さくらひろしという生き方
今日は新潟も若干晴れ間が見れて気温も少し高めの一日となりました。(と言っても最高気温6〜7℃)
ほんのちょっと気温が上がるだけでも屋根の雪はどんどん溶け出し、地面もすぐに顔を出します。
なんだかそれだけで心が軽く感じられるそんな陽気の今日は、僕の人生観について少し書いてみたいと思います。
と言っても僕の人生観など他人様からすればどうでもいいことだと思うので、ここでは僕のお手本としている2人の人物うちの一人、さくらひろしについて書いてみたいと思います。
さくらひろしと言えば言わずと知れたちびまる子ちゃんのまる子のお父さん。
そう、あのひろしです。
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20代の頃は僕もそれなりに野心があり、また年齢的にも血気盛んな年でもあったので、スティーブ・ジョブズや孫正義のような人物に憧れを抱いていました。
特に孫さんの「このソフトバンクをいつか豆腐のように一兆、二兆と金を数えるような会社にする」という言葉にしびれました。
なんてスケールのデカい男なんだと。
孫さんの生い立ちや苦労話にも本当に感銘を受けました。
生まれや環境は全く関係ない。努力と強い意志でいくらでも道は切り拓けるんだ。
涙ながらに語る姿に僕もわんわん泣きました。(こちらは音声だけです)
あとはユニクロの柳井さんにも強い憧れを抱いていました。
柳井さんも小さなお店から一代であのユニクロを築き上げた方ですからね。
もう僕にはキラキラして見えました。
さて、それに比べてひろしはというとその対局にいるような男です。
やる気や向上心、努力といった類のものはかけらもありませんよね(笑)
そんな真逆の価値観にしっくりくるようになったのは30代半ばを過ぎてからです。
僕はちょうどそのあたりから徐々に物欲よりも心の満足を求めるようになった頃で、なんとなく「今のままでも十分幸せだな」と思えるようになってきていました。
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アニメや漫画に登場するひろしはなんとも頼りなく、いつもぐうたらでろくな親父じゃねぇなと思って見てた方も大勢いらっしゃるかと思います。
でも実はあれで結構深みのある言葉を残してるのでその中から僕のメモに残っていたものをいくつかご紹介します。
自分の好きなことがやれて家族が幸せならそれでいいんだ
いちいち心配したって心配しなくたってどっちみち結果は同じなんだよ。 どうせなるようにしかならねぇんだから、心配するだけ損じゃねえかよ
俺はしなくてもいい苦労はしない主義なんだ、 人生なんておもしろおかしく過ごしたほうが勝ちなんだよ
生きるってことは忘れることよ。
人間てのはよぉ、物事全部覚えてたらかえって苦しくって生きていけないもんよ。
おれはぜんぜん怖くなんかないね。死ぬときゃ死ぬんだ。 先のこと悲嘆するより、今、この酒がうまければいいんだ。
バカってのは幸せでいいな、都合のいいことしか覚えてねえんだから
なんかね、これはこれでかなりスケールのデカいこと言ってるんですよね(笑)
しかもかなり芯を食ってる。
人生とは?幸せとは?その答えがこれなのかなって思うくらいです。
たとえ輝かしい経歴がなくとも、人が羨むような暮らしができなくても、幸せや喜びというのはすでに手にしているんだなって思わせてくれるんですよね。
「なんだ、それならオレももう持ってるじゃん」って。
幸せって求めるのではなく見つけるものなんですよ。
みんなよそ見ばっかりしてるから気づかないんです。
そんなことを気づかせてくれるのがさくらひろしなんですよね。
どうです?わりと良い男でしょ(笑)
あとこちらのやひろさんの記事も「幸せってこういうことなんだね」って思わせてくれます。
読んでいて心がほんわかするお話なのでぜひこちらもご覧になってみてください。