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好きなアーティストには売れてほしい派です。

「売れる前から好きだったアーティスト(アイドルとか芸人さんとかも)が、売れて有名になるのは寂しい」という方も結構いると思いますが、私は自分が良いと思ったアーティストには漏れなく売れてほしいと思っています。

実際売れることで音楽性が変わってしまうことも少なからずあるけれど、それはそれで仕方がないなと。それよりも、売れずに解散とか、活動休止という道筋を辿る方が余程寂しい。

という前置きはさておいて、ずいぶん前から良いなと思っていて、最近やっと世間が見つけてくれた方がいます。

コレサワさんです。
前に一度自分の記事に書いていて、それが2年くらい前、個人的に良いなと思ったのはもう7年以上も前のこと。もう売れないんかなと思ったら、ここに来てようやく認知され始めたのです。いや嬉しい。

音楽性はと言うと、大塚愛さんやaikoさん、西野カナさん等のガーリーポップに類するのですが、特徴は歌詞。名前をあげた3人に限らず、一般的に歌われるラブソングって、映画やドラマと同様に「そんな恋愛したことねーわ」という、ちょっと美化されたり誇張されたりしていて、個人的にはあまり共感出来ないことが多いんです(3名とも好きなんですけどね)…。でも、コレサワさんの歌詞はリアルな感情さらけ出していて、やさぐれ感ももろ出しで、その飾らなさを「れ子ちゃん」という着ぐるみ?で中和というか誤魔化すというか、ポップに昇華しているわけです。その言葉選びからは、文学的なセンスも感じます。

聴き始めた当時既に30代を終えようとしていたオッサンの私が魅力的を感じたわけですが、まぁ売れない。ずっと売れない。若い子には響かないのだろうか、このままフェードアウトしてしまうんかなと、例の如く世間バーカと思っていたわけですが、ようやく日の目を見て、本当に良かったと思っています。まだ聴いたことの無い方には是非聴いてみてもらいたいです。

で、ついでなので、何故まだ売れない?と思うアーティストをご紹介。

TOMOOさん
良曲だらけですし、可愛らしいルックスとはミスマッチな低音の歌声も魅力的。ユーミンとか今で言うとあいみょんとかのような、スタンダードポップスの正統継承者だと思うし、彼女の歌声はもっと広く世に届くべきだと思っています。Grapefruit Moonは唯一無二の名曲ですよ。


PEDRO
こちらはまぁ個人的な趣向が多分に含まれてるわけですが、こちらもヴォーカルのアユニ・Dの歌と歌詞が素晴らしいんです。歌詞の言語センスには、本当に驚かされます。

歌詞ってメロディに乗せる分、とても制約が多いわけですよ。曲の印象とあまりズレてしまうと悪い意味での違和感になりますしね。その中で、こんな言葉思いつくんだ⁉︎という感動が頻繁にあり、それは嫉妬すら感じるわけです。

ギターがナンバーガールの田渕ひさ子さんですから、そこらの軟弱なガーリーロックとは違いますしね。もっと届けと、心から思います。こちらも良曲だらけ。

上げ始めるとキリが無いので今回はここまでにしておきますが、今の退屈なヒットチャートに水平チョップをぶち込んでくれるアーティスト、たくさんいますから。是非世間に届いてほしいなと、また記事にしようと思ってます。

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