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稽古場日誌 第4回 「森の奥で倒れた木の音が聞こえる程静かな心を持ちたい」

お疲れ様です!本日も稽古場日誌書いていきますよん〜✍️
今回は12月8日(日)の稽古場日誌です!この日も休日稽古!ではありましたが、役者さんの予定が色々詰まっている日で、午前中は2人しか集まらないそうだったので午後からの稽古となりました。

そしてこの日は初めてのNightでの稽古!Nightとは中央大学多摩キャンパス4201教室の事で本公演の本番が行われる会場でもあります。普段は稽古場として使っており、中は落書きが沢山してありとても綺麗な所…とは言えませんが、サイズ感的には今回の劇にとてもあっておりよい劇場だと思います。ちゃんと!本番当日は中に幕を張ったりして綺麗に見せる!予定ですので皆さんご安心を。掃除もしてくれました、本当にありがとう…🙇‍♂️

本日の稽古では白咲花凪しろさき はな役の石川優咲と安銅心あんどう しん役の嶋田のシーンを最初は何度も繰り返し練習しておりました!この2人はとても昔からの旧友のキャラクターなのでね、たくさん話してたくさん仲良くなってもらいたいものです。
途中からは透野快生とうの かいせい役の志道修も参戦。3人でのシーンは結構あって、それに中身もしっかりしたシーンだったので稽古は熱が入りましたね。僕もだいぶ言い過ぎてしまった所があったかも…まだまだ稽古序盤ではあります。焦らずゆっくり丁寧に、自分にも言い聞かせている所でございます…。

Nightは音がとてもよく反響する場所です。ほんとに小さい声で喋っても、セルフエコーが…かかってしまう…くらいに…反響します。文字でエコーを表現しようとしましたが無理でしたすみません。
劇の雰囲気的には割と静かめなものを目指しているので、小さな声でも届きやすいのは一つ利点なのかなと考えていたりします。僕は稽古で何度も「声を絞る勇気」を持って欲しいと言います。今回の劇場に関わらず、僕は声の大きさは小さい方にも幅をしっかり持たせる事が重要だと考えていて、今回の劇ではそれが特に活きてきます。感情表出のひとつの方法として持っておくと絶対に武器になります。お客様に届くか届かないかギリギリのラインをせめる声量を探してみてそれを上手くつかっていけるようにこれから役者さん達には稽古頑張ってもらいたいです。

ところで、声って普段はあんまり意識しないですけど反響して自分の声もしっかり聞こえると「あ、波だな。音の。」って感じますよね。そう思うと途端に声が記号に感じられます。これも稽古で何度か言っているのですが相手のセリフを聞いてそれに反応して自分のセリフが記号として出てくるまでにセリフを体に染み込ませて欲しいと僕は思っています。セリフを記号化する事でそこに意識を取られず、その場の空気感や会話のテンポ等々全ての情報をキャッチする余裕を生んで欲しいという意味です。
なのでNightはその意味でも何だか僕らにとってとても適した環境であると感じられずにはいられないのです。有意義な稽古にできるように、これからも色々意識しながらやっていきたいですね。

ということで、今回はこの辺りで終わろうと思います。今回の写真は真面目に稽古をしている写真。良き雰囲気ですね👍
憂鬱な平日に負けそうになる方も、どこかで頑張っている僕らの事を思い出して、少しでも自分も頑張ろうと思っていただけていれば幸いです。明日からも頑張っていきましょう、最後までありがとうございました。

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中央大学第二演劇研究会
 2024年度冬の自主公演第二弾
  『あなたがくれたこの世界の色に』

🎨脚本・演出:山内浩敬

❄️日程:
1月23日(木)18:00
1月24日(金)18:00
1月25日(土)13:00/18:00
1月26日(日)12:00/17:00

☃️劇場:中央大学多摩キャンパス4号館4201
     (イベントスペースNight)

ご予約はこちら⇩⇩⇩

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