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めんどくさいチップ文化が好き

強い嵐

今日は1日中嵐でした。記録的な風で、近所の大きな木が倒れた様子がニュースで何度も流れました。外見たらアンテナもあちこち倒れていました。
まだ風は続いています。

イタリアンレストランに行く予定を徒歩10分のフィッシュアンドチップスの店に変更するも、通りを渡っだだけで吹き飛ばされそうになったので、諦めて家に戻り暖炉の火を入れてテレビ見てました。


最近嵐が多いイギリス

大雨の時は来なかった配達員

スーパーの食品配達の日なのですが、あまりにもひどい嵐なので、ニュースでたくさんのトラックがひっくり返った映像を見て、夫と話をしました。

「もし配達の人が来たら、チップあげようね」

配達員は、以前大雨の時は、来なかったです。

お腹が空いて冷蔵庫の中をのぞいていた時、ドアを叩く音がしました。

ドアを開けると配達員の運転手は不機嫌そうに風の中、私を睨んでいます。

「5分待ってたんだよ!」

予定よりだいぶ早かったので、気付くのが遅れたのです。
うちはドアについている金具でドアを叩く仕組みなので注意してないと聞こえません。



ドアベルの代わりに、装飾的な(この写真では、動物)のドアのノック用の金具が付いている。

夫がチップを渡した途端、険しかった配達員の表情が、ほころびました。

「ありがとう‼️」
「気をつけて帰ってくださいね」


チップってめんどくさい

イギリスは今や支払いのほぼ100%デビッドカードになって、現金の支払いは不可っていう店もあります。

でもチップは普通、現金で渡します。

だからチップのためだけ、いつもちょっとした現金を準備するように気をつけてないといけません。



ペンキ塗りの職人


以前、大工さんに紹介されて見積もりに来た漆喰職人は年配の男性だったんですけど、実際に仕事に来たのはこの人の息子らしい15歳16歳位のまだ子供みたいな3人でした。

夫は少年の若さに驚き、感謝をしてチップを1人2000円ずつあげたのに後で、漆喰は穴やスキマだらけの雑な仕事とわかってがっかりしました。



床の職人。イギリスの家は平均100年位と古いので修繕のため、職人さんが必須。

チップで生じるやり取り


チップってめんどくさいですけど、こちらがチップを渡すときの職人さんの嬉しそうな顔が好きです。

「娘のプレゼントにする」
と言ってたのは、クリスマス前にガス器具点検してくれたガス屋さんでした。

その前に水道屋さんがトイレ修理に来たのは金曜日だったから、
「パブに行って一杯余計に飲める」
とやっぱり相好を崩しました。

仕事してくれた人への自分の感謝の気持ちを表して、喜んでもらうことができる。

チップ文化ならではではないでしょうか。


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