世の中について、ダラダラと独り言。
※ただ私の脳内の膿を出している記事です。
〇〇世代とか、本当どうでも良い。
どうでも良いとか記事にしている時点で気にしてない訳ないんだけど、聞けば聞くほどバカバカしいなと思ってしまう私。
団塊の世代、団塊ジュニア、バブル世代、ロストジェネレーション、ゆとり世代、第七世代、Z世代…。
私自身はロストジェネレーションで、ナウな存在がZ世代。すぐにまた次の世代に変わるのだろう。
子どもの頃「最近の若いもんは」的な言葉をよく聞いた。私が子どもの頃だから、おそらく言ってる方が団塊の世代で言われてるのがバブル世代辺りだったのかなと思う。これは憶測だけど。
高度経済成長期を支えて週一回の休み以外は仕事に捧げた団塊の世代の方々にとって、バブルの恩恵で馬鹿騒ぎしている若者の姿は理解し難い存在だっただろう。それは容易に想像出来る。
じゃあ最近はと言うと、我々ロスジェネも含めて先人を『昭和脳』と称して、ともすれば新しい価値観を受け入れられない存在として乏める。言い換えれば「最近のオヤジどもは」である。どうやら立場が逆転してしまったようだ。
最近立て続けにテレビで観た内容がある。
「。(マル)ハラ」という新手のハラスメント。…とされるもの。LINEなどのメッセージの最後に「。」を付けると若者が威圧感を感じるのだそうだ。そこかしこで話題になっているのでご存じの方も多いでしょう。個人的には「はぁ?」という感じ。「なんで?」という。
「。」で終わるのは何か冷たい感じがするのはわかる。文章はあくまで文字列だから、同じ文面でも捉え方次第では誤解されることもあるかもしれない。なので私はメッセージの最後を記号や絵文字にすることが多いのだけど、絵文字を使うとそれはそれで『オジサン構文』とか言われてしまう。もうパニックだ。そっちのがよっぽどハラスメントだろう。
そもそも「。」に威圧感感じるとか、単純に普通の家庭でまともな教育されてないだけだと思う。少なくともそれを言ってる親世代はZ世代のルールでLINE送らないはずだし。
手書きの手紙から始まって、電子メールを通過して、ある程度の歳になってからSNSを扱っている世代と、始めからコミュニケーションツールとしてSNSが存在する世代が同じ感覚で文章作るわけねーだろ。アホか。そんなに暴力描写がコンプラ的に問題なら、戦国時代なんか歴史の教科書から抹消してしまえ。クソが。
…失礼。話が逸れました。
テレビの…特にバラエティ番組は影響力なんて考えずに、面白さを優先します。ヒステリックな人たちが怒らないように気をつけて視聴率さえ取れれば良いだけだから。だから、「若い子たちにこんな風に思われちゃってますよ」的な構成にして、専門家(?)もそういう方向性で話す。厄介なのは、こういう番組を観て若者たちが「自分たちが主流派」「新しい価値観について来れないとかダサい」みたいな勘違いをしてしまうこと。メディアの印象操作にあっさり乗せられて、中高年があたふたすること。単なる演出で、限られた場所で局地的に流行ってるだけなのに、それに気が付かず踊らされること。
どっちかというと若者と同じやり方でオッサンオバハンやらシニア層がLINE打ってる方がかなり気持ち悪いと思うんだが。違うの?
生まれ育った時代が違うんだから、アレもコレも違うのが当たり前で、それを受け入れられない躾や教育をしてしまっているからどんどん面倒くさくてお互いに生きにくい時代になっている。多様性と言いながら、狭い価値観に偏っていってるわけで。本当にもう、言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン…が加速して行くばかりですよ。世の中なんて実際ポイズンだらけなのに、それに耐えられないような温室育ちにしてしまうから、心が弱い人が増えていく。
昭和の悪い部分は是正していった方が良い。その為にネットは有効だから活用した方が良い。
でも、ただ「新しい価値観=正しい」みたいな短絡的な思考に陥らずに、正論だけで世の中が上手くいくなんて安易に考えずに、古い考え方と新しい考え方の良い部分を取り入れてほしいなと思う。
闇雲に新しい世代を否定する気持ちはない。
「不適切にもほどがある」なんてドラマが流行ったけれど、アレを観て騒いでいるのは結局ほとんどテレビ世代で、ドラマとしては面白いが、「若い奴らにひと泡ふかせてやった」なんて思っているとしたら、それはとても情けない。Z世代はあのドラマを観ても泡なんてふきゃしない。ただ笑って観て、たまに感動しているだけだ。
私自身、「最近の若いもんは」よりも「最近のジジイどもは」と思うことの方が圧倒的に多い。老害なんて言葉は酷い表現だなと思うけれど、事実老害と言いたくなる年寄りは少なからず、いや、相当いるなと感じている。歳を重ねているだけで、偉くもなんともないのに、誰に対しても偉そうに接する年寄りたち。
どっちもどっちだよ、本当に。お互いに受け入れて、調和出来るようにすれば良いんだ。中高年は謙虚に、若者は年長者を敬い、新しい価値観を受け入れながら、古き良き文化慣習は大切にする。理屈だけで考えず、しっかり話合って一番良いバランスで融合させていく。いちいち他方を責める必要なんてないと思う。
少なくとも自分の子どもには、そういう風に生きるように教えていきます。