330日目(日常とあるお母さんのフィクション)
次女と朝から忙しく動き回る。運動教室、子育てシェア、愛の古戦場。
運動教室
結構長く続けられているのは、なんやかんや居心地のいい場所だからだろう。
必死に筋トレをする大人の上に乗りアスレチックがわりに遊ぶ子どもたち。案外、寛容さは街に残っているのかもしれない。
子育てシェア
こちらはもっと長く通っている。今日はいつもの場所でなく、リニモテラスでの開催だが、どちらの場所も顔見知りが増えて、行けば世間話ができる。今やなくてはならない場だ。
愛の古戦場
今度イベントでお世話になる、私より年上の女性に会いにいく。
なんとなくお互いの近況報告から身の上話になる。それはまさに愛の古戦場についての話であった。
愛はときに憎悪に変わる。それが二人だけの間だと、時に破滅を導く。
でも、二人以外にたくさん人がいると、憎悪がうまい具合に薄められ、なんとかやり過ごすことができたりする。
昔はそんな場が、今よりもあったのだろうか。それとも、今の私たちは助けを求めることが苦手になったのだろうか。
いずれにしろ、そんな愛をめぐる戦いが増えていること、そして、人のつながりが弱くなっていることは、統計的にも現れている。
愛の古戦場は、まだ、熱く燃えている。
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