📘ペインクリニック・緩和医療④：ペイン・緩和領域の神経ブロック | 麻酔科専門医試験対策 青本online

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【🌟☆☆】：直接聞かれることはないが，基礎知識として必要
【🌟🌟☆】：問われる可能性があり，おさえておいたほうがよい．
【🌟🌟🌟】：問われる可能性が高く，重要です．

🔑 KeyWords

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星状神経節ブロック：SGB　腹腔神経叢ブロック　内臓神経ブロック　くも膜下フェノールブロック　嗄声　Horner症候群　Horner徴候

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🔵 星状神経節ブロック

Q.  【🌟☆☆】 星状神経節ブロックの代表的な適応疾患を挙げてください．

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• 主に上肢・頭頸部の疼痛性疾患（CRPS，帯状疱疹後神経痛，幻肢痛，各種頭痛など），上肢の循環障害（Raynaud症候群，動脈閉塞症など），

• 膠原病（強皮症，CREST症候群など），血管性病変（血行再建術後など），およびその他の疾患（突発性難聴，メニエール病，多汗症，顔面神経麻痺など）などです．

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Q.  【🌟☆☆】 星状神経節ブロックはどのような機序で効果を発揮しますか？

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• 交感神経ブロックによる血管拡張作用（局所血流の改善）や神経伝達の抑制よる疼痛軽減効果（交感神経系にも求心性の痛みを伝達する作用がある）によります．

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【補足・解説】

• 最近ではCOVID-19後遺症に対する有効性も報告されているようですが，これらは症例報告や小規模研究に基づくものであり，さらなる研究・報告がまたれます．

Q.  【🌟☆☆】 星状神経節はどこにありますか？

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• 第7頸椎（C7）横突起から第1肋骨頭の前方，長頸筋の前面にあります．

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【補足・解説】

• 解剖学的には下頸神経節と第1胸神経節が癒合したもので，約80%の人でこの癒合が認められますが，20％では認められないようです．

• 周囲の重要な構造物として，総頸動脈，内頸動脈，椎骨動脈，食道，気管などがあります．

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【補足・解説】

【参照】星状神経節ブロック

星状神経節ブロック（Google画像検索）