2021シーズンFC東京をぼんやり振り返る(1)
こんばんは!(ラッシャー木村リスペクト)
僕が愛して病まない(誤字だけどなんかしっくりきたのでこのまま)FC東京さんについて久しぶりに長文を書きたくなりました。
新年早々村井Jリーグ敏腕チェアマン様のおかげでルヴァンカップを獲れて、(ろくに選手がオフ取れないけど)よっしゃこのままリーグ制覇だー!川崎はACLでただでは済まないはずだー!ウオオオー!とイキってシーズンに突入してみた2021のJ1リーグでしたが、終わってみたらFC東京さんも(川崎さんも)よく見た順位だったけど、非常に終わり方がアレ過ぎてモヤモヤしてちっとも気分が晴れないド年末。
しかもSOCIO(年間チケット)を自動更新にしていたことをすっかり忘れていて無意識化かつ早々にmix軍門に下ってしまった自らの迂闊さに忸怩たる思いが抜けないため、テキストにモヤモヤをぶつけるのが本記事の趣旨です。
フォーマットはTwitter、noteによくあるシーズンに所属してくれた選手の寸評をつらつら書き連ねております。
もちろん個人の主観8億%(当社比、N=1)なので異論、反論、オブジェクションあるかと思いますがしょーがねーだろ素人なんだから。ってことでご容赦ください。
個別寸評~ゴールキーパー編
GK 1 児玉 剛
通称ダマさん。
爆速という単語をインスタで使う希有なフットボーラー
波多野がやらかすたびに湧き上がるダマさん待望論にいいねをつけまくったり諸々の意識高い投稿内容はご愛嬌。
そのポジティブな性格でピッチ内外を明るくしてくれていた印象。
山形で正GKを務めていた実力は本物で、J2上位クラスならスタメンを取れるレベル。
つまり実力的には波多野と大差なく、だったら若い分波多野の伸び代にかけるか〜という評価のまま1年が過ぎ、クラブは仙台からスゥオヴィク獲得した。
GK 13 波多野 豪
林の負傷により、昨年終盤から正ゴールーキーパーの座を射止めたユース育ち。
198cmの恵まれた体格、シュートストップ力、よく通る声という超一流のGKになれる才能は誰しも認めるところだが、勝っている時はウザいくらいイケイケだが、相手に先制された日には真っ先に元気をなくしプレーが不安定になるメンタリティ、技術面ではクロス、ロングボールに対する飛び出し、処理判断の稚拙さはなかなか改善さなかった。
さりとてユーズ育ちは可愛いもの。
1年間ゴールマウスを守ることで心身ともに成長して東京五輪の第3GKくらいに滑り込むくらいに成長して、2023ほどには権田くらいの選手になってくれる、そんなふうに思っていた自分もいました。
焼肉合コンにより五輪の可能性が吹っ飛び、0-8の時には3失点目の段階で真っ先にパニックに陥るなど、このままだとおそらくJ2中位~J1下位くらいが関の山だよなーという評価をせざるを得なく、クラブは仙台からスゥオヴィク獲得した。
厳しい意見が続いてしまったが、彼の体格、よく通る声、人懐っこい性格は確実にプロレス向きであると常々思っている。
彼はプロレスなら天下を獲れる。絶対獲れる。
IWGP、KO-D無差別級、3冠、GHC全て夢ではないと確信しているので高木大社長とどこかのフィクサーがつないではくれないだろうか。
新日本よりはDDTの方が良い味付けをしてくれると思う。納谷とのシングルが見たい。
GK 16 阿部 伸行
ある意味2021シーズン最大のサプライズ加入。
背番号は青木と逆だと思っていた。
林の状況が不透明な状態で第二GKを任せられる存在として頼もしかったが果たして出場は叶わず今シーズンいっぱいで契約満了に伴い退団、この記事を書いているときにグルージャ盛岡への移籍が発表されて安心。いつか普及部とかに戻ってきて欲しい。
GK 33 林 彰洋 1987/5/7 195/90 東京
林が戻ってくるまでは波多野で我慢と表で言いながら裏ではその間に波多野が絶対的な存在になっていればいいなと思っていたら、林の回復が思わしくなくクラブは仙台からスゥオヴィク獲得した。
GK 48 彼島 優 2003/5/5 184/78 東京
ごめんなさい。見てないです。
個別寸評~ディフェンダー編
DF 3 森重 真人
強さ、高さ、エレガントさ、パス出しのセンス、キックの正確さすべて兼ね備えた日本を代表するセンターバック。
本当によく欧州から声がかからなかったなと思う。
彼の獲得が決まったとき、これで東京のCBは10年安泰だと思ったが、ついに11年をこえてくれた。
今シーズンは彼のアンカーコンバートが帆高の怪我、安部柊斗の合コン謹慎などの影響で失敗に終わってしまった事がすべてだと思っている。
来シーズンの監督はCBに展開力をかなり求めるっぽいので来シーズンも頼りにしてますが、そろそろ若手にはモリゲからポジションをぶんどる気概が欲しいところ。
DF 4 渡辺 剛
苦難のシーズンだったと思う。
デビューから昨シーズンまでのキャリアは順風満帆。強さ、高さなら吉田麻也にも引けをとらないレベル。
正直オリンピックスタメンも射程距離内だったと思っていたが、今シーズンは何故かなかなかコンディションがあがらず運悪くチームの調子もよくなく、合コンをしたわけでもないのに五輪メンバーからも落選。
ルヴァンカップ準決勝2戦は獅子奮迅の活躍だったが、無理をしたため怪我が再発。
もう欧州で心機一転させてあげたいと思っていたが無事に欧州挑戦が決定。4大リーグに早く挑戦できるようがんばれ!できればDAZNで観られるプレミアかセリエにいってね!
DF 5 ブルーノ ウヴィニ
今シーズンはモリゲを中盤に上げるから獲得した元セレソン。コロナで入国が遅れたとかいろいろあったんだろうけどちっともトップフォームにならなかった。来季の契約更新のお知らせがない(2021/12/30現在)のだがどうするのかしら。
DF 6 小川 諒也
FC東京で今一番観るべき選手。
キックの精度、威力は目を見張るものがあり、イアン・ハートよろしくCK、直接FKキックを蹴れるサイドバックという個人的に大好物な選手として着実に成長を遂げていておじさんはとてもうれしい。
新卒入団時はもうDFはあきらめてウイングに転向させた方がよいんじゃないかと思っていたが、FC東京U-23で実戦を積み重ね健太さんの闘魂注入により守備が大幅改善。日本屈指のサイドバックに成長した。
本職じゃない選手をサイドバックに呼び続けるトンチキな代表監督のせいでなかなかチャンスをつかめなかったが、チーム事情で右サイドバックに回されるも腐ることなくインナーラップを身に着けたりと本当に脂がのっている。
そんな中日本代表のレギュラー争いをしている長友がまさかのチームメイトになるは、大怪我してしまうはなどハードな試練が続くが、個人的にそんなに心配してなかったりする。早く怪我を治してもう1回大活躍して欧州に行くと良いよ。
DF 22 中村 拓海
ボールの扱いがうまい右サイドバック。パスのセンス、攻撃時のポジショニングが秀逸だが、守備時のポジションが滅茶苦茶、あと軽い守備を1試合に数回見せるため僕含めスケープゴートにされがちな選手だったが、シーズン後半に守備のバランス職人青木と同時起用されると彼のビルドアップ能力が頭角を現し、チャンスのほとんどは右サイドから、という試合も珍しくはなくなって個人的に今シーズン一番伸びた選手と思っていたが、0-8時に懲罰交代させられ、ラスト2スタメン試合はスタメンどころかベンチにすら姿を見せず、心配していたたらまさかの横浜FCへ完全移籍。
確かにおたくら強化の編成が下手糞で右サイドバック飽和状態だけどさ、そりゃねえだろがよ。せめてレンタルだよ。理解に苦しむ。
DF 25 蓮川 壮大
FC東京U-18→明治大学のゴールデンコースで入団したルーキー。
サプライズでスタメン奪取もあるかと思っていたが、剛、オマリの壁は厚く、ルヴァンカップ準決勝第1戦ぶっつけ本番で3バックの左で使われて結果そこから失点を重ねて彼にとってはプロの洗礼というかトラウマを植え付けられてしまった。
来シーズンは監督も変わるし心機一転頑張ってほしい。
DF 28 鈴木 準弥
秋田からやってきた質実剛健、実にサイドバックなサイドバック。
無印良品がサイドバックを出したらこんな選手になりそう。
モビルスーツで言うならジム・カスタム、スタークジェガン。
大激戦のサイドバック争いを勝ち抜くにはここに一つ飛び抜けたスキルがつけば意外と代表も狙えると思う。ハードルめっちゃ高いけど。
DF 29 岡崎 慎
ポスト森重の急先鋒なユース出身者。
センターバックとしての能力はもちろん、非凡なパスセンスに夢を観るFC東京サポーターは数知れず。2020シーズンはクラモフスキーを招聘した清水にレンタルされもう2伸びくらいしてくれると期待していたのだが、まさかの重症を負いそのままレンタルバック。2021シーズンは東京で勝負をかけて、右サイドバックで活路を見出しかけたがそこでも怪我。
なんとも言い難いが怪我が癖になってないことを祈っている。
DF 32 ジョアン オマリ
2020シーズン終盤、ACL~ルヴァン決勝のパフォーマンスは出色の出来。本当は2021シーズンはACLクラブに行きたかったんだろな。
ACLもないし、2021シーズン延長はないかなと思ったらアジア枠が空いていたこともあり土壇場で契約延長。センターバックは足りてるんだけどなあと思ってたけど剛が怪我したりウヴィニさんがアレだったりと結果いてくれてよかった。
J1中位はもちろん、アジア枠をフル活用できるクラブであれば全然一線級の選手なので、国内が問わずACL出場が叶うチームで活躍して欲しい。
DF 34 大森 理生
ユース昇格の新人。
0-8の敗戦処理の経験を生かすも殺すもあなた次第。
来シーズンはFC琉球にレンタルが決定。若い時はとにかく試合に出たほうがよいのでスタメンしっかり奪ってきてほしい。
DF 37 中村 帆高
彼が大怪我をしたところからチームの歯車が狂った。
左右のサイドバックをこなし、守備のバランサーとしてルーキーイヤー大活躍。
守備がこなせるサイドバックがいない五輪代表にも最後のピースとなりえた存在で期待してたけど、4/3というかなり早い段階で大怪我を負い2021シーズンはほぼ絶望となってしまった…。
前述したとおり森重のアンカー起用はアンカー横のスペースを帆高や柊斗の機動力で何とかしようと思っていた(それもかなりギリギリな戦術設計ではあるのだが)と見受けられるのでそれだけ守備のバランス、対人能力、ポジショニングはすでにJ1レベルで昨シーズン終盤では攻撃でも特徴をだしてきていたこともあり、来シーズンこそ期待である。
DF 39 岡庭 愁人
FC東京U-18→明治大学のゴールデンコースで来シーズン入団内定の強化指定選手。ユースの子が大学系有して帰ってきてくれるのは何度経験してもうれしい。いろいろあってサイドバックは最激戦区になっちゃったけどおかにーなら大丈夫!
DF 46 森田 翔
2003年生まれか~
DF 49 バングーナガンデ 佳史扶
怪我をするまではこれならいつ小川が海外に行っても安心だと思えるハイパフォーマンスを見せていた。
とにかくポジショニングがよい。クロスもうまいと実に僕好みのサイドバックだったけど好事魔多し。本当にもったいない怪我だった。。。
来シーズンは長友、小川と現役日本代表クラスとのポジション争いというエグい戦いが待っているがそこを生き抜いて欲しいが、怪我の状況によるけどちゃんとした監督がいるチームにレンタルで修行積ませるのもありだと思っている。
DF 50 長友 佑都
本当に帰ってきた元インテル、ガラタサライ、マルセイユの左サイドバック。いろいろ言われているけどその実力はまだまだ健在。欧州の最前線で戦ってきた歴戦の戦士は伊達じゃなかった。
浪人中に義理の弟さんの選挙応援しちゃう当たりの危うさがあったりとか来年のワールドカップ出場ってのが一番のモチベーションなんだろうけどまだ動けるうちに帰ってきてくれてありがとう。
MF、FW、監督はまた次回!!
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