学校説明会備忘録(共立女子)

・明治19年創立の伝統校。ルーツが女子の職業訓練校だからなのかや、何事においても体験・体感させることを大切にしている。
・都営新宿線の「神保町」からすぐの立地。半蔵門線からだとかなり歩く。
・礼法の授業などもあり、日本文化を知る・体験することを大切にしている。能楽部(観世流)がある。
・芸術系の授業にも力を入れており、「幅広い教養」+「豊かな感性」を身に付けることを目標にしている。
・小テストや宿題が多く、勉強をキッチリやらせる。他方、部活にも力をいれており、総じてバランスが良い印象。先生も「バランス型の人を育てる」と明言。エッジの効いた人がいない、ということは、上手く個性を育ててやらないと金太郎飴のようになってしまう可能性はある。(社会不適合者がいない、ということでもある。)
・先生一人ひとりの裁量権が大きく、創意工夫に満ちた授業が行われている。
・1学年320名と女子校としては人数が多いが、先生と生徒の距離が近いので、キチンと目が行き届いている印象。
・海外への語学研修やターム留学の制度なども充実している。(海外への語学研修の費用は、18日間で約60万円。)
・上位約20%が国立を含む早慶以上に、それに継ぐ約20%がGMARCHに進む。附属大学への進学者は約15%程度。上位層は中学時代から塾に行っている模様。
・誰からも愛されるバランスの取れた人間に育てたい、という場合はピッタリかと思う。「この学校が合わない」と感じる人は殆どいないと思う。一方で、強烈な個性は感じないので、世の中を渡っていく上でのエッジの効いた武器は身に付かないだろうとは思う。能力の高い子や尖った感性を持っている子は、物足りないと感じるかも。均整の取れた人間に育てたい、という意向であれば非常に良い学校かと思います。

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