邏_譚千判蜒十sub3

IT業界においてのフリーランスとして生き方

ネットを検索するだけでも情報が沢山ありすぎて、どの話を信じたらいいのか判らないフリーランスとしての独立。
実際どうなの?食っていけるの?
フリーランスを検討している方は精度の高い情報が欲しいかと思います。

年収、幾らが稼いでいるということになるかは意見は分かれる所ですが、仮にエンジニアとして年収500万の場合には少ないと考えています。
フリーランスの場合には給与ではなく売上として考える必要がありますので、月40万というのは低くいのではないかと。
この金額から保険や年金や経費などがマイナスになる、また病気した場合や将来のことを考えるとこの金額だと、なかなか厳しいと言わざるえません。
なので、年収500万以下を目標金額に設定している人は、副業としては別ですが、フリーランスという選択は辞めたほうが良いかと思います。

業務委託(SES)業界だけの話をすると、それなりのスキルを擁しているエンジニアであれば普通に年収1,000万を目標にすることは現実的でもあります。
本当にスキル次第ですが。
但しスキルといってもコードが書ければ良いってもんじゃないことはご理解いただけると思います。

また、給与よりも売上でもらって節税や控除をちゃんと利用したほうが効率が良いと考えるフリーランス(特に営業的にも技術的にもレベルが高い)の方も多いのも事実です。


スキルの面ではいかがでしょうか?
会社都合(所属した場合/取引先ではなく)の選択ではなくなり、自身の判断で仕事を選べるので自分次第で伸ばそうと思えば伸ばせます。
特に仕事の受け方として請負ではなく準委任契約であれば納品義務を負わないことになりますので、比較的低リスクで技術的にチャレンジな案件も経験が可能です。
(低スキルすぎて通用しない、仕事を受けている身として意識が低いは当然NG)


収入だけではなくスキル向上を重視した案件を選択し、情報収集や学習を怠らず、一つの分野でも良いので高スキルを擁しており、営業活動も嫌がらないのであれば、スキル維持(向上)をフリーランスとしても出来る条件は整っていると思います。
普通にこれだけ兼ね揃えている人は、フリーランスであろうとなかろうと食っていけそうな気もしますが。


では、選ぶべき技術は?

これは、流行り廃りがあるので一概には言えないです。
判れば苦労しないですね。

現時点で利用されているプログラミング言語と言えば
PHP
JavaScript
Java
Scala
Python
Kotlin
C++
C#
Python
Swift
Ruby
TypeScript
R
GO
Shell

などでしょうか。
ざっくりですが。
※抜け漏れご了承下さい。

人気上昇中なのはPythonでしょうか。
AI開発に不可欠とも言える言語です。

ちなみにHTML/CSSだけだとフリーランスとしては難しいと感じています。
大手代理店経由の仕事でない限りかなり単価が安い。
同じくAdobe系使いのデザイナーも同じことが言えます。
フリーランスの場合には、デザインとHTML/CSSコーディングをセットにされる方は多いとは思いますが。

あと、もう一つ言えることはプログラミングをこれから学習するという方は最初の段階でフレームワークに接しない方が良いです。
フレームワークは便利なのですが、便利な分スキルがそんなに高くない人でも、自分って出来るんだと錯覚に陥ってしまう可能性あります。
CakePHPやLaravelとかが流行っていますが、まずベースを整えた後に手を付けるべきだと考えます。


大前提として、業界を考える必要はあります。
WEB・アプリ系、業務システム系、組込み・回路系など。

感覚値ですがコンサル系が比較的需要が伸びてきている印象はあります。
コンサル系といっても業務改善系か分析・解析に長けたマーケティング系かも分かれてきます。
マーケティング系はプログラミングそのものはしないのですが、SQLなどを使えるとニーズは特にあるようです。


リスクについては当然ながら対策を!

勘案すべきリスクで誰でも思いつくのが仕事(案件)がなくなる場合。
特定の顧客に偏っていたりする場合は、特に危険。
原因は不況である事が多いですが突然やってきます。

社員の場合にも同じリスクはありますが、明日突然が倒産、リストラ実行というのは無く、良いのか悪いかはさておき一定期間の猶予があります。(特に情報としての)
しかし、仕事がなくなったら減給・リストラを速攻実行する会社もあるようですので、そのような会社に在籍していた場合にはリスク度はフリーランスとあまり変わらないとも言えます。


あと、「不払い・契約継続の強制」などの取引先そのもののリスクも考慮するべきです。
特に請負の場合は要注意です。
法律や約束も無視して前言撤回してきたり、事前の合意事項を捻じ曲げてきたりする会社も多いです。
フリーランスはヤバい会社と取引をしてしまった場合、弱い立場になってしまうことが多々あるので、エビデンスや契約書類はしっかりと残すことはマストですし、法律に強い人の人脈は確保していた方がベストです。

エージェント経由の場合にはエージェントが基本対応してくれるのですが、それでも自己防衛の為に保険は利かせていたほうが良いでしょう。


最後に体調不良時といつか必ず来る年齢問題。

体調を崩す=仕事をすることが出来ない=収入が無い
という状況も可能性として十分に考えられます。
冒頭、若干の述べました、必ず発生するリスクとして考え、稼げる時に稼ぎ蓄えはしておきましょう。

年齢問題は必ず来ます。
もちろん50代でも現役バリバリという例外もありますが、実務を行ったり現場に入るには難しいという年齢もあります。フリーランスからの卒業し会社に就職という選択をされる方もいなくは無いですが、現実的に上手くいっているケースは少数派です。
選択として以下の4つになるかと思いますが、その時が来るまでに対策は練っておきましょう。
・フリーランスとし現役を貫く
・起業しマネージメントに回る
・会社に就職(マネージメントor現場)
・稼げる時に稼いでリタイア

本記事は、フリーランスを推奨している訳ではありません。
事実、リスクの部分を多く記載(結果的に)しています。
ただ、会社に所属していようがフリーランスであろうがあまりリスクの数でいうと変わらないのでは無いと考えております。
自分で全てやらなければならない点など面倒な事項も多いですが、その分メリットも多く享受することもできます。

フリーランスとしての働き方を検討されている方に参考になれば。

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