聴覚障がいを持つ硝子と彼女へのいじめも描かれるため批判・敬遠されることもある映画ですが、教室という空間で過剰に空気を読み、共同体にとっての”異端者”をどう受け入れるか戸惑い、自分の「ポジション」に忠実であろうとしがちな思春期のお子さんの心には響くと思います。音楽もまた素晴らしい。
少年野球の理不尽に落胆した小学生がたどりついた、個人戦であっても一人ではない、ライバルと共に強くなれる場所(第2話)。秀才の兄に唯一勝てる、両親の関心を得られると頑張ってきた中学生が夢やぶれ、それでも好きだと気付かされたもの(第3話)。7本の短編で将棋の魅力を描いた本です。