「異世界転生モノ」が流行るなら、世の中まだまだ大丈夫。
圧倒的に無宗教者が多いハズの日本で、
「転生モノ」が流行っている。
一度死ぬか、事故に巻き込まれるかして、
異世界でチート級の能力を手に入れ、
パリピ以上に人生を楽しむ主人公。
そんなキャラへ
無抵抗に感情移入できるのは、
各種ガチャにハズれまくった、
現実拒否ガチ勢だろう。
♫:♭♪#♩……!!?
※ニュータイプが聴く
「あの音」を脳内再生いただきたい。
今、「異世界転生モノ」とその愛好者を、
一瞬で敵にまわした自覚を感じる!
だが、
(一方的に煽って、敵対したであろう)
彼らを、私は非常に好ましく、
そして、羨ましく思う。
なぜなら、
私は生まれ変わるなんてまっぴら御免で、
輪廻転生を断固拒否する人間だからだ。
一度死んで、転生して、何とかして、
現実の自分(の何か)を変えられたなら、
日々を楽しく、超前向きに生きられる。
そう思えるのであれば、
人間まだまだ健全ではないか。
きっと、彼らは環境や自分が変われば、
楽しく生きていける(生きていきたい)、
と感じることができるのだ。
どんなに滑稽でも、
リアリティーがなくとも、
やたらご都合主義でも、
無駄にファンタジー全開でも、
生を肯定できるのであれば、
世の中まだまだ大丈夫。
私には、そう思える。