトレ」です。
零式のときの予習は、動画を見てパワーポイントでカンペを作る、といったくらいでしたが、絶では細かくノートを作りました。
一番重要視したポイントは「マクロに色をつけて、配置を直感的に理解できるようにする」というところと、「タイムラインを正確に覚えて、軽減やバーストのタイミングをGCD単位で確実に詰めていく」といったあたりです。
そして、ミスをする度に、気をつけるべきポイントをひたすら書き足していきました。いつものことながら、動画で予習するだけでは分からないことが本当にたくさんあります。なので、実際に自分でプレイして得られた気付きをどんどん書き加えていきます。
4-2. とにかく復習!!!!
予習の次に大事なのは、間違いなく「復習」です。
とにかく「死んだ原因が分からないときは必ず録画で確認」します。PS5の自動録画機能は本当に手軽でありがたかったですね……。Youtubeの限定配信機能を使ってもいいんですが、常時配信はどうしても重たくなりますし、結局ミスをしたところしか見ないので、ポイントだけ録画をするのが一番自分に合っていました。
もう一点、復習で大事なのは「ミスをした部分は原因を追究して、必ず何らかの再発防止策を考える」というところです。攻略も長時間に及ぶと「ケアレスミス」のようなものが増えるのですが、個人的には「ケアレスミスの背景にある認識の誤りを突き詰めて一つ一つ潰していく」というプロセスが非常に重要だと思っています。
一人が一回ずつミスをしてワイプさせてもそれだけで8ワイプになるので、とにかく「2時間一度もミスをしないぞ!!!」という強い気持ちを持って挑みました。まあ当然それでもミスはするんですけどネ……。
4-3. 使える機能は何でも使う!!
FF14には知らない機能がまだまだいっぱいある……!!!
パーティリストを自由に並び替えることができるということを、5000時間プレイして初めて知りました(ロールごとに並び順を変えられるのは知っていました)。しかもマクロまであるなんて……!?
これがあれば優先度ギミックもただのカカシですな。瞬きする間に優先度を判断できる。忘れないことだ。
今回、基本的な優先度は「H1MTSTD1D2D3D4H2」なんですけど、フェーズ3の検知のみ「MTSTD1D2D3D4H1H2」だったので、最初の頃はとにかくあの部分の優先度判断に苦労していました。
それを、PTリストを「D3(自分)D4H2H1D1D2MTST」の順番に並び変えることで、基本的には上から3人分、検知の時は上から4人分を確認するだけで十分になりました。
他にも、これは普段から調整している方も多いと思いますが、チルトカメラ(注視角度)の設定や、カメラの回転速度など、細かな部分を自分の感覚に合うように調整していくということは、とても有効だと思います。
4-4. ネックスピーカーはいいぞ!
別にアフィリエイトとかではないので安心してクリックしてください。
俺たちの祖堅さんも開発に関わった「ネックスピーカーSC-GN01」! いつも愛用しています。とにかく音のサラウンド感が素晴らしくて、FF14の高難易度で頻出する外周ギミックの難易度を明らかに下げてくれます。
具体的には、フェーズ2のプレステギミックの際に登場する外周の目です。実際に画面で位置を確認しなくても、出現時の音だけで、どこに目が出現したかはっきり分かります。
あのギミックはフィールド上のオメガMやオメガFの位置やエフェクトも確認しないといけないので、外周の目のためにカメラを動かしづらいのですが、ネックスピーカーがあれば音だけで出現場所が分かるので、判別がかなり楽になります。
5. さいごに
まさか自分が絶に挑戦するなんて、半年前には夢にも思っていませんでした。でも、気になっていることは何でもやってみるものですね……。たった2ヶ月弱とは思えないくらい、非常に濃密で有意義な時間でした。
5-1. 絶への挑戦で得られたもの
(1)自信と謙虚さ
絶オメガをクリアしたお陰で、時間さえかければFF14の戦闘コンテンツはまあクリアできるだろうという(根拠があるのかないのか良く分からない)自信がつきました。
また、胸を張って「機工士メインです!」と言えるくらいには、ジョブへの理解や練度も深まりました。
一方で、尋常でなくプレイスキルの高いメンバーと一緒に長時間攻略させていただいたことで、「自分って……FF14のことまだ全然理解していなかったな!?」ということをひたすら実感しました。
正直、攻略中の会話のレベルが高すぎて、ところどころ理解できていませんでした。他ジョブのスキルや特性の内容だったり、軽減の仕様だったり、そういった知識面で足りない部分を今回ひしひしと感じました。
(2)カッコいい武器
ついに手に入れた「納刀時でも光る武器」だ!! わーいわーい!!!
やっぱりこれは嬉しい。絶オメガの武器は光と闇って感じで2種類のエフェクトが切り替わるのが本当にカッコいいんだ。
でも機工士以外の武器を背負う勇気はまだないので、他のジョブでもこのカッコいい武器に恥じないくらいのプレイスキルを身につけられるよう、今後も地道に鍛錬していきたいです。
(3)レジェンド称号の重み
やや語弊があるかもしれませんが、これまではレジェンド称号の方を見かけても「別世界の人たちだな~」とぼんやり感じていたのですが、ようやく自分の延長線上にいる人たちとして認識できるようになりました。
それと、この称号をつけるのって、単に「俺は絶をクリアしたぜ!」っていう見栄のためではなく、長期間に及ぶ攻略に対する思い入れと達成感の結晶なんだな、と自分でつけてみて知りました。案外、悪くないぜ……。
5-2. 結局、初絶で絶オメガってどうなの?
冒頭で書いた問いに対する返答で、この記事を締めたいと思います。
Q1. 初絶ってどれくらい時間がかかるの?
絶オメガや絶竜詩に関しては、最低でも100時間、2ヶ月くらいの期間がかかると覚悟しておいた方がよいと思います。
今回、私は幸いP5オメガからの補充募集に入れていただけたので、82時間(約1ヶ月半)で終わりましたが、最初から練習だと150時間(3ヶ月)くらいは掛かっていただろうな、と思います。絶の固定に参加する場合は、数ヶ月は絶中心の生活になる覚悟が要ると思います。
Q2. 初絶でいきなり絶オメガに行って大丈夫なの?
全く大丈夫ではないです。正直、途中で心が折れるかと思いました。
今回、P5オメガの補充募集に入ったという無謀すぎる状況もあるのですが、自分が原因でひたすらワイプを繰り返す状況はなかなかにしんどいです。
でもメンタルが無駄に強いのでその辺はなんとかなりました。
今回、「①パッチ6.45のMW強化」「②パッチ6.5の新ID装備の追加」という二点の緩和が入った状態だったため、特に火力面ではかなり楽になっていました。全くの緩和なしの現行絶を初絶でやるのは絶対にお勧めしません。
Q3. どれくらいの実力があれば絶に挑戦してもいい?
タンクとヒーラーは、零式よりも更に高度なことを求められるので、先に他の絶で感覚を掴んでおいた方がいいと思います。
DPSに関しては、火力調整という絶特有のテクニックが必要にはなりますが、現行の零式四層をパッチ内クリアできるだけのギミックへの理解度や、スキル回しを最適化する能力があれば、初絶で絶オメガも十分視野に入れられるとは思います。
でも結局一番大事なのは、挑戦時点でのプレイスキルではなく、「自分のミスを徹底的に分析して改善できるか」「100時間以上の攻略を途中で投げ出さないか」「他の固定のメンバーと協調してやっていけるか」といった点に尽きると思います。
絶オメガを終えて改めて学びました。何に挑戦するにおいても、一番大事なのはやる気(モチベーション)です!!!
以上、長々とご覧くださりありがとうございました。
高難易度攻略はパッチ7.0までお休みする予定ですが(と言いつつも、しれっと異聞アロアロ島に行ってそう……)、今後ともまったり楽しくエオルゼアライフを満喫したいと思います。
いつもありがとう!! ファイナルファンタジー14!!! 大好きです!
(C) SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
記事内のスクリーンショットは全て株式会社スクウェア・エニックス様の著作物です。