あの人と私との間には 大きな崖があるのだと思っていた だがしかし、地続きの先に テストの答案用紙につけられたペケのように 雑に線がひかれているくらいだろうか 超えるときにハードルも何もなく 思い切って超えようとする必要もなく 何気なく乗り越えてしまえる そんな線があの人と私を分別している というかその線を引いたのも自分自身で、 線を超えてはいけないという自戒を解いた時 この線ってなんだっけ? 大事だったんだっけ?となるのかも? あの人だって愛に囲まれていれば 毎日帰ればハ
少々violenceなタイトルで登場です。 あ谷です。 突然ですが、一目惚れとかいう単語の扱われ方が好きではありません。とかいう単語、なんて言ってしまっていますからね。よくないね。 字面のこのなんとも言えないキュートな感じは 唯一無二というか素敵だよね〜、 ってはすごく思います。思うんです。 ですが、私はなんとも思うのです。 自分の恋路を美談にするために、 一目惚れとかいう単語を使うな!と。 別にいいだろ、そう思いますよね。 そうなんです。 なのでなんでそう思うんだろ
梅雨の真っただなか いちかばちかで君に会えた せっかくの一夜の時間をさいて 不平不満をたらす君 七夕が梅雨明け前なのは なんてったって底意地がわるいわ 天の川があふれるんなら 泳いで会いに行ってやる 出来もしないことを口走ったあとに 相合傘ってのがあるんだって 雨が降ったら私たちは会えないのにね なんて言ったから 次会える時には 2人で傘の下を歩こうと小指をむすんだ きみに会える日に合わせて 不恰好な傘を用意してみたものの どうやら出番はないみたいだ ごきげんな君と傘
雨が降る日は傘を忘れずに だいすきなあなた どうか雨に濡れないで 雨が降る日は傘を忘れずに あたしにさしてくれた傘 きっとまたあいつにさしてるんでしょう あなたの肩だけが濡れてる相合傘 あたしはそれがちっとも気に食わない あたしの肩、濡らすのに あたしの傘は跳ね除けたあなた あなたの肩、濡れてるのに あなたはそれが好きなのね 今でもきっと 傘忘れちゃったって あなたがこまってたら、 だいきらいなあなた 雨が降る日は傘を忘れずに