一人レストランで「えっ!?」 なランチと、プチ観光
ちょっと遠方での仕事(仕事と言えない)が済んだので、ドライブがてらアミアン市(Amiens -中都市)を訪れてみました。パリから北へおよそ160キロ、北部のピカルディ地方(Picardie)に位置しています。小さな町です。
空っぽのお腹でやっと見つけたというより、決めたレストラン。
メニューのなまえが全て美味しそうだったんです。やっぱりナマエって大事だなと改めて思いながら。で、出てきたのが…
「えっ!?」のランチ です
行こうと思ってたレストランも含め、軒並み閉まってたのです。
ただのポアローねぎ(硬めのこちらではごく一般のネギ、最近日本にも売っていますね)の上に焼いたサーモンをのせ、小さいじゃがいもソテーだけがコロコロと…
ルムラードソース(マヨネーズみたいなのがベース)が付いていましたがマヨネーズが苦手なわたしは、さらにパサパサのまま食べました。
これで焼き加減ゼツミョウ!とか、カリふわ!とかでもなかった。外側カリッ、でも中もかたっ!(皮がついてるのが一般的)
下のネギはポアローフォンデュと言いフランスではお魚との付け合わせに、良く添えられる一品です。しかしこれはフォンデュというほど柔らかくなく、滑らかさが足らんのです。
上に乗ってるピンクのゴマはプルーン味のゴマっていうもんだから、なんだろう(ソワソワ)って思ってたら、プルーン?ってな感じ。胡麻の味さえしない、ただのピンクのなにか。
もうね、自分で作った方がマシ!という思いをサケと共に腹に押し込み…あたしだったら、このじゃがいもに照りをつけるなーと、アイデアさえ浮かびました。
しかも一品で18ユーロ(2300円くらいなり!まあ付け合わせが2つあるので一品ではないけど)和食が食べたーい!と思ったおばさんなのでした。
美味しいルポでなくてすみません。自分の目利きも悪いけど、パリの〇〇カフェとか美味しい〇〇とかでないことのほうが多いのです。
一人で入って、この虚しさ感を誰かに伝えないと、いてもたってもいられず、noteで吐き出せたのでよしとします。
もうなんかお腹がいっぱいで、デザートも入らず、コーヒー飲みながら川に飛び込んだ犬をウォッチングしたのでした。
ほとんどのレストランでは、冬のテラスは寒いのでビニールテントを張って対応しています。
この犬、かなり寒かったのに川に飛び込み、出てきてブルブルとまあすごいしぶきをあげておりました!
この方たち、犬がビショビショなもんだからレストランから出て紅茶を河岸まで自分たちで運んでました。
わたしも既にあまり気にならなくなったけど、こうして地面に置いちゃいます。ここまでは別に大したことないのですが、この写真の後、犬の毛並みにそって滴れる水が…紅茶に…のシーンが。犬は家族の一員、わかってはいますがちょっと嫌かなぁ。
さて、流れでプチ観光
マクロン大統領の出身地でもあります。知らなかった!
ノートル・ダム大聖堂
ユネスコ世界遺産登録、パリのノートル・ダムの2倍くらいあります。
教会ずきというわけではないのですが、市町村には必ずあるので、なんとなく中もぐるっと一回り。
絵をこんなに飾っている教会って、そんなにあったかなあと思いながら沢山の絵もサクッと。
「中の説明ないの?」って思われた方、申し訳ないです。当たり前ですが宗教画ばかり。興味がないので、よくわからないのです。教会に行ってて、矛盾してますが匂い(振り香炉のお香)が好きなのです。
わたしが教会で、あれば必ずすることは
お賽銭がわりに蝋燭(un cierge) を買うようにしています。
今回も火を灯してきました。
写真が趣味で目的がある場合はいいのですが、教会の中はよほど気に入ったもの以外は、むやみに写真を撮らないことにしています。
日本でもお寺の本堂は基本的に撮影禁止ですよね?
海外にきて教会を見るようになってから、日本のお寺(有名でない)にも、より興味を持つようになりました。なぜなら特に小さな教会は地域によって、その町の願いを託す事柄が違うので、飾りも異なるように日本でもそれぞれ違う材料や、飾りがあると気づいたからです。
サン・ルー地区
(地区って言っても教会から5分かからない)
説明には願掛けの木。ここにタネが巻かれ、ここから水中で成長したのです。思い出の廃品を捨てるところ。と書いてありました。
願い事が叶うように(てるてる坊主みたいなのを作って)ここに皆が布切れをかけてお願いすれば、他の人の願いと共にもっと効く!詩、夢、物語が寄り添います。
みたいなことも書いてありました。
だいたい橋の一部は願いごと系のものが多いです。カップルが鍵(南京錠)を付けて、いつまでも一緒に…とか。
夜の運転は好きではないので、今回はジュール・ヴェルヌの家へは足を運びませんでした。次回は行こうと思います。
教会からサン・ルーに行く途中の本屋さん
きっと店内は迷路みたいになってるのでしょう。一冊と同じ本がないみたい。見つけにくいけど、こんな本屋が好きです。(でもここでは友達がいないと一人で入る勇気はない)
古本でないこのような本屋さんはヨーロッパではわりとよく見かけます。
こういう本屋と言えば、アミアン市とは関係ありませんが本屋ということで印象的だったのが5年くらい前に行ったローマの本屋さん。
買い物袋に入ってる(中央下)のまで!しかも確か夜の8時過ぎです。
こちら夏とはいえ、歩行者道まで本がせせり出ていて、古本ではないのにびっくりしたのを覚えています。(あるあるだけど)店員さんはいませんでした!
それにしても、こういう本屋さん、余計なお世話だけど「生計を立てていけてるのか」「他にお仕事されてて、これは道楽なのか」みたいなことを、よく考えてしまうのです。
捌口と、記憶メモになってしまいました。最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
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