織姫のこごと
梅雨の真っただなか
いちかばちかで君に会えた
せっかくの一夜の時間をさいて
不平不満をたらす君
七夕が梅雨明け前なのは
なんてったって底意地がわるいわ
天の川があふれるんなら
泳いで会いに行ってやる
出来もしないことを口走ったあとに
相合傘ってのがあるんだって
雨が降ったら私たちは会えないのにね
なんて言ったから
次会える時には
2人で傘の下を歩こうと小指をむすんだ
きみに会える日に合わせて
不恰好な傘を用意してみたものの
どうやら出番はないみたいだ
ごきげんな君と傘の下を歩く
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