"居場所"をつくる
毎年、夏が近づいてくると無条件にわくわくして、楽しいことがしたくなります。いろんな人に会いたくなります。
ここ2〜3か月ほどの間に、実際にいろんな人と会いました。
大学時代の友人、前の職場の同期、バイト仲間、幼馴染、お世話になった先輩。
今まで考えたこともなかったけど、急にふと「この人たちと過ごすのって、私にとって"居場所"のひとつだな」と思いました。
気を張らずに自然体でいられる。居心地が良くて安心する。会えると嬉しい。顔を合わせて話をするだけで、帰りにはすごく心が満たされた気分になって、充電完了!って感じになる。一緒にいないときでも、心の支えになってくれる。
大袈裟でなく、生きていくうえで欠かせないものだなあと思います。
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デイサービス設立にあたって、私たちが大切にしたい柱/キーワードが6つあり、そのひとつに心理的安全性というものがあります。
心理的安全性とは、近年ビジネスの場面でよく聞かれるようになってきている言葉です。
もっとシンプルに、私たちなりの言葉で言うと、「それぞれが自由に過ごしていても居心地の悪さを感じず、『ここにいていいんだ、ここは自分の居場所だ』と思える」、「自分の思いややりたいことを安心して口にできて、実際に取り組んでいける」といったイメージです。
これって、私が友人たちと過ごすときに感じることと一緒だなあ。
つまり、心理的安全性が保たれている=居場所だと感じることができる、と言えそう。
先週の記事でおだけくんがシェアしてくれた、「いい場をつくるには」という内容は、物理的な場所、拠点・空間についての考察でした。いわばハード面です。
私が友人たちと過ごして感じた「居場所」は、"コミュニティ"という意味での"居場所"。実体のないもの、ソフト面と言えます。
心理的安全性を確保するためには、この両方から考えていくことが必要不可欠だと思います。
どんなにかっこいい建物で、機能的な設備が整っていても、最低限のコミュニケーションしかなく孤立した状態では楽しくない。
反対に、お互いを思いやり良い関係性が築けていても、場が不衛生だったり狭かったりすると、活動の意欲も内容も制限されてしまいます。
デイサービスをやっていくうえでの柱が6つあると書きましたが(他の5つについては追々…)、そのなかでも、心理的安全性は土台になる部分だと考えています。
では、その心理的安全性を確保するために何ができるか?
これまでに何度も話題になり、3人で意見を交わしてきました。
ソフト面にフォーカスして挙げると、絶対に外せない、妥協したくないものとして、「一人一人ときちんと向き合うこと」があります。
利用者さんとスタッフの人数のバランスはどの程度?どんな過ごし方にすれば、ゆっくり話す時間がつくれる?
こういった視点も理由のひとつとなり、私たちのデイサービスは「小規模で、入浴サービスはしない」予定としています。
そうなると、なかなか大きな収入は得にくいという問題にも直面しています…が、それでもここは譲れない。
どうにか他に収入を上げる手はないか…どこか経費を抑えられないか……最近はお金の話で悩んでいるところです。
理想と現実をすり合わせていく、難しい部分ではありますが、何度も何度もいろんな角度から事業について考えて、サービスの輪郭が少しずつ明瞭になってきている感じがして、手ごたえがあり楽しいです。
今回は利用者さんについて書きましたが、もちろんスタッフやその他関係者も、心理的安全性を確保したい対象です。
私たちのつくるデイサービスに関わってくれるすべての人にとって、「自分の居場所だ」と思えるようにしたい。
友達に会いに行くみたいな気持ちで仕事に行けたら、こんなに楽しいことってないです!
なんかおもしろそうかも、関わってみたいかも、と思ってもらえたら、ぜひ気軽に声をかけてもらえると嬉しいです。
もちろん、一緒には働けないけど応援するよ!って優しい方も、ぜひ繋がりましょう!いつかどこかで何かできるかもしれないし、何よりめちゃくちゃ喜びます、私が。
いつも記事を読んでくれる方も、本当にありがとうございます。
3人で週替わりならいけるか〜と思ってたけど、案外すぐに順番がまわってきます。今回はテーマどうしよう?やばい間に合わない!となったりしてます。書きながら何度も読み返してるうちに、あれ?何言ってる?ってなったりもします(今回もなってます)。
そんな感じですが、引き続き頑張って発信していきたいと思ってるので、今度ともよろしくお願いします!
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