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第5回 読書会の「泣けた本」

先週は急な仕事で読書会ができませんでした。ご迷惑かけてすみませんでした!泣けた…!

そんなわけで一週間空いてしまった読書会のお題は「泣けた本」です。
結構泣ける本はあると思うのですが、その中でも選りすぐりに胸にクル…!
そんな本を紹介していただきました。


1.B・Dさん 「いずこへ」 坂口安吾著 青空文庫 1957年


いずこへ

昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である坂口安吾の小説。初出は「新小説」[1946(昭和21)年]。「私はそのころ考える気力がなくなったので耳を澄ますように生きていた」。その姿はまるで「落伍者」のようだった。三人の女性との複雑な関係と、当時の生活を下敷きに描き出す自伝的性格の強い短編小説。(Amazonより)



2.K・Mさん 「ロボヲさん」 大野悦著 ディスカヴァー・トゥエンティワン 2002年

ロボヲさん

ゼンマイ仕掛けのロボット、ロボヲさんにはじめてできた友達は一凛のひまわり。でも、夏が終わろうとするころ、ひまわりはロボヲさんを残して枯れてしまう…。400を超える応募作品の中から見事選ばれた第2回メッセージブック大賞受賞作。(Amazonより)


3.P・Sさん 「夜と霧」ヴィクトール・E・フランクル著 みすず書房 2002年(1956年)

夜の霧2


本書は、みずからユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇蹟的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)である。「この本は冷静な心理学者の眼でみられた、限界状況における人間の姿の記録である。そしてそこには、人間の精神の高さと人間の善意への限りない信仰があふれている。だがまたそれは、まだ生々しい現代史の断面であり、政治や戦争の病誌である。そしてこの病誌はまた別な形で繰り返されないと誰がいえよう。」(「訳者あとがき」より)

4.C- Sanさん 「Wonder」 R.Jパラシオ ほるぷ出版 2015年

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生まれつき顔に障害があるオーガストは、10歳で学校に通うことになったが、生徒たちは彼の顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて避けるようになる。一方で、オーガストの話を面白がる同級生は少しずつ増えていき…(TRC MARC商品解説より)


自分は「Wonder」を選書しました。泣けたんですよね。色んな人の目線で物語が進行して、主人公のオーガストの境遇というよりは、出てくる人みんなを応援するような、元気づけられるような、祈るようなそんな本でした。
映画もあるのでそちらもオススメです。ちなみにフィクションですが、実際の出来事を元に書かれているそうです。


今回の読書会について
今日は初めて参加される方がお二人いらっしゃいました。
Twitterで知ってくれたり、直前に出すPT募集を見てくれたり。自分はTwitterをあんまりしてなかったので、なかなかつぶやくのむずかしいなーって思ってる方なんですが、こうやって誰かと繋がれるとこれからもどんどんやっていこうって気になりました。本当に来てくれて嬉しいです。ありがとー!

お題を出すようになって、今日読む本だけではなく実際に読んだ色んな本を教えてもらえるので素晴らしいなあと思いました。
今日はお題が泣けた本だったので、一概に感動する!と言えるものだけではなく本当に悲しい本もあると思いましたが、一人が読んだ本に読んだよーとか、興味あるなーとか反応があるのも嬉しいし、共感したり読んでみたいと思えたりするのが大事なんだなって思いました。な

ちなみに「夜と霧」を読んだことなかったのは自分だけだったので、今度読んでみようと思いました。
「辛いときによむと、考え方を変えてくれる 救いになる良い本だと思います」「落ち込んだとき、すごく落ち着く本だ…」(読書会のPT会話より)
本の紹介を見ていると、こんな感想が出てくるのが驚きです。人間ってなんなんでしょうね。

そんな感じで今日の読書会も最高でした。
次の読書会でもお待ちしております!

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