「心からやりたい仕事をしたい」店舗マネージャー黒岩氏〈水中 メンバーインタビュー 〉
スナック水中に第2号目の社員、黒岩氏(愛称:くろし)が店舗マネージャーとしてジョイン!
営業マンからサービスマンへと転身したあと、どのような思いで水中に入社したのか、水中で働く楽しさや難しさなどをインタビューしました。
リアルな葛藤なども垣間見れるので、ぜひ最後までご覧ください!
新卒では法人営業を担当
ー黒岩さん、簡単に自己紹介をお願いします!
大学卒業後、SNSマーケティング会社にBtoB営業として入社しました。
4年半ほど働いて、次はイタリアンレストランに転職しサービスマンとして2年半ほど働いたあと、水中にジョインしました。
ー新卒で広告会社を選んだ理由を教えてもらえますか?
学生時代にイタリアンとフレンチの合いの子みたいな店舗で働いていたのですが、飲食業自体がとても面白いと思っていたんです。
ただ大学卒業後は、一度はサラリーマンになっておこうと思い、食やお酒に関わる仕事をメインに就職活動をしていました。
内定をもらった会社もありましたが、社風が合わなかったりなどで、なかなか思うようには行かず、悩んでいたときに広告系の企業が目に止まりました。
広告会社であれば、いろいろな企業の人と仕事ができるので、仕事を通じて自分のやりたいことが見つかるんじゃないかと考えたんです。
ー実は黒岩さんがいた会社に以前私も在籍していたのですが(偶然!)、当時は営業マンの興味関心や適正に合わせて、クライアントを選べる会社でした。
そうですね、僕の時もそういう文化でした。
例えば、化粧品メーカーの案件にその化粧品が好きな人が手を挙げたり、「あなたこの分野詳しそうだから」とアサインされたりすることもありました。
実際に営業として働いてみて、化粧品メーカーや百貨店、アパレル企業などさまざまな企業とお仕事をすることができました。
クライアントと深く関わったり、それぞれのクライアントがどういう考えを持って活動しているのかなど、いろいろなことを勉強することができた点はとても良かったです。
ーBtoB営業からレストランのサービスマンに転職というのは異色のキャリアだと思うのですが、どういった理由からですか?
営業の仕事は学びがありましたが、自分は心からやりたいと思うことを仕事にした方がいいのではないかと思う気持ちが高まり、飲食店に転職することにしました。
飲食店は、自分の中で自信が持てて安心感がある仕事なんです。
サービスマンは、目の前のお客様に今こうしてあげた方がいいかなと思ったことをすぐできますよね。
考えたことをすぐに実践して、その行動が喜ばれて「気が効くね」となります。こうした現場で働く仕事の方が自分に向いてると思って。
営業マンからサービスマンへの転身
ー転職先のイタリアンレストランはどのように出会いましたか?
足を使って探しました。
僕が住んでいた街は、小さな飲食店が軒を連ねるような場所で、仕事終わりにいろいろなバーに行くようになりました。
昔「いつか自分のバーが持てたら楽しいだろうなぁ」と思っていたことを思い出し、働けるところはないかと探していました。
ただ、当時はちょうどコロナ禍のタイミングということもあり、なかなか正社員で雇ってくれるバーはなく、難しいなと思っていた時に家の近所で正社員を募集しているイタリアンレストランがあったんです。
学生時代はワインが好きでしたし、いつかバーで働くために一度飲食業界に飛び込んじゃった方が潰しが効くんじゃないかと。
そして、サービスマンとして働くことになりました。
ーそこでのお仕事はどうでしたか?
サービスのスキル、ワインの知識からペアリングのセンスまでずば抜けた先輩にいろいろと教えてもらうことができました。
1年半ほどたって、その先輩がレストランを卒業してからは、僕がワインのリストアップするようになり、今まで学んできたことを活かせたので、自信が持てるようになりました。
水中との出会い
ーそこで2年半ほど働いて、水中にジョインされるわけですが、水中とはどういう出会いですか?
飲食専門の転職エージェント「フーズラボ」で紹介されました。水中が店舗マネージャーを募集していたんです。
それで水中の会社の雰囲気などを調べてみたり、インタビュー記事やnoteなどを片っ端から見たりして、法人営業やサービスマンといったこれまでの自分のキャリアを買ってくれるんじゃないかと直感で感じたんです。
通常の飲食店では、飲食店以外のキャリアを評価してくれるところって少ないんですよね。
いつか自分でお店を持ちたいと考えているので、店舗マネージャーという役職も魅力的でした。
ーちりママとの面接はどうでしたか?
手前味噌で恐縮ですが僕のこれまでの経歴を評価してもらえそうだな、と感じました。
自分の中ではこれまでの7年間がけっこう中途半端だなと思っているんですが、水中がお店づくり、店舗の運営など、サービススキルだけじゃない部分も求めていたので、意外とガチっとハマったのかなと。
ーそして、2人目の正社員として入社されたわけですが、スナック水中はどんな職場だと感じますか?
スタッフ全体のスキル向上や、お店の仕入れや在庫管理、季節メニューの考案など、お店を運営していく上でやらなくちゃいけないことと、やりたいことがたくさんある可能性のある職場だと感じています。
お店には、ミドル以上の世代と今までスナックに行ったことがなかったような若者世代が共存していて、世代を超えた交流が生まれています。
例えば、スナック水中をきっかけに出会った人同士が、僕たちと一緒に何か企画をすることがあるかもしれません。
僕はポジティブに捉えていて、水中はこれから何にでもなれると思っています。
”スナック”をイメージしたときに僕みたいな存在はいない
ー水中で働く面白さを教えてもらえますか?
面白さで言うと、いろいろな世代の人と出会えることです。
お客様はもちろんのこと、店舗スタッフ、バックオフィススタッフもいろんなバックグラウンドを持った人たちなので、凝り固まってないのが良さだと思います。
また裁量が大きいので、例えば「すごいいいお酒見つけたから来月の新商品で入れよう!」といったアイディアをすぐ実践できる環境です。
前職ではあくまでもサービスマンのひとりみたいな立ち位置だったので、今はできることが多くもっと頑張らなきゃと思います。
ーちりママは割とアイディアを受け入れてくれる方ですよね。それでは逆に水中で働く大変さはありますか?
副業で関わる多様なメンバーで構成されているので、スタッフ皆さんに楽しく働いてもらいつつも、水中をよりよくしていくための働きかけに悩むこともあります。
水中はアルバイトスタッフにもけっこう高度なことを求めていて、いわゆる飲食店のオペレーション的なこともこなしてもらいつつ、お客様とコミュニケーションを取ってもらうことが必要になってきます。
お客様との会話は上手なんだけど、オペレーションがうまく回らない、またその逆もあり難しさを感じています。
あとは正直一番大変だなと思っていることがもうひとつあります。
皆さんが一般的に”スナック”というものをイメージしたときに、僕のような男性の存在はそこにいないんですよね。
ーというと?
世の中には男性のマスターがいるスナックもありますが、ママがいるお店の方が多数だと思いますので。
中には「お前も飲め」と言ってくれる方もいて、すごい励みになるんですけど、自分の立ち振る舞いの難しさを感じています。
僕が女性だったらチーママです、と言えるかもしれないんですが、そういう肩書きでもありません。
はじめてのお客様と接した時「彼はなんなんだ?」と見られていることもあるかもと思うこともしばしば。僕が人間力をあげて、その「なんだ?」を覆していく必要があります。
自分が毎日いることで、水中の雰囲気が変わりつつある気がしています。
ースナック水中は街の社交場で、いろんな世代の人が交わるユニークな場所です。また、創業期から男性スタッフも活躍しています。黒岩さんが毎日いることで、また新しい場の雰囲気が生まれているように感じますよ。実際お客様の入りも、むしろ上がっていますよね。
スナック水中は僕がくる前からスナックのど真ん中ではないと感じていて、人の数だけスナックの定義があると思っていますが、最近は特に「スナックってなんなんだろう?」とよく考えます。
今年の3月に初期メンバーの子たちが卒業して、僕も含め新しいメンバーが3人入ってきて、水中はどんどん変わりつつあります。その変わり続ける場を楽しんでいただけたらと思っています。
水中を水中たらしめるもの
ー最後に、店舗マネージャーとして今後の水中をどうしていきたいか、教えていただけますか?
すべての世代が集うハブにしていきたいですね。
近年の若者に受けているスナックは、客層が若者ばかりといったイメージがあるんですけど、水中のいいところはこれまでもスナックに通っていた上の世代もいることです。
そしてスナックの多店舗展開のパイオニアというポジションを取っていければと思っています。
従来のスナックという枠で考えると、水中の2号店、3号店ができたときにはすべての店にちりママがいないと成り立たないんです。
なので、スナックのチェーン店って世の中に存在していないんだと思うんです。
でも水中はそれを越えていきたい。
ーもうすでにスナック水中@谷保はチリママがお店に立たない日も多いので、多店舗展開のモデルケースとして成り立ちつつあるような気もしますね。
そうですね。水中=ちりママとなっていた初期の頃からすると変わってきていると思います。
水中=◯◯がなんなのか準備することができれば、他の店舗に展開していけるはずです。
水中を水中たらしめるもの、それがないと2店舗目、3店舗目が仮にうまくいったとしても「なんかいいスナックが増えた」状況になってしまうような気がします。
いいスナックなんだけど、それは果たして水中なのか?みたいな。
世の中のスナックはコンセプトがママになっているはずなので、多店舗展開をしていく水中ではママではないコンセプトが必要になってくると思います。
ーぜひ、水中たらしめるものを見つけてください!本日はありがとうございました。
今スナック水中では、メンバーを募集中です!
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