仕事人間サラリーマン!! #シロクマ文芸部『月曜日』
月曜日が好きだ。
神に「仕事人間」というアビリティを付与され生きてきた私にとって、「休日」は不要であり、苦痛でしかない。
幼少期より両親に教えを乞い、時に叱られながら成長し、小学校から大学で得た知識や経験の全てを仕事に注ぎ、そしてその対価として収入をいただくのだ。なんと美しく、素晴らしいことだろう。
対して「休日」は自由奔放且つ不条理の極みのような子どもという存在に翻弄され、慣れない家庭の業務遂行に失敗しては妻に叱責されるのである。それはこれまでの私の経験ではいかんともしがたい所業であり、それでいて収入は得られないのだ。それどころか、私が労働で得た対価である“給与”は十分の一以下に目減りした金額で“お小遣い”という承認し難い名目に変換され、手渡されるのである。この上ない理不尽であり、悲劇としか表現のしようがない。
そのような「休日」という神の試練をストレスMAXで乗り越えた末に、月曜日を迎えるのだ。
素晴らしき哉、月曜日!
いざ行かん、我が愛すべき戦場へ!!