📘傾向と対策:呼吸生理・人工呼吸器 | 麻酔科専門医試験対策 青本online
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♦️ はじめに
生理学,極めれば最強理論武装完成.病態生理を深く理解するにはまずは生理学.でも極められない.せめて呼吸生理・循環生理はがんばって本を読もうと思い,そして読み切らず散っていく.奥深き学問.でも大丈夫.みんな一緒😊.
世の中にお掃除・整理整頓,ダイエットの書籍が尽きないのは,需要はあるけど誰も極められないから.医学書でもやさしい生理学系の本や心電図,血液ガスの本が出続けるのはおそらく同じ理由.苦手だけど頑張ってこれからもつまみながら読んでいこう笑.
呼吸生理自体のこまかなところが口頭試験で問われることはないでしょうが,最近は麻酔器のグラフィックスの出題が数多く出題されています.
典型的な波形やトラブル時の変化はおさえておかなければ会場でのフリーズ待ったなし!ここでは最重要のものを取り上げて簡単に解説していきます.
古い麻酔器は回路内圧くらいしか表示されませんが,最近のはF-V,P-Vループ,流量モニターなどしっかり表示されて面白くなりましたね!(え?興味ない?笑)
♦️ カプノメトリ・カプノグラム
見ない日はないカプノグラム.導入後に換気してカプノが表示されるときの幸福感. そんなカプノが口頭試験で出るのは波形の変化か消失時の鑑別でしょう.
Ⅱ相の右肩上がり:気管支痙攣,喘息発作.聴診しろ.
基線が0にならない:再呼吸だ.二酸化炭素吸収剤の劣化を疑え.
突然消えた!:呼吸回路の外れやリーク.よく見ろ.肺血栓塞栓症か静脈空気塞栓か?TEE持って来い!
♦️ フローボリューム曲線(F-V曲線)
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