フラワーエッセンスのある生活5
2022.12.13
曲がりくねったトレッキング (1)
天河大辨財天社〜天川河合〜みたらい渓谷〜洞川温泉
with
Angelic Essence
Interdimensional Traveler
Interdimensional Traveler Too
Alaskan Essence
White Lupine
Sunflower
and
non music day(音楽を聴かない)
non photography day(写真を撮らない)
「ただ聴く」
「ただ観る」
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本来は鳩ノ巣渓谷の時と同じくAngelicの2つだけを使う予定だったが、この旅行の出発前にどういうわけか自身の「男性性」について考え始めた。
普段あまり考えないテーマだったからよけい気になった。
それで、Alaskanの2つも併用する事にした。
White Lupineは、約11年前にぼくが初めて摂ったエッセンスの1つ。
何故か日本の代理店では扱っていない。
ぼくはAlaskanを本国から個人輸入しているので手元にあった。
5:00
起床。
こんなに早く起きる事はめったにない。
6:00
出発。
電車とバスを乗り継ぐ。
途中、朝食をとり、約4時間の行程。
非常に寒い。
10:00
天河大辨財天社着。
かなり強い雨が降っているが、やむと確信している。
境内の前には大部屋のような形で寒さよけの屋根付きスペースがあり、中は暗かった。
お参り。
お賽銭と同時に半分入れる。
外へ出て歩き始めた時には雨がやみ始めていた。
12:00
天川河合。
ここまではほぼ一般道だったが、景色は悪くない。
若干、時空が歪む。
案内所へ立ち寄った後、みたらし渓谷遊歩道へ。
雨、降ったりやんだり。
渓谷沿いに遊歩道は続く。
露出した木の根や石の上を歩く。
雨で滑りやすくなっている上、少し狭い。
おまけに柵のない場所も多い。
ふらついて一歩足を滑らせたら谷底へ真っ逆さまだ。
万が一の場合、この寒さでは命にかかわるだろう。
渓谷と遊歩道の交わり方により様々な音が聞こえてくる。
ところどころ滝になり、一方では繊細なせせらぎが遊歩道と交差する。
壮大な滝の流れを見下ろして目を上げると、目の前に小枝が一本。
その先端に一滴の雨粒がついていた。
その対比に水の全体性を感じ、泣きそうになる。
13:00
ピーク。
信じられないような美しい景色が目の前に広がっている。
巨大な岩が連なっているが、その岩肌は見た事のない色彩感で、輝く金属質にも思える。
まるでSF、未知の惑星の様な世界だ。
吊り橋を渡る時にはその異世界を真下に見る事が出来る。
気が遠くなりそうだ。
更に歩いて行くと穏やかな流れになり、河原へ降りられる場所があった。
透明な水の中をイワナらしき魚が泳いでいる。
穢れを知らぬ命。
神聖な場所。
美しすぎて意識を失いそうになる。
自分が写真を撮らないでいる事もある意味信じられない。
ノンフォトグラフィーディと決めていなければ反射的にスマホを取り出していただろうが、ここにいる事の存在感は写真には収まらない。
しばらく瞑想。
わずかな間に感じる忘我。
その後に生まれ始めるイメージ。
記憶の中から現れてくるイメージ。
自分が何を大切にしているか、何に縛られているかを理解する。
肉体を思い出し、寒さを感じると暗く魔的なイメージも生まれてくる。
ある意味、それは危険信号。
体を動かしていなければ凍える。
情景から感じた感覚を
肌で感じた空気感を
肌触りを
記憶しているだろうか?
演奏で再現出来るだろうか?
14:00
山の向こうで雲の影から太陽が出た。
木の枝についた無数の雨粒が光り輝く。
プチ太陽信仰。
この様な瞬間はめったに味わえない。
「大聖大権現社」という小さなほこらがあった。
その空間は神聖すぎて、鳥居の向こうへ入れなかった。
遊歩道の終着点、洞川を守るための、結界の意味合いも含めた場所らしい。
そのすぐそば、河原に行ける場所で瞑想。
先ほどのような異世界ではなく、ゆるやかに流れる浅い川だ。
自分はどこか遠くから来て今ここにいる。
そしていつかまた遠くへ行く。
自分は目に見えないような何かだと感じる。
遊歩道を歩いている間、誰とも会わなかった。
あのイワナだけだ。
15:00
洞川温泉。
食事。
15:58
帰りのバスに乗る。