私の執筆遍歴(その4)
皆様こんにちは(こんばんは)。まつやちかこです。
1回休みを挟んでの執筆遍歴の続き、語りその4です。
(その3はこちら)
7~8年ほとんど書いていなかった習慣が変化したのは、正確な時期は思い出せないのですが、おそらく2004年か2005年の春。10年来の年上の知人が出店していらした、同人誌即売会に行ったのがきっかけでした。
その方が小説を書いておられることは出会った当時から知っていて、それまでにも何冊かは読ませていただいていました。が、正直言うと一番はまったのは、当時(2000年代前半)に展開していらした、和風ファンタジーのシリーズ作品。自分が書いたことのないジャンルという側面もあって面白く、かつ、恋愛の絡め方が個人的感覚では絶妙で、有り体に言うとキュンキュンしてしまったのです(照)
そのシリーズをたくさん書いて、同人活動をがんばっていらっしゃる姿を拝見して、自分もまたがんばってみよう、いずれは即売会に出てみよう、という気持ちが湧いてきました。
しかしその時点で、本に出来るような作品は無いに等しかったので(それまでに完結させた作品はどれも古すぎて、なおかつ読み返すのが恥ずかしいレベルでした)……まずは、新しい作品を書くところからスタート。それが、確か、2005年の10月ごろでした。
即売会に出るには、売る本が最低2冊はないと格好つかないんじゃないかな……と勝手に考えて(笑)、2本を同時執筆。
ひとつは、西洋風架空世界の、貴族のお嬢様が主役の短編。
もうひとつは、高校時代に雑誌に投稿した100枚前後の作品をリメイクした、高校生女子が見る夢の謎をめぐる中編。
どちらも半年ぐらいかけて書いたと思います。特に後者は、後半の手直しに悩んで、イベント数日前まで書いていたような記憶が。
それぞれ『星降る頃の夜』『夏残り夢』というタイトルを付けました。……当時からタイトルを考えるのはとても苦手ですね(苦笑)
さて、イベント当日の2006年5月3日祝日(ComiCon京都という、京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された即売会でした)、持って行きましたのは2種類、各50冊。……今にして思えば、いろんな意味で「持って行きすぎだな」と思いますが、当時はけっこう一生懸命だったというか。
ある程度は捌けるかな、と考えたのです。
創作小説ジャンル自体の控え目さ、そして自分の作品の地味さに、まるで気づいておりませんでした(爆)
……それでも、何冊かは売れた、と思いますが。
(※記録を調べたところ、『星降る頃の夜』が2冊売れていました。100円だったからかな……200円設定だった『夏残り夢』は0冊でした・苦笑)
予期せぬ地味~な始まりではありましたけど、全体的には楽しみました。初参加の同人誌即売会、わりと雰囲気が楽しいな、とか感じたりしまして。
以後、数年は、ほぼ月に1回の割合でイベント参加することになります。
(その5へ続く)
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