2022.09.27 彼岸
鮮やかな赤が目に飛び込む彼岸花。
最近では白のほかに黄色もあるらしい。
連休に平和記念資料館へ行き、原爆ひとつで人生が一瞬にして変わってしまった過去を辿る。
広島市内のタクシー運転手さんが言うには、今の広島の発展は原爆が落ちたからだ、と。毎年必ず全国から学生が団体で来てくれるし、8月のニュースでは毎年必ず取り上げられる…と。確かにそうかも知れない。今この瞬間は過去の連続でもある。(とはいえ、実はまったく別の時間軸上にあるのかも知れないが…)
だからこそ、ご先祖様に想いを馳せるお彼岸という期間が日本にはあるのかも知れない。今のワタシ、今の日本があるのは、良くも悪くも先人たちの残した痕跡の積み重ねだ。
『ゆめゆめ忘れるなよ』
彼岸花から聞こえてきた。
爆弾ひとつで一瞬にして人生がガラッと変わる。
でも、これは過去のことではないのかも。
日本近郊には今でも爆弾が飛んできている。
単純に過去のこと、という感覚で資料館をみることは出来なかった。
明日は我が身…。
いつ何時、自分ごとになるかわからない。
それこそ、一瞬のうちに。
病気や戦争で簡単に打ちのめされる肉体と、死後もずっと続くと言われている精神世界と。
その関係性についての興味と関心はますます深まった。
いいなと思ったら応援しよう!
手仕事・手づくりへの興味津々。無から有を作り出せる才能にも興味津々。