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📘産婦人科手術⑥:特殊な症例:脊髄損傷・妊婦の蘇生処置 | 麻酔科専門医試験対策 青本online

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【🌟☆☆】:直接聞かれることはないが,基礎知識として必要
【🌟🌟☆】:問われる可能性があり,おさえておいたほうがよい.
【🌟🌟🌟】:問われる可能性が高く,重要です.


🔑 KeyWords


抗リン脂質抗体症候群:APS 深部静脈血栓症:DVT 死戦期帝王切開
脊髄損傷 産褥出血



🔵 妊婦の抗凝固・抗血小板療法


Q.  【🌟☆☆】 妊婦の抗血栓療法はどのような場合に行われますか.


  • 妊婦の抗血栓療法は,不育症や抗リン脂質抗体症候群による習慣性流産の予防,人工弁置換後の血栓予防,深部静脈血栓症や肺塞栓症の既往または高リスク例での予防,先天性・後天性の血栓性素因を持つ症例,そして胎児発育不全(FGR)の治療などに行われます.




Q.  【🌟☆☆】 産科領域におけるDVTの高リスク群と最高リスク群は何ですか?



Q.  【🌟☆☆】 抗リン脂質抗体症候群(APS)とはどのような疾患ですか.


  • 抗リン脂質抗体の存在により,動静脈血栓症や習慣性流産などの妊娠合併症を来す自己免疫疾患です.

  • 抗カルジオリピン抗体,ループスアンチコアグラント,抗β2グリコプロテインⅠ抗体のいずれかが12週間以上の間隔を置いて2回以上陽性であることが診断に必要です.原発性APSの他に,全身性エリテマトーデス(SLE)に30〜40%合併する二次性APSがあります.


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